腕時計の代名詞ロレックス ミルガウスをつける男性に私が惹かれてしまうわけとは

誰でも知っている時計ブランドのひとつと言えば、スイスの時計メーカー、ロレックスです。
私自身もロレックスが好きで、いくつか所有しています。


ただ、私は女性なのでつけられてもレディースモデルかボーイズサイズのみ。
グッとくるシリーズは男性モデルしかないことが多く、その点は女性として寂しいところです。


個性的なロレックスをつけたくても、サイズが合わない悲しさ…!
そんな男性モデルへの憧れを込めて、実際に男性がつけていてグッときたロレックスを1本、ご紹介したいと思います。

そもそもロレックスは人気の定番モデルが多い

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ロレックスは素材の質が良く、デザインにも普遍性があり、イメージが古くなりません。
それゆえ、ロレックスは人気の定番モデルが多いくなっています。


例えば、黒のサブマリーナ。

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オフィス街でよく見かける時計です。
スーツにもカジュアルな服装にも合うデザインですから、人気があるのも肯けます。
ただ、ユーザーが多いので、ちょっと見慣れてしまっているところがあります。


他には、ロレックスで一番人気のデイトナ。

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デイトナは確かに、とてもとてもカッコいいロレックスらしい一品です。
ですが、レア度を知っているので、探すのが大変だっただろうな〜とか、正規店で買ったのかな〜とか、余計なことに意識が行ってしまいます。


デイトナは人気すぎて、正規店では普通に店頭に並ぶような品ではなく、何度もお店に通って常連にならないと入荷を教えてもらえないようなモデルだからです。


定番中の定番、デイトジャストに至っては、つけている人の多くがシックなローマン数字。
確かにローマン数字は素敵ですが、やはりベーシックすぎて、上品さは伝わってきますが、時計そのものから、その人の個性はあまり見えないイメージです。
そういった意味では、「オトコの主張」が見えづらいかもしれませんね。

ロレックスの中でもとりわけ知的に見えるミルガウス

ダイバーのための時計と言えば、サブマリーナ、ディープシー。
世界をまたにかけるパイロットやビジネスマンのための時計と言えば、GMTマスター。
スポーツマンのための時計と言えば、デイトナ。
探検家のための時計と言えば、エクスプローラー。
どのシリーズも、その世界観と開発秘話に、ワクワクしてしまいます。


けれど、これらの人気モデルはどちらかと言うと「アクティブな男性」のイメージです。
外に出て行動して、さまざまな場所を飛び回り、自分の領土を広げていく。


そんな男性はわかりやすくカッコいいのですが、一方で、内向的で繊細な世界で活躍する男性のことも、実は女性は好きなのです。


そんな知的で繊細な男性のイメージにぴったりなのが、ミルガウスです。
ミルガウスは、科学者のための時計。


『ロレックス ミルガウスは科学業界の要望に応えるべく、最大1,000ガウスまでの耐磁性を実現した。
一般的な機械式時計の信頼性と精度は50~100ガウスの磁場で影響を受ける。
しかし、多くの科学者が、研究の過程でその数値をはるかに超える強力な磁場にさらされている。
ロレックスはその解決策として、世界に先駆けて卓越した耐磁性を誇るミルガウスを開発した。
時計の名前の「ミル」はフランス語で「1000」という意味である。
ミルガウスはとりわけ、ジュネーブの欧州合同原子核研究機構(CERN)の科学者が着用する時計として有名になった。』*1

クールなデザインと特殊すぎるパーツ

時計は、磁気が大敵です。
スマートフォンのスピーカーと時計をぴったりくっつけてしまうと、磁気帯びして時計が狂ってしまうことも。


一般社団法人日本時計協会のウェブサイトによると、一般の時計の対磁性能は約20ガウスと言われています。
1,000ガウスの対磁性を誇るミルガウスの凄さが、わかって頂けるでしょうか。


ミルガウスは、耐磁性に優れた独自のキャリバー3131を搭載しています。
文字盤の時間表示はバータイプで、バーにはルミネッセンスがついており、光を蓄えれば暗闇で光るところも優秀です。


しかも分表示はアラビア数字で、視認性もばっちり。
ミルガウスのみに採用された、高い耐傷性と耐蝕性を持つグリーンサファイアクリスタルがとってもクールで、知的さを演出してくれ、オレンジの稲妻デザインの秒針がさりげなく個性的です。


ミルガウスのデザインはあらゆるファッションに馴染みます。
一見するとその存在はただただスマートで、静か。
「特別目立つ変わり者」といった様子はありません。


けれど、一つずつじっくり見ていくと、あらゆるパーツが個性豊かで独特、ハイクオリティなのです。
そんなところが、まるでつけている男性を表しているかのように思えて、ときめいてしまうのです。

ミルガウスユーザーの男性と出会って気付いたその魅力

私がこのようにミルガウスの魅力に惹き込まれたのは、現実であるミルガウスユーザーに出会ったからです。


時計好きの私は、仕事場で男性の時計を無意識に見てしまう癖があります。
別に高い時計でなくても、その人のキャラクターに合っている時計をしている人は個性が出ていて良いな〜と思います。


あえて時計にお金はかけないと宣言している男性もいて、そのポリシーも良いな〜と思うタイプです。
つまり、その人らしさがモノ選びにばっちり反映されていると、グッとくるのです。


はじめてミルガウスユーザーと出会ったのは、取引先での商談の場でした。
この取引先が大学の研究施設で、まさに研究者がいる場所。
このときの私は、ミルガウスについてまだそこまで興味がありませんでした。


私の仕事柄、白衣を着た先生や助手さんたちと会うことはしょっちゅうでしたが、その方は40代くらいの眼鏡をかけた一見特徴のない男性でした。
白衣姿でもなく、ノーネクタイにワイシャツで紺の作業着ジャンパーです。


私は、
「この人なにやらロレックスマークがついた時計をしているな」
と気づきはしたのですが、これはなんのシリーズだったかな…とモデル名を思い出せませんでした。


「なんだか不思議な文字盤の色だな〜、ターノグラフではないよな〜、クラスプのデザインを見ると古いものではなさそうだ。それにしてもなんだろう、この謎の知的さとクール感は…。」
と、商談中にもかかわらず、目線が腕に釘付けです。


「さわやかなスポーツモデルにはない、この時計の独特の色気はなんなのか…。」


あとで調べたところ、「ミルガウスだー!」と気づき、興奮しました。
文字盤がつかみどころのない独特な色合いになっていたのは、グリーンサファイアクリスタルと文字盤の色が重なったからだと分かりました。
なんて心をくすぐるデザインなのでしょう。


そんな心ここにあらずな商談でしたが、うまくまとまったので、私はその男性とふたたび会って時計の話を聞く機会を得ることができました。


その方は、
「女性からミルガウスの話題を振られると思わなかった(笑)」
と照れながらも、下記のようなことをおっしゃっていました。


「研究施設で管理の仕事をしていると、耐磁性能はもちろん必須。それだけでなく現代は、私たちの周りは磁気製品で溢れています。
こう言ってはなんですが、サブマリーナユーザーが毎月海に行って水深300メートル潜っているかといったら、そういうことはまれです。
現実的な話になりますが、その高い防水性を日常で享受しているシーンはおそらく少ないと思います。
つまり多くの人は、その時計の誕生秘話や世界観に魅力を感じているってことですよね。
しかし、ミルガウスは実用的そのもの。
現代生活においてオーバースペックすぎるということはありません。
実際私は研究施設で働いているし、時が狂うスキのない時計にしたかったから、これを選んだのです。」


ミルガウスは、現代において時を極めた時計。
室内で活躍する男のロマン。ミルガウスを活用するその男性の答えは、私の時計大好き心を鷲掴みにしました。

ミルガウスを選ぶ、その独自性に惹かれてしまう

念のためお伝えしておきますが、ミルガウスはけっして不人気なモデルではありません。
2007年に復刻した際は、プレミアがついたこともあります。


しかし、ロレックスの中では異色の存在感を放っていますし、このモデルは認知度がそこまで高くないので、パッと見てロレックスとわかる人は少ないと思います。


それゆえ、この時計を選ぶには特別な理由があると確信するのです。
せっかく高いお金を出すのだから、ロレックスだとわからなきゃステータスがないとお思いの方もいるかと思いますが、ミルガウスは、「わかる人にはわかる時計」。


そもそもロレックスなので、使っている素材が抜群に良いわけで、その質感や重量感で、モノ自体の良さは伝わります。
時計に詳しくない女性でも、常に品質の良いものを選ぼうとしている人には、きっとわかります。


ミルガウスを選ぶ男性は、きっと時計だけでなく、自然と随所にセンスがにじみ出ている人。
人気モデルの良さも認めつつ、マジョリティは好まない、そして良いものを知っている人。


ミルガウスのように、「俺の魅力はわかる人にわかればいい」という自信すら感じられ、そこにまた惹かれてしまうのです。


*1
引用元:ロレックス公式サイト
https://www.rolex.com/ja/watches/milgauss.html

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佐久間 玲
大学卒業後、多種多様な業界で営業職を経験し、さまざまな商材を扱う。その後、フリーのライターとなる。

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