ハゲでも薄毛でもイケメンになれる 美容師が提案する男のオシャレポイント

髪の毛の悩み。

女性ならば

「カラーのしすぎで髪の毛が痛む」

「くせ毛だから雨の日にふくらむ」

などが悩みとして上がります。

 

しかし、殊に「薄毛の男性」にとっての髪の毛の悩みと言えば、文字通り、

「髪の毛の存亡にかかわること」

でしょう。

 

過去に、

「ハゲてる人でもアイテムにこだわればモテる!」

という記事を書きました。

 

そこで紹介したメガネやジャケットへのこだわりは、ハゲリシャスがモテるための超基本マストアイテムです。

なお「ハゲリシャス」とは、「イケてるハゲ」の呼称です。

響きもカッコよく、前向きになれるネーミングなので、どんどん使っていきましょう。

 

しかし、そもそも薄毛をどのように処理することが最高のオシャレヘアとなるのでしょうか。

髪の毛のプロである、美容師たちの意見を聞きながら、今後の髪の毛の行く末を検討してみましょう。

 

中目黒の美容師(男)からのご意見

 

私の10年来の友人であり美容師であるFは、某大臣のヘアスタイリストを任されている、イケメン美容師です。

顧客層は女性を中心に、30代~50代の男性を得意としています。

 

薄毛、いわゆるハゲかけている人の髪の毛をカットやセットするとき、実際どうするのかを尋ねてみました。

と、その前に一つ、驚きとともに感動したことがあります。

美容師の間では「ハゲ」というワードは普通に飛び交います。

ハゲに対する侮蔑や嘲笑の色など、微塵もありません。

仕事だから当然なのですが、ここまでサラッと会話に「ハゲ」が盛り込まれる業界も、美容業界以外にはないだろうな、と妙に納得してしまいました。

 

「ハゲってさ、なんで目立つかっていうと、密度なんだよね。髪の毛の密度が少ないからそこに目が行くの。あと、トップかフロントからしかハゲないから、ぜったいに」

 

出典:厚生労働省/RiUP X5説明書p7

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000037183.pdf

 

たしかに、思い返すと、薄毛のほとんどは、トップかフロントのどちらかが多いです。

そして、フロントと言えば「M字ハゲ」など、有名な代名詞にもなっています。

実は、これには立派な理由があるのです。

 

私たちは、口を動かしたり笑ったりすることで「表情筋」と呼ばれる複数の筋肉が動きます。

そして、表情筋はこめかみ方向へとつながります。

また、肩や首を動かすことで「僧帽筋」などを使い、その動作は後頭部へとつながっています。

 

つまり、日常生活でこれらの筋肉群を使うことにより、筋肉の伸縮が起き、血行が促進されます。

それにより、頭皮の血流も促されるため、サイドや後頭部、襟足などはハゲにくいのです。

 

出典:厚生労働省/人体各器官名称(筋・腱・靭帯各部位)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000057139.pdf

 

「もうね、その少なくなった髪の毛の密度を、目立たせないようにするしかないの。

だから、サイドや後ろのボリュームをわざと減らして、全体的な密度のバランスをとるの」

 

美容師は通常、髪型オンリーではなく、顧客のトータルバランスを重視します。

顔の骨格、パーツの大きさや配置、首の長さ、身長や体形などなど。

それらをトータルで見て、ベストなヘアスタイルを提案します。

 

しかし、薄毛やハゲの場合、トータルバランスを無視してでも、

「低密度の頭髪部分への視線を散らす方法」

をとるのです。

 

「だから、密度の濃い部分をあえて少なくして、密度が少ない部分との差をなくすことは絶対だね。オレはそうやってリカバリーしてる」

 

不足する部分をどう補うか、ギブ&テイクの極限状態と格闘しながら、プロはハゲリシャスたちに希望を与えているのです。

 

美容師Fが、ある意味、もっとも大切な核心部分について教えてくれました。

 

「結局、“美意識”なんだよね。ハゲだからなに?って感じなの、オレ的には。ハゲてるなら、眉毛やヒゲをオシャレにすること、あとはマメに髪型を整えること。そっちのほうがよっぽど大事ね」

 

出典:外務省/安倍総理とミシェル次期欧州理事会議長(ベルギー王国首相)との会談

https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ep/page4_005308.html

 

美意識の高いハゲリシャスたちは、2週間に1回のペースで髪型を整えに来るそうです。

そして、それらハゲリシャスに共通することは

「社会的地位が高い、または、多くの人から見られる仕事や立場にいる」

ということ。

 

例えば、社長なら社員から毎日見られます。

接客業のマネージャーも、常に顧客やスタッフから見られます。

芸能人や政治家も然り。

 

多くの人から「見られる」仕事や立場の人ほど、美意識は高いとのこと。

単に“チャラチャラしていることが美意識”、だと思ったら大間違いです。

一流のビジネスパーソンはみな、美意識が高いのです。

 

ニューヨーク帰りの表参道の美容師(女)からのご意見

 

さて、お待たせしました。

ハゲリシャスだけでなく、男性陣が「見た目」に対して恐怖を抱くターゲットは、ズバリ、女性です。

女性ほどうるさく、細かく、自己中心的な意見をズケズケと言い放つ生き物はいません。

その、女性側の美容師を代表して、ニューヨーク帰りのスーパー美容師Sに、ご意見をいただきましょう。

 

「えっとね、あたしのお客さんのハゲは、ほぼ全員パーマ。やっぱ、柔らかいイメージの男性のほうがモテるじゃん?女性には。それに、パーマかけるとオジサンぽさが消えるし」

 

のっけから鋭すぎるご意見、ありがとうございます。

ということで、薄くなった頭髪にパーマをかけることで、ふんわり柔らかなイメージを作るそうです。

同時に、ペタっと頭皮に張り付かない分、少ない髪の毛が目立たなくなるとのこと。

 

「あと、M字(ハゲ)の場合は、あえて重く切ったり、そこの毛量増やすためにレイヤーいれなかったりするね」

 

先ほどの、男性美容師Fと似た意見です。

通常のカットでは、全体にレイヤーを入れ、髪の毛に軽さを出すことで“動き”が生まれます。

しかし、M字(ハゲ)のように「部分的に隠したい」場合は、その部分だけレイヤーを入れず、長さやボリュームを残します。

あとはセットでしっかり整え、リカバリー完了。

 

小ネタとして、こんな苦労話も出てきました。

 

「メンズヘアメイク頼まれたとき、いわゆる芸能人ね。ハゲてる部分にアイシャドーポンポンして隠したことあるよ。ライティングで汗かくし、脂も出るから落ちちゃうし、ウォータープルーフが絶対条件だったよ」

 

アイシャドーは、女性用のメイク用品です。

まぶたにポンポンすることで、女性らしく魅力的な目を作り出します。

その「ウォータープルーフ版」を、頭皮にポンポンする。

――そこまでして、薄毛を隠したいものなのでしょうか。

 

「芸能人はね、1ミリが勝負。1ミリでも多く、髪の毛が生えてるかのように見せるの。でもその1ミリで、横顔の印象とか全然変わるからね」

 

モニター越しに見る芸能人は、みなさんカッコいいですよね。

その裏では、こんな涙ぐましい努力や執念があることを、念頭に置きながら彼らを応援するようにしましょう。

 

「あとは、残ってる毛(ハゲてない部分の毛)を巻いたり、逆毛にしたり、とにかく量が増えて見えるように何でもやる。いまが大事だから、彼らは」

 

テレビに映るその一瞬だけでも、最高に輝いていなければならないのが、芸能人の使命です。

一般人の薄毛の悩みなど比にならないほどの、重く大きな十字架を背負わされているのです。

 

最後に、ちょっと面白い情報を教えてくれました。

 

「お客さんでさ、韓国で植毛してきた人がいるのよ。M字(ハゲ)なんだけど、後頭部の髪の毛をM字の後退してる部分へ移植したの。そしたら、ちゃんと生えてくるの!しかも移植元の後頭部からも生えてきて、今じゃ全体的にフサフサよ!」

 

詳しく聞くと、移植後、一発目に生えてくる髪の毛はちぢれ毛で、二度目に生えてくる毛は他の髪の毛と同じものが生えてくるそう。

その後は、普通の髪の毛がしっかり生えてきている、とのこと。

 

副作用(長期間のダウンタイム)として、術後1年くらいは、移植部分の皮膚が引っ張られて痛いそうです。

それでも、「消えた前髪」が戻ってくる喜びを超える痛みには、なりえないでしょう。

 

韓国は「おでこ」が丸くて広いことが、美の象徴とされます。

そのため、世界的にもヘアライン(髪の生え際)の整形手術が進んでいます。

男性だけでなく“M字額”の女性も、こぞって、丸くてきれいなおでこを作るために、自毛を移植するそうです。

 

総括

2人の友人美容師が口をそろえて言うのは、

「髪の毛だけにこだわらず、眉毛やヒゲ、その他の身だしなみを整えることのほうが重要」

ということです。

 

とくに「眉毛サロン」はおススメとのこと。

顔の印象の8割は眉毛で決まる、と言っても過言ではありません。

それほど、眉毛が支配する「顔の印象操作」の影響力は大きいのです。

 

出典:厚生労働省/国立がん研究センター(KNOW HOW TOまゆ毛の脱毛に、誰でもできるケア!)

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/appearance/nohowto/bessatsu_no_how_to_mayu.pdf

 

よく、男性で、びょーんと1本だけ長く飛び出た眉毛を見かけます。

これは、毛周期やホルモンバランスの乱れからくる老化現象の一つです。

その1本の眉毛が命取りとなり、すべてのオシャレが台無しになっていることに、気が付いていない男性は多いのです。

 

ハゲリシャスのみなさん、髪の毛へのこだわりと同等のこだわりを、眉毛やヒゲにも注ぎましょう。

そして、さらなるオシャリシャスを目指しましょう。

 


浦辺リカ
猟銃・空気銃所持許可、二級ボイラー技士、アーク溶接作業者、ブラジリアン柔術紫帯