事業失敗と重度のうつ病で人生終わったと思ったが、最も大切なことを学んだ話

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「私達、どうなっちゃうの?」妊娠7ヶ月だった妻はそうつぶやきました。


2015年の春、私は起業に失敗し、過労と実家との関係悪化により重度のうつ病に・・・
妻からすれば、初めての出産を間近に控え、旦那がうつ病なんて不安でしょうがなかったでしょう。


私自身も、自分のせいで妻を苦しめている罪悪感、事業に失敗した無力感、うつ病による無気力で生きていく自信を失っていきました。


そんな私がなぜ復活して働けるようになり、また再起業にチャレンジできているのか・・・
そこには、絶望の中で学んだ「人生で最も大切なこと」がありました。

大学卒業時、就職を断り経験も知識もないまま独立

私は大学生時代、スポーツトレーナーを目指していました。


一流アスリートのトレーナーとして働いたり、難関資格を複数取得したり、学生ながらかなりの経験を積んでいました。
ゼミの先生がトレーナー業界で権威だったこともあり、自ら就活しなくても就職先を8社ほど紹介してもらえました。


ですが実際にトレーナーとして現場で働いてみて「なんか違う・・・」とトレーナーでの将来に疑問を持ち始めていた私は就職を断ったのです。


そんな時、知人から「ネットワークビジネス」に誘われるようになりました。
両親も医療系の仕事をしており、自分自身もスポーツしかしてこなかった私にとって初めて知る「ビジネス」はとても新鮮で魅力的に見えました。


「こんな世界があったんだ!」と興奮を覚えた私は、ネットでお金の稼ぎ方について調べました。結局ネットワークビジネスはやりませんでしたが、インターネットを使ってビジネスができるということを知り「ビジネスでお金持ちになる」と決意します。


最初は転売から始めました。自分の不用品を売ったり、知り合いの不用品を売らせてもらったりして軍資金を作ります。
そのお金を使ってアメリカや中国から商品を輸入し、日本で販売していきます。最初の1年は右肩上がりで成長し、西麻布の家賃15万円の物件に住むこともできました。


ですが、そんなラッキーパンチは長く続きません。

結婚のために地元に帰るも、働けど働けど稼げずうつ病になり事業廃止

転売をやりながらも、将来は「コピーライティングで稼げるようになりたい」と考えていた私は、様々な本や教材を買って学びつつ、知り合いの経営者に営業して仕事をもらうようになりました。


ちょうどその頃、為替が大きく変わり輸入しても利益が出なくなってしまいました。
これをきっかけに転売を辞めて、コピーライターとして活動していくことにします。


さらに付き合っていた彼女(今の妻)と結婚することになったため、子育てのことも考え地元に帰ることになりました。


コピーライターとしての経験はほとんどなかったのですが、地元なら生活費も安いし、十分やっていけるだろうと甘く考えていました。


しかし現実は甘くありません。地元の人にコピーライティングの話をしても全く伝わらず、ネットで営業しても経験がない私は相手にもされませんでした。


毎日5:30から23:30まで働くも生活費も稼げず、焦燥感と無力感に襲われます。
私生活でも悪いことが重なり、どんどん体調を崩していきます。


ついには動悸が止まらなくなって病院に行くと「うつ病」と診断されました。
その頃には、貯めた資金も底をつき、事業は廃止。その時、妻は妊娠7ヶ月でした。

第一子誕生も、重度のうつ病で毎日2時間の点滴

妻と生まれてくる子供に対して申し訳なくて、夫として父として情けなくて、本当に苦しかったです。


不幸中の幸い、出産は何事もなく、元気な男の子が誕生しました。
長男が誕生した瞬間、家族が増えた喜びや妻や子供に対する申し訳なさ、自分に対する情けさなど、様々な感情が入り混じり、しばらく泣き続けたのを覚えています。


その後、さらにうつ病が悪化し、毎日2時間の点滴を受けていました。
食事を食べるのすら辛くて、毎日布団の中でぼーっと過ごしていました。


そんな時、となりで点滴を受けていた患者さんが急に発作を起こします。
駆けつけた看護師さんに助けられているのを他人事のように見ていましたが、ふと気づきました。


「俺もこの人と同じ状態なんだ」。

家族に救われる

うつ病になってから意味もなく涙が出るようになりました。
何も起こっていないのに、ただ気持ちが苦しくなり涙が出るときがあります。


そんな自分に対して「何もないのに泣くなんて・・・」とさらに自己嫌悪に陥ります。
そんな自分を助けてくれたのが愛猫でした。


今でもなぜかわかりませんが、涙を流すたびに枕元に来て、私の涙を舐めてくれました。
ただの猫の習性なのかもしれません。


でも当時の私には愛情を感じられて、生きる活力になりました。
猫がいなければ、私はどうなっていたかわかりません。


妻の両親にも助けられました。離婚を迫られても文句の言えない状況だったと思います。
ですが私を責めるどころか、失敗した事業や病気のことに触れることもなく、うつ病で毎日休んでいるだけの私にも普通に接してくれました。
妻の両親の暖かさや優しさがなければ今の自分はないでしょう。


そして何より妻です。事業に失敗し、収入もなくなった夫に対して一言も文句も言わず、ゆっくりと休ませてくれました。


私がうつ病になった時は「私達、どうなっちゃうの?」と不安な気持ちを言葉にしたことがありましたが、その後はいつも通り私に接してくれました。
妻がいなければ、 今の自分も家族もなかったでしょう。


家族の愛情のおかげで徐々に体調は回復し、うつ病と診断されてから1年後には会社員として社会復帰することができました。


そして1年半ほど会社員として働いたあと、副業としてまたライターにチャレンジ。
今度は失敗した経験を生かし、副業ながら会社の給料を超える報酬を得られるようになりました。
そして2019年9月いっぱいで退職し、再独立を果たします。

人生で最も大切なことは・・・

これらの経験から私が学んだ「人生で最も大切なこと」は「無償の人間関係が何よりも財産」ということです。


起業当時の私は、お金稼ぎのことしか考えていませんでした。
人間関係もお金のためと割り切った関係ばかりで、ビジネスに繋がるかどうかで人を選んでいました。
お互いが「いかに自分が利益をとるか」ばかりを考え、心の繋がりはなく、仕事が終われば関係は終わりです。実際に、当時できた人間関係で今でも繋がっている人はほとんどいません。


逆に、私が事業に失敗してうつ病になった時に、家族が私にしてくれたことは「無償の愛」だったと思います。


もちろん、早く回復して稼いでもらわないと困るという考えはあったと思いますが、何の見返りも求めずただ私のことを思ってくれました。
そしてたくさんのことをしてくれました。これは私にとって初めての経験で、私の心を大きく成長させてくれました。


当時、家族に対する申し訳なさ、自分に対する情けなさと無力感、うつ病による無気力で本当につらかったです。


ですがそんな中でも、家族の愛情にふれるたび、大きな幸せを感じることができました。
それは決してお金では得られないものです。


もし事業に失敗せずにあのまま成功していたら、私はおそらく調子に乗って散財や浮気をしていたかもしれません。 目先の利益や快楽に走って、最も大切なものを見失っていたと思います。


今では家族が一人増え、妻と子供二人と愛猫一匹と幸せに暮らしています。
仕事をしながらも、毎日必ず家事や育児をする時間を4時間ほど作っています。
私が家族に注ぐ時間も無償のものですが、それはかけがえのない時間で、愛する人に注ぐ時間そのものが自分に幸福を与えてくれると強く実感しています。

仕事もうまくいくようになった

そして「無償の人間関係」を意識するようになってから仕事もうまくいくようになりました。
ポイントは以下の3つです。

  1. 仕事のやりがいがましてモチベーションが高まる
  2. 紹介で人と繋がり、仕事に困らない
  3. 価格競争から抜けられて、利益率アップ

仕事のやりがいがましてモチベーションが高まる

人と仕事をするとき「この人に無償で貢献できることはなにか」という視点で接するようになりました。


仕事なのでもちろんお金はいただきますが、いただいたお金以上に貢献しようと、できることがあれば積極的に行います。


感情面でもプラスになってもらおうと、できる限り温かい気持ちになってもらえるような、愛情のある言葉をかけるように意識しています。


その結果、クライアントとの関係性が良好になり「この人に貢献したい」と自然に思えるようになります。
多少面倒な仕事でもモチベーションが高いまま取り組めたり、契約以上の仕事も気持ちよくできるようになりました。


このように「無償の関係性」を築くことを意識することで、クライアントの満足度があがり、関係性も良好になることで、次の仕事にもつながります。

紹介で人と繋がり、仕事に困らない

クライアントに満足してもらい、信頼をしてもらえることで、知り合いを紹介してもらえるようになりました。
私は小規模店舗の経営者から受注することがあるのですが、実際に知り合いの経営者を紹介してもらっています。


信頼する経営者からの紹介なので、最初から信頼して話を聞いてもらえます。
商談もスムーズに進み、自ら新規営業に行かなくても素晴らしいクライアント様に恵まれるようになりました。

価格競争から抜けられて、利益率アップ

さらに、価格競争から抜けることもできます。
値下げをしなくても「あなただから」という理由で発注してくれるようになりました。


さらに、契約以上の貢献をすることでクライアント様から「申し訳ないからお金払わせて」と言っていただけるようになりました。


値下げをしなくても、人と人との強固なつながりで、望む単価で仕事を受けることができています。

まとめ

絶望的な状況を経験し「人生終わった」と思いましたが、何よりもかけがえのないものを学ぶことができました。


お世話になってるクライアント様にはプライベートでも誘っていただける機会が増え、とても良好な関係性の元に気持ちよく仕事をさせていただいております。


なにより毎日家事・育児をする時間を作ることで、妻とも子どもたちとも良好な関係を作ることができています。


無償の人間関係を構築するためには、相手に対して無償の貢献が必要になります。
それは仕事のように物理的なものもあれば、言葉などの感情的な貢献も含まれます。


無償の貢献をすることで、損した気分になる人もいるかもしれませんが、貢献することそのものが幸福感を味わわせてくれますし、相手がお返しをくれることもよくあります。
返報性の法則で有名ではありますが、相手に無償の貢献をすることで、一番得をするのは自分自身です。


もちろん、こちらが無償の貢献をしたにも関わらず、感謝もせずにさらなる貢献を求めてくる人も中にはいますが、そういう人とは関係性をつくらなければいいだけです。


そうしているうちに「無償の人間関係」が積み上がり、自分自身のビジネスも成長し、幸福度もどんどん上がっていく毎日を実感しています。


「誰かのために尽くしたい」と心から思い、実践すること。
そうすれば、仕事を成功させること、「魅力的な男」になることは決して難しいことではないのではないでしょうか。


橋本 直
大学は健康科学部に入学しスポーツトレーナーを志すも、卒業間近にビジネスの道を知り即独立。しかし4年で廃業。毎日2時間の点滴を受けるなど重度のうつ病と闘病の末、会社員から再起。副業からライターを始め、2019年10月に独立。小規模店舗のマーケティング・セールスライティングや、大手メディアのSEOライティングを主に行っている。

<Photo:Rex Pickar>


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