そのモテノウハウ大丈夫?「なぜモテたいのか」を見失わないようにしよう

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恋愛系の記事かぁ。次はなにを書こうかなぁ。


そんなことを考えながらネットサーフィンをしていたところ、次から次へと出てくる「モテるためのノウハウ」!


情報がたくさんあるということは、それだけ需要があるということなのでしょう。


でも、不特定多数にモテるためのノウハウって、なんだかちょっとズレたものが多い気がするんです。


たいして好きでもない人たちから好かれようとするより、好きな人を振り向かせることに特化した努力をした方がいいとは思いませんか?


「モテる」という言葉はつねに、「不特定多数から」という枕詞がつきますよね。
たったひとりの人から求愛されている人を「モテる」とは言いませんから。


だから巷に溢れるモテノウハウは基本的に、「不特定多数の異性(もしくは同性)から好意を向けられる」ことが前提となっています。


ここで質問。
不特定多数から好かれて、その後、どうするんでしょう?


ハーレムを築きたいとか、よりどりみどりの状況で選びたいとか、そういう願望があればまだわかります。


でも多くの人は、「好きな人に自分を好きになってもらいたい」「ひとりの人と真剣に恋愛したい」と思っているんじゃないでしょうか。


そう考えると、不特定多数にモテるためのノウハウって、あんまり意味がない気がしてきませんか?


いろんな人から好かれたとしても、気持ちに応えられるのはひとりだけしかいないんですよ。
だったら、最初から応える気があるひとりに好かれるように努力した方がいいんじゃ?と思っちゃいます。


それに、人間の好みなんて千差万別。
「万人から恋愛対象として好かれる努力」にどれだけ効果があるのか、ちょっと疑問です。


とはいえ、モテノウハウ全部を否定するつもりはありません。
モテノウハウには2つの方向性があって、わたしが「どうなのよ」と思っているのは、その片方の考え方です。


モテノウハウの方向性のひとつは、「好きな人に振り向いてもらうための自分磨き」。
もう片方は、「いろんな人に気を持たせうまくいきそうな相手を口説き落とすテクニック」。


前者は、恋愛としてどうこう、というより、人間としてより魅力的になるためにするものです。


たとえば、清潔感のあるファッションを心がけるとか、身体を鍛えるとか、聞き上手になるとか、笑顔を絶やさないとか、友人づきあいを大切にするとか。


自分の魅力を高め、多くの人に憧れられたい。自分自身に自信をもちたい。そういう類のもの。


こういう努力はとても素敵ですし、老若男女問わずにやっていくべきだと思います。


わたしが「なんだかなぁ」と思っているのは、後者の「だれか落とせそうな人を落とす」ほう。


良さそうな子がいたらとりあえずLINEを聞き、隙あらばデートに誘う。
都合よくコトを運ぶために口八丁でその気にさせ、付き合ったり一夜を共にしたら「攻略終了」。
この人は自分に気があるのか、体を許してくれるのが最重要事項。


「断られないために」と逃げ道を塞いでYESを引き出したり、「しぜんな流れのなかで」終電をすぎた時間まで引き伸ばしたり……。


残念ながら、そういう目線での「モテノウハウ」も少なくありません。


でも、不特定多数にモテようとする努力は、いったいどこに行き着くのでしょうか。


恋愛のゴールは人それぞれです。
付き合うことかもしれないし、結婚することかもしれない。


ただ、「お互いがいっしょにいることで幸せを感じる」というのは、だれしもが恋愛に期待することでしょう。


そう考えると、不特定多数にモテるための努力は、「攻略が楽しい」ことはあっても、「幸せ」につながるものではないと思うのです。


多くの人に好かれて、そのあとは?
一番良さそうな子を選ぶんでしょうか。それで幸せなんでしょうか。


そういう恋愛を否定するつもりはありませんが、わたし自身はあまりしたいとは思いません。
自分から「この人がいい」と思って、相手にもそう思ってもらいたいからです。


不特定多数の人に好かれるためのモテノウハウって、順番が逆なんですよね。
自分から好きになるのではなく、あくまで好きになってもらうための努力。


でも気持ちに応えられるのが原則としてひとりなら、まずその「ひとり」を見つけてからの話じゃないのって思うわけですよ。


自分から好きだと思った相手のための努力なら苦になりませんし、その相手にだけ真摯に向き合えばよくなります。
その人のことを知り、その人が求めることをする。
それで振り向いてもらえればめでたしめでたし。


恋愛って、そういうものだと思うんですよね。


自分をよく見せるために偽って多くの人に好かれたところで、結局虚しいだけじゃないでしょうか。


そもそも、たくさんの人の好みに合わせて振る舞うなんて器用な芸当、なかなかできません。


気軽にデートに誘われたい人もそうでない人も、おごってほしい人もそうでない人も、おしゃれな男性が好きな人もラフでいいという人もいますよね。


いちいち相手の好みに合わせて「モテ」ようとするくらいなら、好きな人の好みにだけ合わせればいいじゃないですか。そっちのほうが確実ですよ。


モテようとする努力が悪いとか、そういうことを言いたいのではないのです。


ただ、「自分に不必要な努力をして自分が目指すものとはちがうところに行き着いても意味がないよね」というだけで。


そりゃ、どうせなら人に好かれたいですよ。嫌われるよりはるかにマシです。


でもそれは、だれに、どういうかたちで好かれたいのでしょうか。
そのために自分は、どんな人間になるべきなんでしょう。


そして大事なのは、そういう人間になったとき、自分は自分のことを好きでいられるかどうかだと思うのです。


口八丁で女の子を口説き落とす男と、好きな子に振り向いてもらうために努力する男、どちらが魅力的でしょう? どっちの自分になりたいですか?


「モテる」とはいっても、「自分を磨いて好きな人に振り向いてもらおう!」というベクトルと、「不特定多数からちやほやされたい!」は大きく異なります。


モテるための目的を明確にしない恋愛ノウハウを実行しても、思い通りの結末になるとはかぎりません。


「モテノウハウ」を片っ端から実行して踊らされる前に、「自分はなんのために、だれからモテたいのか」をはっきりさせることが大事なんじゃないかなぁというのが、わたしの結論です。


プロフィール:雨宮 紫苑(あまみや しおん)
91年生まれ、ドイツ在住フリーライター。Yahoo!ニュースや東洋経済オンライン、ハフィントンポストなどに寄稿。ブログ「雨宮の迷走ニュース」運営。著書「日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち」(新潮新書)

Photo by Ben White on Unsplash

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