出世する力とはセルフマネジメント能力

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野心にあふれる方にとって、出世とはいつだって重要な課題です。
なにせ恐れ多くも人の上に立つのですから。
リーダーシップが求められ、同時に人格の研鑽も求められる出世という挑戦。
その正体は、セルフマネジメント力(自己管理能力)だと定義できます。


出世したいと願う人は多いけれど、自己管理能力の高い人はそれほど多くありません。
なぜなら、セルフマネジメントは学校で習わないし、体系化されていないし、重要性もそれほど知られていないからです。


では、どうやってセルフマネジメント能力を身につけるのか。今回はその詳細に立ち入ってみようと思います。

人の上に立つ人間になるには

あなたはなぜ出世したいですか?


前提として、人の上に立つにはスキル面で高い能力が必要とされます。
ただし、これには功罪があると個人的には考えています。


なぜなら、上司の立場でスキルが高い場合、部下が悩んでいることや躓いていることが理解できず、「なぜできないんだ!」とイライラしてブラック化を招きかねないからです。


よって、スキルより大切なのが人柄や内面だと考えられます。
部下というものは本当に上に立つ人のことをよく観察しています。
矛盾、嘘、ごまかし、不正義、などがあればすぐに見抜かれ、失望を招いてしまうのです。


自分が部下の立場だった頃、上司の不誠実な態度に嫌気が差したことはありませんか?
それはそのまま、自分に返ってきます。

前山田健一氏のセルフマネジメント

ではここで、出世に欠かせないセルフマネジメント能力の模範例とはどのようなものか、確認していきます。


ぜひ探して見ていただきたいのが、2012年6月3日放送の、MBS『情熱大陸』の前山田健一特集の回です。


前山田健一氏とは、ももいろクローバーZやでんぱ組.incの楽曲を手掛ける、超有名音楽プロデューサーで、「ヒャダイン」の別名でも知られています。*1


少し古い放送回であるため動画を見つけるのが大変ですが、ダイジェストとして


●朝はスパッと起きる、現場に遅刻しない
●モラルを重んじ、アイドルと付き合わない
●狭い部屋でもできる限り散らかさない


など、さまざまなライフスタイルが取り上げられています。
前山田健一氏は、個人で活躍する音楽家なので、会社組織内の出世とはあまり関係がないですが、それでもセルフマネジメント力が優れているので取り上げました。


ここで大切なのが、「~ない」形の自分を縛るある種の「戒律」が存在することです。
通常、トッププロのライフスタイルを参照するときは、多くの人が「~する」と行動に注目します。
それらが成功体験をもたらしたと考えるからです。


しかし個人的にトッププロのライフスタイルから学ぶべきことは、「~ない」と何を自分に禁じているのかの部分だと考えます。


前山田健一氏なら、ダラダラ寝ない、アイドルと付き合わない、狭くても部屋を散らかさない、といった「~ない」の部分です。


これらの禁止事項は、自己管理能力の表れだと考えられます。
筆者は個人的にこの日の「情熱大陸」を何度も繰り返しみています。
夢を叶えるにはライフスタイルを整えることが大切だと考えているからで、この一流のクリエイターの日常をクローズアップした動画は非常に重要だと思っているからでもあります。

本田圭佑選手の意識改革

さらに、一流はライフスタイルだけでなく思考も似てくる例として、サッカーのトッププロである本田圭佑選手を考えてみます。


本田圭佑選手は、2019年12月13日、オンラインサロンを立ち上げると発表しました。
出資者には同じくサッカーの長友佑都選手、テニスの錦織圭選手、ゴルフの石川遼選手と、世界で戦う錚々たる日本人選手が並び、ゆくゆくは彼らがメンターとしてついてくれるというとんでもない価値を持ったオンラインサロンです。


注目なのはそのキャッチコピーです。


「意識が変われば、プロになれる」 *2


とあります。


そう、プロになるのは意識次第。
おそらく同様に、一流になるのもその延長線上にあり、意識次第だと考えられます。


もちろん、意識改革をすれば誰もが一流になれるとは限りませんし、誰もがみな出世してマネージャーになれるわけではありません。


そんなに甘い世の中ではないのです。
それでも、まず意識が変わらないことには、成長のスタートラインにすら、立つことができないのです。

自己管理能力=やる力+やらない力+望む力

そして、自己管理能力を分解した研究もあります。
それが、2013年の売れてるビジネス書ランキングで1位になった、健康心理学者ケリー・マクゴニガルの「スタンフォードの人生を変える教室」です。


同著では意思のあり方が問われています。また、


「自己管理能力=やる力+やらない力+望む力」


に分解し、この3つの力をバランスよく鍛えることが、自己管理能力を高めていくのだと解き明かしていきます。
そう、意思決定力はトレーニング次第で高められるのです。*3


同著では、さまざまなシーンで意思決定力が枯渇し、少しの油断が大きな挫折を招くとあります。


落ち込んでいるとき、眠たいとき、禁止されたとき…


そんなときに小さな挫折が起き、それが「どうにでもなれ」という“ヤケ“を起こして、人生の価値を大きく毀損してしまうのです。


よって、それらを適切に回避し、自分をコントロールしていくことが、反対に小さな成功を呼び、それが自信をもたらし、結果として価値を高めてくれるのではないでしょうか。


完璧な人間はいませんから、きっと前山田健一さんも眠いときがあるでしょうし、本田圭佑選手だってジャンクフードが食べたいときもあることでしょう。


しかし、それでも、彼らは結果を出した一流の人間です。
意思によって負け続けることを避け、上手に自分と折り合いをつけているのではないでしょうか。


彼らの出した結果が大きいことからも、小さな意志力の存在がとても大きな差異を引き起こすことがわかります。

最後に

出世して人の上に立つには、自己管理能力が必要です。
ごくまれに、自分の管理はできないけれど、他人の管理はできる、という方もおられます。
しかし、そんな人に管理されたいと思う部下は多くないのではないでしょうか。


やはり、自己管理能力が大切です。
その正体は、ライフスタイルから生まれてくるものであり、「やる力+やらない力+望む力」に科学的に分解できます。


そして、ライフスタイルの中で何かを自分に禁じること。
ヒントはそこにありそうです。


トッププロや一流のクリエイターは生活ぶりが似てきます。
そこから真似をしてみてはいかがでしょうか。


男を上げるため、出世のため。
自分自身が一流のライフスタイルを送ってみましょう。
メディアに踊らされて高級品を買う必要はなく、シンプルなライフスタイルでも、いや、シンプルなライフスタイルだからこそ、意思決定力が大いに試されるのです。


そして、意識が変われば、一流になれます。
出世したから一流になるのではなく、もともと一流だから出世するのです。

*1 MBS情熱大陸
https://www.mbs.jp/jounetsu-old/2012/06_03.shtml

*2 「本田圭佑がCEOを務めるNowDo株式会社が資金調達を完了。錦織圭氏や石川遼氏、長友佑都氏らトップ・プロも出資。」
https://note.com/nowdo/n/n5715beafbfd1

*3 出処)「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マクゴニガル著)


書き手:名もなきライター
プロフィール:ライター歴5年。恋愛経験は乏しいが、なぜか無職になってから最高の男性とマッチングし(たつもり)、毎日幸せに暮らしている(はず)
ツイッター:https://twitter.com/writer_noname
ブログ:https://www.kazinc.org/

Photo by Quinten de Graaf on Unsplash

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