既婚者なのに、モテる男の行動特性

これは、私が営業ウーマンをしていたときのお話です。
これから出てくる男たちと私の間に生々しい過去は一切ありませんので、お世辞ぬきの観察記録として安心してお読み頂ければと思います。

イケメンじゃないのにモテまくっていた二人の既婚上司のお話

入社して半年、ある日突然異動を命じられた部署は、会社の9割の売上を担う花形営業部でした。急な人員補充が必要で、まだ担当顧客を持っておらず、いてもいなくてもいいような私が動かされたようです。


私はそれまでいた赤字営業部の空気に染まりきっており、花形営業部のメンバーのことを「偉そうに幅をきかすいけ好かない野郎ども」と思っていたので、正直なところ憂鬱でした。


もといた部署のメンバーからは、「東海林さん、オレらを見下すようなイヤな人間にならないでね。いつまでも変わらないでね」と言われ、生温かく見送られたのでした。
会社を支えている自負のある新部署のメンバーは、皆とてもキャラが濃く、私は毎日圧倒されました。


そろそろ本題に入りますが、その部署にはイケメンじゃないのにモテまくっていた二人の既婚上司がいました。
一人は私に営業の指導をする直属の上司Sで、もう一人は上司Sより少し若い、売上トップ常連営業マンの上司Rです。


その二人の女性ウケの違いをわかりやすく説明するのにぴったりな方々がおりまして、それは、新宿歌舞伎町クラブ愛本店にいらっしゃった元カリスマホストでタレントの城咲仁(しろさきじん)さんと、今は実業家として活躍中の元ホスト界の帝王・ローランドさんです。

「女性ウケ」が城咲仁さんタイプの上司Sの場合

城咲さんと上司Sは、「俺イケメンだろ?」と威圧してこない、薄めの顔立ちをしています。
ホストは金の亡者だとか女を風俗に沈めるだとか怖い印象がありますが、城咲さんは普通の会社にいても浮かない優しい雰囲気で、決して「いらっしゃーい、今日いくらお金持ってんの?」と聞いてくるようなヤカラホストではありません。


城咲さんは、来店してくれたあまりお金を持っていない女性に、彼女の好きなアイスをコンビニで至急手配して安く済ませてあげるような方で、風俗で働いてここに来るなら指名拒否すると言い、後輩ホストのことも立てるので、周囲から好感度がとても高いです。


少し前に、タレント活動している城咲さんが1ヶ月限定でホストを復活するというニュースが流れたとき、私はいろんな掲示板の書き込みを点検してまわったのですが、叩きコメントばかりかな?と思って見たら、このご時世、応援コメントが9割以上で驚きました。


しかもその掲示板の流れが独特で、
「太客でも細客でも差別しないすばらしい人」とか、
「実は一回接客受けましたけど夢のようでした」とか、
「ホストは嫌いだけど城咲さんだけは認める」とか。


腰砕けコメント連発で、後半に差し掛かるにつれ女性たちがどんどん盛り上がっていき、実際城咲さんと会ったことのある女性は少ないと思うのですが、その掲示板の中で語られるエピソードだけでどんどんファンが増えていっているのです。


「ホスト=女の敵」と思う女性も一定数いるはずなのに、辛口な匿名掲示板で、これは一体…?と思ったのですが、あの上司Sを思い出し、妙に納得してしまいました。


上司Sと比べたら、もちろん城咲さんの方が男前です。
ただ、女性ウケの感じがとてもよく似ていました。


周りの女性がみな上司Sにうっすら好感を抱いているので、自分が落としたいときに落とせるといいますか、常にリーチがかかっている状態なのです。
いつでもどこでも、彼次第でロマンスが始められるのです。


これは若干イラッとします。
なぜなら、上司Sと私は仕事で常に行動を共にしていたのですが、やつは同部署の気の強いこじらせ事務員の女に手を出しており、上司Sと私が泊まりで出張に行くたびにヤキモチを焼かれ、仕事で彼女と話さねばならないとき非常に面倒くさかったのです。


しかし、そんな間接被害に合ってきた私ですら、「こいつマジでなんて罪深い野郎だ…」と感心することがしばしばありました。


ある日上司Sと二人で客先から帰る途中、強い雨が降ってきたのですが私は傘を持っておらず、傘を買いに一緒にコンビニに立ち寄ったことがありました。


ビニール傘が売り切れで、オジサンっぽい黒い大きな傘しかなく、私が内心「微妙だなぁ…」と思いながら傘を見ていたら、何も言っていないのに、


「…そういうのじゃないんだよね?うん、駅ビルの方に探しに行こうか」
などと、ごくごく自然に言うようなやつなのです。


他にも、遠方に泊まりで出張に行くと顧客への接待はつきものなのですが、柔らかい笑顔で取引先の社長と女性社員に次から次へと酒をすすめ、どんどん話を引き出し、気持ちよくさせるのです。
私に酒をつげとも言わず、私以上に自分がお酌をしてしまいます。


翌日の夕方、二人で帰りの新幹線に乗り込んだときなど、「(一応まだ仕事中だけど)内緒で打ち上げしようか」などとのたまい、二人分の酒とつまみを買って車窓を見ながら乾杯してくるようなやつなのです。


部下の私に何か指示するときですら、物腰柔らかで人を不快にさせません。
上司Sは、自分は一歩引いて、まず相手を立てるのです。


そのため、たとえ会社に名前を名乗らない女から「Sさんお願いします!」と変なテンションで電話がかかってきても、「こいつまたか…」と思ってそっと取り次ぐだけなのです。
人によって態度を変えない、誰に対しても丁重に接する上司Sのことは、なかなか私も憎めませんでした。


ところで、誤解のなきよう補足しますが、城咲仁さんはお仕事で信念を持って女性たちと向き合ってこられたのだと思いますので、共通点を感じるのは「女性ウケ」の部分だけです。
ある意味自由すぎる上司Sとは根本的に異なる人種だと思っています。ご了承ください。


おそらくお二人は、美人・不美人問わず姫扱いし、女性をジャッジせず包み込むので、女性は癒され、溶かされてしまうのでしょう。


上司Sの行動特性は、よく言えば、とことん無責任にとことん相手を受け入れようとする博愛に近い精神から来ているものと思います。

「女性ウケ」がローランドさんタイプの上司Rの場合

「世の中には2種類の男しか居ない。俺か、俺以外か。」


数々の名言を残し、整形を隠すことなく公表し、美しい金髪に優しいまなざし、徹底した美意識を持ち、「会いに行けるオスカル」と名高い、元ホスト界の帝王・ローランドさん。


キワモノと思いきや、巷では「ここまでキャラを徹底されると一周回って好きになる」「いちど動画を見ただけで、もう好きになっている」と言ったコメントも多いです。


酒を飲まずに接客し、支払いは数千万だろうと現金のみ。
独自の美学と向上心がある努力家の男性や、セルフブランディングに興味のある男性は、ローランドさんの動画を見て損はありません。


同部署でもう一人、鬼モテしていた既婚上司Rの話をしましょう。
彼は会社で売上成績トップを取るのが当たり前の営業マンでした。
イケメンという感じでもなく、一見お堅そうな雰囲気。
しかし、一度喋りだすとノリが良く自信満々で、いつも面白いことを言っていました。


上司Rはそういう自分を作り上げ、演出し、周りから絶大な信頼を得て、存在感を放っていたタイプの人でした。


奥さんはすでに退社していましたが、会社で一番の美人だったという話です。
この上司Rも当たり前のように、社内の別部署に不倫相手がいました。


ところで、なぜ私がこうして不倫事情に明るいかというと、各地で集められた目撃情報を、社内のみなで共有していたからです。
公然の秘密というやつです(知らぬは本人たちばかりなり)。


……話を戻しまして、上司Rの不倫相手の女性は、周囲に愛想を振りまき愛されたいオーラを出している可愛いお姉さんでした。
トップ営業マンだけでなく、どうやら専務とも関係があったようなので、おそらく重度のファザコンか、男性を使って自己価値を上げたかった人なのかもしれません。


彼女が上司Rを見る目はどこかファンタジーで、まるでイケメンアイドルを見つめているかのようでした。
上司Sとは真逆で、上司Rは、「圧倒的なオレ」の世界観を見せつけて惚れさせるタイプだったのです。


ちなみに当時仕事では、上司S(と私)vs 上司Rの構図で、営業トップ争いを繰り広げていました。


上司Rはとにかく観察眼が鋭く、ほんの少し私の目が腫れているだけで怪しげな仮説を立て私に絡み、新しい服を着てくれば◯◯のイベントで注目されたいんだろ?と茶化し、メイクを変えれば「Sさんとデキてるの?」となどと探りを入れてくるような男です。


このいやらしさはローランドさんとは似ても似つかず、ローランドさんとは全く関係のない話ですが、この上司Rという男は、ライバル陣営の私に天才的にイヤなタイミングで茶々を入れてくるので、もはや殺意を抱くレベルでした。


しかし、ちゃんと女性扱いした相手にこの洞察力を活かし、「圧倒的なオレ」を見せつければ、女はことごとくそのタイミング戦法と頼りがいに落ちることでしょう。


おそらくセルフブランディングを徹底しているからこそ、人に対する洞察力も研ぎ澄まされていったのだと思います。


入社したばかりの頃、上司Rの営業に同行したことがあるのですが、客先に訪問してすぐ、上司Rはひとまわり年上の女性経営者が少し元気がないことに気づき、私から少し離れたところで小声で話を聞き、励まし、勇気づけ、その結果、「またRさんに相談していい?」などと言葉ですり寄られており、その妙に色気のあるムードに、青かった私は若干引いたことがありました。


上司Rは、サバイバル能力に長けており、相手に男らしさと頼りがいを感じさせ、安心感を与えるふるまいをするのです。
おそらくですが、上司Rはそんなに自分に自信のあるタイプではなかったのではないかと思います。


ただ、自分の考えやこだわりは強く持っている人で、努力して今の自分を作り上げたのだろうなと感じました。


そんなマイルドなオラオラ要素にハマる女たちが一定数おりまして、端から見ていると、向上心の強い女性や、やり手で野心家の女性が多かったように思います。


掲示板のコメントを見ていて面白かったのが、ローランドさんは遠くで見ている分には好きだけど、あまり接客はされたくはないという女性の意見がチラホラあったことです。
理由は、完璧を求める人の近くにいると疲れてしまうから、だそうです。


「ファーストクラスとエコノミークラスで同じ接客をしていたら、ファーストのお客に失礼」と主張し接客を変えるローランドさんですので、ローランドさんを取り合う太客同士のバトルを見ているのは面白いですが、自分が行くと考えると敷居が高いかもしれませんね。

既婚者なのにモテる男とは

よく、優しいだけじゃモテないと言いますが、上司Sの優しさは、気が弱い人の優しさや、下心がある人の優しさとはまた違う類のもので、彼の優しさとはズバリ「受け入れ力」です。


あまり良い言い方ではありませんが、「人をダメにするソファ」のような心地良さだといえば少しは伝わるでしょうか。
あのソファの受け入れ力はすばらしいですよね。


彼は誰もが持っている無条件に愛されたいという欲求を刺激し、無条件に愛してくれるのでは?という錯覚を起こさせる人なのです。


女性全般に好感を持たれるには城咲仁さんの女ウケがベターですが、自分の世界観を強くお持ちの方は、ローランドさんの路線をお勧めします。


どちらも一朝一夕でなれるものではないですが…。


私は当時、上司二人の女性事情をいろいろ聞きすぎていたこともあり、上司Sにも上司Rにも恋愛感情は持ちませんでしたが、二人のことを営業マンとしては尊敬していましたし、人としては好きでした。


自分という素材をきちんと料理して活かしている人は、やはり面白いですし、魅力的なのです。


今回、わかりやすいサンプルとして上司Sと上司Rの例を出しましたが、人の数だけモテ方があるはずです。
というより、自分の特性をスポイルせず活かすことができている人に、人は集まりますし、結果的に女性からモテているような気がします。


上司Sについては、ゆるいように見えますが、「受け身」の筋肉を鍛え続けてきたとも言えますし、良いことだけでなく、女性のしんどい部分もたくさん受け取ってきていると思うので、きっと楽なだけではありません。


自分に魅力がないと諦めている人は、もったいないですし、きっと魅力の活かし方があるはずだと、この二人の上司と出会ってからは思います。

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東海林 あかね
大学卒業後、対人恐怖症を克服し、さまざまな仕事を経て、フリーのライターとして活動中。

Photo by Mariah Ashby on Unsplash