裁判長まで「死にたかったら勝手に死ね」と言うレイプ犯の人生

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裁判傍聴では被告の生き方や人生に気持ちを重ねることになります。

なぜ、犯行をしてしまったのか、自分だったらどうしただろう?など考えるのですが、中には全く理解できない被告がいます。

今回傍聴した裁判はまさにそれで、裁判官にまで

「死にたかったら勝手に死んだらいいんじゃない?」

とまで言われていました。

 

そこまで言われるほどの強姦未遂(罪名はわいせつ、略取未遂、傷害)事件。

自分がもし死にたくなったら、最後に命を懸けてどのような生き方をするか?について考えさせられました。

 

アプリで課金!借金220万が返済できないから自殺!

 

スマホアプリに巨額のお金を投資する行為は「廃課金」と言われ社会問題になっています。

今回、強姦未遂(罪名はわいせつ、略取未遂、傷害)で裁判にかけられた被告も、スマホアプリへの課金が辞められず220万の借金を抱えてしまいました。

 

 

被告はスーパーの仕事をする傍ら、テニスや車など趣味も充実していた生気あふれる20代の男性です。

車は若者に人気のスポーツタイプのワゴンに乗っていて

「まず、車を売れよ!」

と傍聴していて思いました。

さらに、正社員ですから課金を止めて一生懸命仕事をすれば返済できるでしょう。

しかし被告は「返済できない」と絶望して、自殺願望を抱いてしまいます。

 

そこで死ぬ前に好みの女性と性行為がしたいと犯行を企てるのですが、その計画は同じ男として信じられない内容です。

本当に、ここまで他人(被害女性)の事を考えられない男がいるのかと驚きました。

 

自殺する前に好みの女とヤリたい!という身勝手な犯行

 

被告は自殺する前に好みのタイプの女性とセックスしたい欲望を抱きました。

車でスーパーの駐車場から女性を物色する被告。

2か月間にわたり30人近い女性をストーキングし、とうとう17歳の女子高校生に狙いを定めます。

 

車にはテープや折り畳みナイフ、そして撮影機材が積まれていました。

「撮影すれば訴えられることは無いと思ってました」

と被告は言います。

鬼畜の考え方ですが、被告の見た目はスポーツマンなさわやか系男子。

人間は見た目ではないと私は思いました。

 

 

そして、とうとう犯行に及びます。

22時、アルバイトが終わり帰宅する女子高生を、後ろから羽交い絞めにして車に連れ込みます。

女子高生は抵抗し、車に足が入りません。

そこで、被告はナイフを見せて脅し、お腹を2~3発殴りました。

 

被害者の女子高生は、この時恐怖で顔が歪んだといいます。

そして被告はその顔を見て

「酷いことをしているのかな?」

と感じました。

 

被告は女子高生の恐怖に歪んだ顔を見て犯行を諦め、車で逃走します。

ナンバーを女子高生が覚えていたので、被告は逮捕されました。

 

被告は人間として、何処か大切な部分が壊れているのかもしれません。

他人の気持ちになって考えることが出来ないのでしょう。

どうして被告はそんな人格になってしまったのか、ヒントになる人物が証言台に立ちました。

被告の母親です。

 

借金は母親と彼女に払ってもらう・・・えっ彼女?

 

被告は逮捕され、仕事を失い拘置所に入ります。

裁判では罪を認め、弁護士は情状酌量を求めていきます。

スマホで作った借金はどうしたのですか?と弁護士が被告に質問しました。

「母親と彼女に立て替えてもらいました・・」

と被告は言います。

 

 

私は「えっ・・・彼女?!」と傍聴席で聴いていて驚きました。

被告はテニスと車を愛する正社員でしたので、彼女がいても不思議ではありません。

好みのタイプでない女性と付きあうこともあるでしょう。

ですが

「レイプを企てるぐらいなら、彼女とヤレよ!」

と傍聴席からまたツッコんでしまいました。

 

どうして、被告はこのような人格に育ってしまったのでしょうか。

そのヒントになる人物が証言台に呼ばれます。

被告の母親でした。

 

被告の母親は甘い人でした。

それは傍聴していて感じたのですが、まず被告の生活です。

もともと祖母とアパートで暮らしていた被告は、祖母が施設に入ったため1人暮らしをしています。

そして毎日母親の元に通っているのでした。

「一緒に暮らせよ!」

と傍聴席からツッコんでしまいます。

 

母親は被害女性に対して

「同じ女性として、悪いことをしたかなあって・・」

と証言しました。

被告が被害女性に与えた精神的ダメージを考えると、ちょっと他人事すぎるのでは?と思う言い方でした。

そして父親が肩代わりした示談金120万円も

「本人(被告)に返していただこうと思っています」

と証言、あまり本気度を感じない言葉でした。

 

被告が今後悪さをしない監督を誓うのですが、その方法がまた甘いです。

「実家が田舎にあるので、そこで暮らせばもう悪さはしないと思います」

と言い、車を没収して、携帯の課金制限を設けるとのことです。

この甘い母親が、それを実行できるとはちょっと信じられませんでした。

 

被告の父親は

「家族一緒に暮らそう」

と言いましたが、母親は

「私の収入が無いと経済的に厳しいから」

と拒否しました。

どこか壊れている、そんな印象の家族です。

 

死にたかったら勝手に死ねと裁判官に言われる被告

 

検事が被害者の現状を説明します。

被害者は男性恐怖症になり、自宅にいるのも、アルバイトに行くのもおびえています。

そこで引っ越しを考えているらしいです。

無理もないでしょう。

17歳ということで、もう少しで卒業だったのではないでしょうか。

被害者の人生を考えれば、引っ越しは妥当な判断かもしれません。

 

被害者の人生を一方的に歪めた被告に対して

「これからどうやって償うつもりですか?」

と検察官は質問しました。

「原因になったゲームはしない、借金は弁護士の先生と相談して整理します、そして引っ越しも考えています」

と被告は言いました。

 

そして裁判官が最後に被告に言葉を投げつけます。

 

 

「死ぬ死ぬ言ってて死んでないじゃん。死にたきゃ勝手に死ねばよかったんじゃない?」

裁判官がこんなことを言うとは信じられない人もいるかもしれませんが、この時の佐藤裁判官は人間味にあふれた素晴らしい裁判官でした。

被害者の立場に立てば、これ以上の言葉は無かったと思います。

 

最後に:被害者の気持ちと生き方

 

被害者の女子高生の気持ちを考えると、気分が重くなります。

彼女は住む街を変えざるを得なくなり、トラウマを抱えてしまいました。

それに対して被告は有罪になっても数年で社会に復帰することが出来ます。

 

私は被告のたった220万の借金で死にたくなる精神の弱さに呆れ、強姦して撮影しようとする卑劣さにも呆れました。

傍聴席では

「彼女がいるなら、そっちでヤレよ!」

「悪い事したかなあってなんだよ!」

と何度もツッコんでいました。

 

ですが、スマホの廃課金は誰にでもできますし、被告のように甘やかされて育った男は珍しくないかもしれません。

自殺願望を抱えて、か弱い女性を狙う男が何処かの車から狙っているかもしれないのです。

もしそれが、自分の大切な人だったらと想像すると暗い気分になります。

 

今回の被告の様な自殺願望を抱えた犯罪者は無敵の人と言われています。

ですので

「死にたいなら、勝手に死ね」

と言いきった裁判官の言葉に同感です。

私も自殺したいなら、他人を巻き込むなと言いたかったです。

そして命を捨てる気なら、何か有意義な事をやれと思うのです。

 

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野澤 知克
プロフィール:自営業(飲食店)を営みながら、ふとしたきっかけで裁判傍聴にハマった傍聴ライター。現在は専業ライターとして、裁判所に通う毎日。事件を通して人間の「生き方」と向き合ってます。
Twitter:@hatinoyado

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