イケてないダメ男のナニがいい?女に捨てられない「ヒモ男」の魅力と才能

 

世の中には、変わった人間がたくさんいる――

そんなことは当たり前ですが、過去に出会った「ある男性」について、ふと思い出したことがあります。

 

何の変哲もない、ごく一般的な、いや、社会性に関しては一般以下レベルのその男性。

それでも、常に女性から愛され、大切にされ続けるのです。

 

恋愛ほど、その線引きが難しく、正解が存在しない概念もありません。

2人の間でしか合致しない「なにか」が結びつくとき、他人からしたら「カス」みたいな男でも、こうしてモテるんだ、というおはなしを紹介します。

 

33歳男性、無職

「彼」との出会いは4年前くらい。私の友人の彼氏として紹介されました。

ひょろっとした、顔色の悪い男だな、という印象しか受けませんでした。

付き合い始めたばかりとのことで、私がいることなどお構いなしに、2人でイチャイチャとキルフェボンのタルトをついばんでいました。

 

2人の出会いはコンビニでした。

彼女の自宅近くのコンビニで、彼がアルバイトをしており、そこでの会話がきっかけで、付き合うこととなったそうです。

 

毎日、彼女が帰宅すると、彼は笑顔で「おかえり!」と出迎えます。

仕事をしていない彼は、一日中、彼女の家にいます。

掃除、洗濯、何かをするわけでもなく、ただ、家にいるのです。

食事は、自分のためにも作る必要があるので、YouTubeの簡単料理チャンネルを参考に作るのだそう。

食材は、もちろん、彼女が買ってきます。

 

そのうち、料理だけでなくお菓子もつくってみよう、ということで、さまざまな調理器具が増えていきました。

ネットで注文し、「購入」ボタンをクリックするだけで、欲しいものはすべて届きます。

もちろん、彼女のクレジットカード決済で。

 

料理の腕も上がり、たまに私が遊びに行くと、はりきって色々な作品を披露してくれます。

ものすごく美味しい、というわけではないけれど、どれも普通に「美味しい」料理でした。

とにかく、彼女は毎日働き、彼は(彼女の)家で一日中、ダラダラしているのです。

 

私には、この2人の関係性がまったく、理解できませんでした。

ハッキリ言うと、彼は、特段カッコいいわけではありません。

どちらかというと「うだつが上がらない、冴えない男」という感じ。

もちろん、お金なんて持っているはずもなく、何から何まで彼女に養ってもらっているのです。

 

じゃあ、アッチがものすごく上手いのか、超絶テクを持っているのか、というと、そんなこともなさそう。むしろ草食系なのだとか。

一体、何のために彼と付き合ってるの?と友人に尋ねたところ、

「わたしが面倒みてあげなきゃ、彼、生きていけないでしょ?」

・・・三十路を過ぎた無職のオッサンの面倒をみる?

 

私には意味が理解できませんが、そういう考えで恋愛をする人も、世の中にはいるのでしょう。

しかし、なんのメリットがあって付き合うのか、疑問は晴れません。

もちろん、「メリットがあるから付き合う」だけではないことは、十分承知しています。

しかし、2人の関係はあまりに、パワーバランスが偏りすぎているとしか思えないのです。

 

それでも、私が彼女と一緒に彼女の家へ行くと、

「いらっしゃい!!」

屈託のない笑顔で迎え入れてくれた、彼の表情を見ていると、なんとなく分かる気もしました。

 

動物を飼っている人は、自分のペットが世界一カワイイ、と信じています。

一般的にはブサイクな部類に入る「フレンチブルドッグ」や「パグ」などがその典型です。

どう見てもブサイクなわけで、それでも「カワイイ」と愛し続けるのですから。

 

それに似た感覚なのかな、と、彼の笑顔を見ながら思いました。

 

ヒモ男、次のフェーズへ

あれから3年、友人は彼と別れました。

理由は、

「彼に他の女ができたから」

まさかと思いましたが、お相手は近所の歯医者さん(女)だそう。

 

「さすがに金持ちの歯科医には勝てないわ。わたし、お菓子なんて作らないのに、ヘラとか粉ふるいなんか置いて行かれて、困る」

そう言って、私の胸で号泣しました。

 

さて。

世の中狭いもので、その女性歯科医は、私の友人でした。

こんな偶然、あるのだろうかと疑いながら、歯科医の友人に、新しい彼氏の画像を見せてもらいました。

・・・ビンゴ。

 

元カノのお金で、虫歯の治療に通っていた彼は、通院先の女性歯科医と恋に落ち、新たな住み家を手に入れたのでした。

歯科医のマンションは六本木のど真ん中にあり、彼としても、生活環境がアップグレードされました。

自分で金などビタ一文払わず、ただただ養い続けてもらった3年を経て、年収数千万の女の元へ、無事、転職したわけです。こんなサクセスストーリーありますか?

 

彼はここでも、せっせと料理を作りました。

しかし、歯科医の友人も料理が得意なため、仕事が終わると高級スーパーで食材を買い、彼のために豪華で美味しい手料理を振る舞うのでした。

(前より、なにもしていない・・・)

 

私は、歯科医の友人に、元カノへ尋ねたことと同じ質問をしました。

すると、

「私がいないと、生きていけなそうだから」

これは、もう、彼の才能と言うべきでしょう。

2人の女に同じ感想を抱かせるとは、アイツ、やるな・・・。

 

ヒモ男を分析

この、見事なキャリアアップを図った彼を、客観的に分析してみましょう。

 

まず、最も大切な「見た目」について。

見た目は、先ほども述べたとおり、ごく普通です。

個人的な見解を述べさせてもらうと、普通よりカッコよくないです。

芸能人で例えると、星野源のような見た目。

星野源さんは音楽の才能があるので、見た目だけの判断ではないのですが。

とにかく、派手さのあるカッコいい外見ではありません。

 

そして、身なりも特にオシャレなわけではありません。

オシャレではない、と言っても、着ているものはそれなりのブランドだったりします。

そもそも、自らの収入がないため、彼女らが衣服を「買い与えている」からです。

つまり、彼自身はオシャレではありませんが、彼女らの好みで、オシャレな風貌になっている、という感じです。

 

身体的な特徴といえば、身長が175センチくらいなので、やや背が高い部類に入るのでしょうか。

ヒョロっとしていて、線が細く、とても不健康そうに見えます(個人的私見)。

肌は色白で、髪の毛はややロン毛の黒髪。

切れ長の目に黒縁のメガネをかけて、常にダルそうにしています。

半袖から見える、細く白い前腕には、青緑色の血管が薄っすら浮き出ていて、やはり、不健康そうに見えます(二度目)。

特技、といえば、最も長く続いた仕事がシステムエンジニアだそうで、パソコンのスキルが一般人よりも高い、ということくらいでしょうか。

 

「だから、僕は一日中、YouTubeを見ているんだ」

という言い訳を補完するものにはなりませんが。

 

ほかに、彼に対して特筆すべき事項は、思い当たりません。

本当に、彼のどこが良くて恋に落ちるのか、皆目見当がつかないのです。

 

でも――

元カノと彼が暮らしていた頃、元カノがデザートの買い出しに出かけたとき、私と彼が二人で留守番をすることになりました。

その時、

「いつも彼女と仲良くしてくれて、ありがとう。いつもあいつ、嬉しそうにアナタの話をするんだけど、それを聞くのが僕の楽しみでもあってさ。あいつの笑ってる顔、俺好きだから。本当にうれしくて。だから、いつかありがとうって、言いたかったんだ」

 

一瞬、涙腺が緩んだのを覚えています。

私はとくに、変わったことをしたわけでも、元カノを特別扱いしていたわけでもありません。

それでも、そんな普通のことに対して「感謝」するなんて、なかなかできることではありません。

 

彼女たちが彼にハマる理由は、ここなのかもしれない――

真似しようとしても真似できない、「天然」でありながらも「深い」部分が、彼女らに刺さったのでしょう。

とくに、自立した女性にとって、「お金」は大きな問題ではありません。

相手がお金持ちだから付き合う、という考えは、どちらかというと、自立できていない女性が抱く考えです。

 

彼女らは2人とも、自身で職を持ち、働き、彼を養うだけの稼ぎを確保しています。

だからこそ、お金では買えない「刺さる部分」に惹かれたのかもしれません。

 

愛犬との別れ際、ブサイクなフレンチブルドッグが、潤んだ瞳で飼い主を見つめる姿には、なんとも後ろ髪を引かれます。

愛玩犬の持つ、「特技」ともいえるその表情、哀愁こそ、この世の「ヒモ男」たちが兼ね備えた能力、才能なのかもしれません。

 

人は見た目じゃない。

確かに、そういう場合もあるのだな、と納得した瞬間でした。

 


 

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【著者】浦辺リカ

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