犯罪者の男どもが、「家出したい少女」を探している各種のSNS。
「家出」で検索してみると、探しきれないほどのつぶやきがヒットしてしまいます。
もちろん、このような検索結果にヒットする少女に連絡を取れば、正義の味方の警察官もやってきて逮捕されるでしょう。
関連するハッシュタグはお巡りさんが監視しており、性犯罪を未然に防止しようとしてくれているからです。
今回傍聴したのは、そんな事件です。
わいせつ、誘拐、青少年健全育成条例違反に問われた被告はSNSで家出少女を探し、自宅に引き込み性的な暴行を加えました。
SNSの闇の深さに考えさせられる裁判になりました。
悪人が少女を誘う巧みな手口
わいせつ、誘拐、青少年育成条例違反の3つで起訴されている被告が、今回の登場人物です。
被告はまだ20代前半で、顔もイケメン。普通に考えて女性には不自由しない印象でした。
被告と友人はSNSで家出少女を探し、自宅や友人の家に泊まらせ、わいせつな行為を繰り返します。
被告の探し方はシンプルで、SNSに特定の単語を打ち込み、検索するだけでした。
私も裁判で聞いたとおりに実際にやってみましたが、アダルトサイトだけでなく、家出希望の少女、家出している女性を泊めたい男がこれでもかと出てきます。
こんな感じで少女と男が出会ってしまうんですね・・・。
男にとっては性欲のはけ口を探すツールとして、家出少女にとっては現実から逃げ出す方法として、ろくでもないマッチングツールとして機能している現実がありました。
今回の事件の被害者は15歳の少女でした。
SNSで助けを求める書き込みをしたら、被告がそれを発見し「ウチにおいで」とささやきます。
こんな怪しいささやきに従ってしまうところが幼さゆえの未熟さであり、またメンタルが弱っているこそなのでしょう。
さらにここからが被告の巧みなところで、粘り強く少女に語り掛けるのです。
「オレ、未成年のコ何人も泊めているし、ケーサツ関係の知り合いもいるから大丈夫」
「18になったらオレの店で働けば輝けるよ」
などと少女を誘導します。
上手いですよね。本当に親切な男性かと誤解してしまうかもしれません。
心理的に弱っている少女なら「もしかして、イイ人かも」と勘違いしてしまうのでしょう。
また「オレの店」ってワードから
「あ、そうゆう店を経営している人だから親切なのかな?」
とミスリードさせる狙いも見えます。
15歳の少女にとって「18歳になったら」というワードは「逆に今はなにもされない」と勘違いしてしまう狙いもあるのでしょう。
女の子にとっては一時避難が出来ればいいのだし、閉そく感を感じている田舎の女の子にとって被告の住む都会へのあこがれもあったはずです。
こうして「駅までくれば迎えに行ってあげる」という被告のメッセージを信じて、駅までやってきてしまったのです。
実は無職な被告の生き方
こうして被告と出会った少女だったのですが、被告は「オレの店」など持っていませんでした。ただの無職だったのです。
今回の被害者よりも田舎の出身で、養護学校を卒業後職を転々としました。過去には児童ポルノ法違反で起訴猶予になっていることもあります。

被告は女性を扱う術に長けているようで、被害女性を迎えに行くときには「彼女に迎えに行かせていました」といいます。
傍聴していて、え、ちょっとわかんないと混乱しました。
彼女がいるのにSNSで家出少女を探していたの?
っていうか、彼女はそれを不思議に思わなかったのでしょうか。
被告の彼女の考えは不明ですが、女の子も迎えに来たのが女性なら安心したでしょう。
そして被告の魔の手に落ちて行ったのです。
それは、人格を否定されるような物扱いを受ける行為でした。
傍聴していて、フツフツと怒りが湧いてくる、外道の行為です。
物扱いされる家出少女たち
「やっぱかわいくないし、お前にやるわ」
被告は友人に電話をして、そう言いました。
そして少女は、被告の彼女の運転によって友人の家に届けられます。
そこでわいせつな行為をさせられ、飽きるまでヤラれて、モノのように捨てられたのでした。
そして「飽きたから追い出していい?」と被告に相談します。
すると被告は「追い出す前に、俺にもやらせて」と言い、友人とともに乱暴に及んだのでした。
ここまで陵辱され、最後に少女は被告友人宅から追い出されました。そして田舎までの数十キロを歩いて帰る途中、警察に保護されるのです。こうして、被告人らの犯行が明らかになったのでした。
もし、被告たちが少女に電車賃を渡して駅まで送っていったのなら、この犯罪は表に出てこなかったはずです。
そして、そんな隠れた性犯罪がSNSではあふれ返っているのでしょう。
未成年の女性をモノのように扱うその外道っぷりには驚かされました。実刑になるのは間違いないでしょう。
こんな事件のニュースがもっと広まれば、未熟な少女につけ込む卑劣な犯罪も、未然に防ぐこともできるはず。
家出少女たちにもいろいろ事情があるのかもしれませんが、SNSの向こう側にはこんな鬼畜がいることをもっと知って欲しいと思える裁判でした。
結論:畜生からも学ぶことがないわけではない
15歳の少女を物のように扱う被告たちには驚きました。ただ性行為がしたいという理由で、こんなふうに鬼畜になれる男もいるのだと知った裁判です。
おそらく、こんな事例が全国で転がっていて、いまもSNSでは家出少女とヤリたい男のマッチングが行われているのでしょう。
被告は「うちにおいで」と何度も少女にメッセージを送っています。
客観的に見たらヤリたいだけの男が、やさしい男を演じているだけと分かります。
ですが、家出に追い込まれるほど弱っている少女には有効です。1度だったら無視できても、何度もメッセージを送られると「1回会ってみようかな?」と思うのも無理はありません。
被告たちの行為は警察に発見され裁かれました。
しかし逆説的なようですが、私は彼らの行為から1つの真理のようなものを教わったと感じています。
ほら、緊張したら人を野菜と思え、って昔から言うじゃないですか。
彼らはまさに、女性を野菜以下にしか思っていなかったのです。
そんな彼らが、女性を前にして緊張することなど全く無かったでしょう。
実は私は、女性と対面すると緊張するタイプなんです。好みの女性ほど何も話せないくらいのシャイな男です。
だから「そうか、女性を野菜と思えば良いのだ」と一瞬だけ、この裁判を傍聴していて思わされました。
しかしそれで女性と話せても、上手く行かないでしょう。
相手に対するリスペクトがなければ、相手も自分をカボチャとしか思わないので当然です。
結局、一周回って、自分は自分のままでいいやと、思わされたのでした。
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【著者プロフィール】
ライター名 : 野澤 知克
自営業(飲食店)を営みながら、ふとしたきっかけで裁判傍聴にハマった傍聴ライター。
現在は兼業ライターとして、介護の仕事をしながら裁判所に通う毎日。
事件を通して人間の「生き方」と向き合ってます。
Twitter:@hatinoyado
