
彼女い無エ 金も無エ
休みもそれほど楽しく無エ
夢も無エ 希望も無エ
惰性で毎日ぐーるぐる・・・
俺らこんな日々、嫌だ。
嫌なことや面倒臭いことがあったり、なんだか疲れてしまったり。
「人生、つまらない」。
そう思った時、生活のなかでちょびっとだけ視線を変えて、息抜きしてみませんか?
下を向いて歩こう
下を向いて歩けば小銭が落ちているかも知れない、ということではないのですが、私は学生の時、自転車で旅をするのが好きでした。
通算すれば1万5000キロくらいは走っていると思います。全部、ボッチ旅ですけれど。
おかげで、「行ったことのない都道府県」はないのですが、スマホなんてない時代、紙の地図を頼りにするしかありません。
ざっくりした情報しかない場所に飛び込んでいくわけですから、思わぬ苦難が付きまといます。
その中で走った、苦痛な道ランキング上位に入るのが、北海道の永遠に続く一本道です。
バイクですっ飛ばす人だと、むしろそれが気持ちいいのでしょうが、自転車の速度は、せいぜい時速30キロです。
すると、丸一日同じ景色の中を走っていることがしょっちゅうです。それも、ボッチで。
まさに、
信号無エ 店も無エ
車はほとんど走って無エ・・・
どんなに綺麗な景色でも、飽きるを通り越して苦痛になります。
尻も痛いし、目印がないからいつ休んでいいのかわからないし。
雨なんか降ろうものなら、それこそ苦痛でしかありません。
しかし、進まなければ次の場所に行けない。
そんな道中。
ちょっとしたことに気づきました。
襟裳岬から、知床に向かう道中。6月なのに、タンポポが綿毛を飛ばしているんです。
ふと思いました。
「おー、北海道って、東に行くほど季節が遡ってることに気づくくらい、でかいんだなあ」。
そこから、路上の花に目がいくようになったり、土地ごとの匂いの違いを感じたり。
これは、バイクの速度ですっ飛ばす旅じゃ、気づかないだろうなあ、と思い、そこから日々が楽しくなりました。
それから、コンビニなんて期待しちゃいけないどころか、自販機すらありがたいような場所も多いのです。
そして、一度だけ、持っている食料が足りなくなって、やばいエネルギーが切れる前に補給しなきゃ、と思っている矢先、ふるーいコーラの自販機があって命拾いしました。
500mlを一気飲みして、糖分のありがたみを知ったものです。
「ちょっとしたことにありがたみを知る」「気づく」経験だったのだと思います。
コンビニ弁当を眺めて、時々思うこと。
しかし今の私にはそんな長旅をしている暇も体力もお金もあったもんじゃない。
ただ、会社員の時、上司が「マインドフルネス」に凝っていて、その話をしてくれたことがありました。
「昼飯を食べる、っていう講座なんだけど、とにかくおかず一つ一つに集中して黙って食え、っていうんだよなあ。」
と彼は戸惑っていたし、私も、まあわかるようなわからんような、だったのですが、色々あって「つまんねえなあ」と思ってた頃。
家で一人でコンビニの弁当を食べながら、おかずを眺めて・・・
「このきんぴらごぼう、どんな顔の人が作ってるんだろうなあ」
「そもそもこのごぼう、日本のどこでできたんだろ」
「このごぼう、どんな人が育てたんだろう・・・」
「というか、ごぼうっていうのを最初に食べたのはいつ時代の誰なんだろう」
なんだか、夢が膨らんですごく楽しくなりました。
人参は?米は?キャベツは?
どんな人が作った機械を使ったのかな?
誰がトラックで運んでくれたんだろう?
・・・無限なのです。
それで、なんだか弁当を食べているだけで、「ああ、自分が一食のご飯を食べるのに、すごく多くの人が関わってるんだなあ」って思って楽しくなったのです。
もちろん、毎日こんなことを考えているわけではありませんが・・・
よく、「辛い時は目の前のことに集中しろ」とか言いますが、漠然とそんなこと言われてもなあ、と困ることはありませんか?
ならば、「本当に目の前にある」ものを見ると、ちょっと気分が変わるかもしれませんよ。
24時間、地球を眺められる場所
そして、次にオススメしたいのが、今度は「とても遠くにあるもの」に目をつけることです。
宇宙旅行に行ってみたいと思ったことはありますか?
私は小さい時、宇宙飛行士に憧れたこともあります。
実はYouTubeで、宇宙から地球を眺め続けている、ISSに搭載されたカメラの映像を24時間ライブ配信しているチャンネルがあります。
画面には、ISSの現在地点も同時に表示されていて、チャット欄には世界中の人がコメントを書き込んでいます。
映像こそゆったりしていますが、地上から見ればISSはかなりの速度で軌道を回っていることが地図でわかります。高度428km、時速27,556kmなんだそうです。
これがなんだか、うまく言えませんが「イイ」のです。
癒されるというか、良い意味でいろんなことがどうでもよくなってくる、とでも言いましょうか。
雲の形が変わったり、夜と朝の境界線があったり、そして、ここに乗ってる人がいるんだよなあ、なんて考えたり。
思いっきり目の前のことと、思いっきり遠くのこと。
暇な時こそ、普段見えないものに目を向けると、世界は不思議に満ちているということがよくわかります。
「アクティブ」な人生だけが楽しいとは限らない
楽しく感じようが、つまらなく感じようが、嫌でも朝は来ます。
そして同じように朝起きて、仕事に行って、帰ってこなければなりません。
今いる場所から動けなければ、心を別の場所に動かしてみてはいかがでしょう。
お金や時間があってあちこちに出かけたり、たくさんの趣味で忙しくしている人だけが楽しく生きているように見えます。
しかし、「楽しさ」イコール「忙しさ」ではありません。
大人になると、どうしても他人と自分を比べてしまったり物事を知りすぎたりして、「自分と、目に見える程度の周辺」にとらわれてしまいます。
「日本人はスケジュール帳に空欄があると落ち着かないという、不思議な習性を持っている」。
そう、海外の人が指摘するのを聞いたことがあります。
いつの間にか、そんな奇妙で不要な思い込みまで身につけてしまっているのです。
ここで紹介したものは、「ものをあまり知らない子どもの時に感じていたような好奇心」です。
そして、「どうしてそれが楽しいのか」を、わざわざ言葉で誰かに説明する必要はありません。
別に、無理をして他人と共有する必要もありませんし、ましてや比べるものでもありません。
「なんとなく楽しい」。生活の合間にそんな時間があると、日々が少し輝くかもしれませんよ。
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<うさぎ66号>
アラフォーWebライター。大学卒業後、東京の一部上場企業に就職、それなりに勤めたのち退社。学生時代は主に夜の世界を学び、数多くのサラリーマン観察を経験。学校では「動物行動学」を専攻としていたため、人間の行動のなかに野生の本能を探す癖がある。
<Photo:Daniel Frank>