食品の万引き現行犯で逮捕され続ける女 裁判まですすむとこうなる

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老後資金には2000万円以上の貯蓄が望ましいという金融庁の報告がありましたが、そこまで貯めることができたとしても人生は幸せとは限らないようです。

実際に2000万の貯蓄がある老年夫婦の妻の裁判を傍聴したのですが、その事件名は窃盗、スーパーの万引でした。

 

「そんなに貯蓄があるのに、どうして万引するのですか?」

と検事や裁判官からの質問に70代の妻が答えるのですが、どうやらお金の使い方が問題のようでした。

カウンセリングや夫の努力も空しく、妻は万引を繰り返してしまいます。

いくらお金があっても満たされない生き方があるのだと感じた裁判でした。

 

スーパーで万引きをしてしまう貯蓄2000万夫婦の生き方

窃盗の裁判では頻繁に万引きの事件があります。

万引きの多くは生活苦が原因で、生きていくためにおにぎりを盗んだりするケースなのですが、しばしば病的な万引と思われる事件もあります。

 

この裁判では病的な万引が原因と思われる主婦が被告になっていました。

キレイな身なりをしている小柄な70代で、前科が3犯、どれも万引による窃盗です。

「今年刑務所から出て来たばかりなのに、またやってしまった」

と反省してました。

この日は1月の下旬でしたので、本当に出たばっかりなのでしょう。

 

万引を止めるために精神科でカウンセリングを受けています。

カウンセリングを受けて

「自分の心を掃除して、人間として成長した」

と言いますが、あまり効果は無かったのかもしれません。

スーパーで商品を手に取ると、万引をしてしまいたくなる気持ちの葛藤があったとのことです。

 

被告の経歴は高校を卒業後、事務などのアルバイトをして子供2人を育てました。

子供は一人立ちして、夫婦での年金収入は月30万円ほど、預貯金は2000万ほどあると証言していました。

 

犯行時の被告の所持金は6000円ほどですが「お金を使いたくない」と牛乳のみを清算し、ショルダーバッグに酢だこなど900円相当を万引してしまいます。

前科があるので、これでも裁判になってしまうのです。

 

裁判で被告は弁護士に犯行の理由を聞かれると

「次女のこともあり、生活が苦しかった」

と言いました。

月10万円の仕送りをしているとのことです。

その10万円がちょっと意味不明なお金でしたので、裁判官が何度も質問しました。

 

成人した娘に10万!お金の使い方がちょっとおかしい

遠く離れた場所で暮らす娘に、夫婦は月10万円の仕送りをしていました。

今回の犯行はそのせいで生活が苦しくなってしまったのが原因と被告は言います。

被告夫婦の月収は30万の年金です。

その内訳が生活に必要な経費10万と娘に10万の仕送り、そして残りの10万で夫婦が1か月生活しているとのことでした。

 

娘に10万の仕送りをしているのは、離婚の訴訟費用ということです。このお金の事で裁判官が被告に何度も質問をしました。

 

裁判官「訴訟費用で?10万ですか?そんなに必要ないでしょ」

被告「家賃や。養育費もあります」

裁判官「そもそも、10万円という金額はどうやって決めたの?」

被告「こちらから、決めたというわけではありません」

 

どうやら娘に金額を指定して請求されたわけではなく、夫婦が親切心で10万円という金額を決定したようでした。

 

私は被告夫婦のお金の使い方がちょっとおかしいと感じました。

離婚する娘に10万円を送る意味が良くわかりません。

娘にとっても迷惑なはずです。

自分の母親の生活が困窮し、万引を繰り返すなら「いらないよ」と返すのは普通ではないでしょうか。

 

もし、自分の親が「生活の為に」と毎月年金から10万円を送ってこようとしたらどう思うでしょう?

私にも同じ年代の母親がいるので、その想像はリアルに恐ろしかったです。

きっと「とうとうボケちゃったかな?」と心配になり、なんとか帰省しようとするでしょう。

 

万引はそのせい?認知症の疑いがある被告

お金があるのに万引きをする、求められていないのに10万の仕送りをするという夫婦。

どこか違和感があります。

その違和感の正体が認知症なのではないかという検事の発言がありました。

 

認知症の疑いを持ったのは、被告が仮釈放で出た後で出会った保護観察のときです。

保護司が夫に「奥さんは認知症の疑いがあります」と言いました。

 

傍聴席から聞いていて、たしかにそう言われると納得するポイントがありました。

例えば検察の質問では、何度か言った言わないの水掛け論になってました。

調書があるので、言ったことは間違いないのでしょうが、被告はそのことを覚えておらず

「言っていない」

と否定します。

 

「夫婦で2000万あるんでしょ」という検察の質問にも、ちぐはぐな回答で娘の裁判のことを喋ります。

「親権争いで、理屈ばっかり、養育費ももらってない・・・」

と聞かれてもいないことを喋り続けるのです。

さらに、被告人の娘は子供を連れていかれた側なので、養育費は支払う側のはずです。

法廷で独り言のような愚痴を言う被告人の姿はとても奇妙に見えました。

 

後で気になったので調べてみると「万引は認知症のサインかも!?」というインターネット記事を発見しました。

それによると、認知症の症状の1つとして万引があると書いてあります。

これはお金があるけど万引を繰り返してしまう被告の姿に一致します。

私は医師ではないので、万引と認知症を結びつけるつもりはありませんが、もし、自分の母親がそうなってしまったらと想像すると恐ろしくなりました。

 

まとめ

今回の裁判を傍聴して感じたのは、老後には予測不能のリスクがあるということです。

被告夫婦のように、たとえ2000万円貯蓄しても幸せとは限りません。

 

たしかに人生100年時代と言われていますし、医療の発達とともに老後は長くなるでしょう。

そうなると貯蓄の無い人間は、高額な医療を受けられず死んでしまうかもしれません。

 

被告夫婦は2000万円の貯蓄と月30万の年金があり、お金には困っていなかったはずです。

ですが病が原因と思われる罪を犯してしまいました。

お金があれば老後は幸せとは限らないのです。

 

私は被告人の年齢まであと数十年ありますが、現金を貯めることだけを目標として生きてはいけないのだと感じました。

今を幸せに生き、スキルを磨いて将来に渡って収入を得られるようにすること。

それが自分の老後のリスクヘッジと考えます。

金融庁の報告した老後に必要なお金2000万円など無視して、死ぬまで強く成長していきましょう。

 

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【著者】野澤 知克

自営業(飲食店)を営みながら、ふとしたきっかけで裁判傍聴にハマった傍聴ライター。

現在は専業ライターとして、裁判所に通う毎日。

事件を通して人間の「生き方」と向き合ってます。

 

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