ミャンマー美人たちと現地で過ごした私の思い出 民主化デモとパンツ、そして娘たち

Pocket

連日報じられるミャンマー関連のニュースを見て、気が気でない自分がいる。

現地在住20年、最後はここで土に還るつもり……なんていう強者には敵わないが、私もミャンマーと少なからず縁があるからだ。

 

エロ雑誌の編集者になったばかりの頃、ミャンマー大使館前でデモを挙行した思い出がある。

月日が経ち、ミャンマーも気楽に旅行ができる時代になって現地を訪れ、そこで出会った心優しき人々。

そして何より忘れがたい、美しきミャンマーの娘たち。

自分が主に触れ合ったのは夜の世界の住人たちだが、彼女たちは内戦直前とも言うべき現在の情勢下で、果たしてどう生き抜いているのか。

報道とは全く異なる極私的な切り口ながら、この愛すべき国について是非皆様に関心を持っていただきたく、私の体験を語りたい。

画像:筆者撮影

パンツの力で軍政を倒す民主化応援キャンペーン

2007年のある日、自分は北品川のミャンマー大使館前にいた。

軍政の民主化デモ弾圧に、抗議するためである。

同行してくれたのは編集部に出入りするアルバイトの女の子たち。

彼女らが手にするプラカードには、

「パンティでミャンマーに平和を!」

「軍政NO!」

などという言葉と同時に、女性物の下着が貼り付けられている。

傍目にはふざけているように見えるかもしれないが、これは当時密かに世界的広がりを見せていた「パンティパワー」なる反軍政キャンペーンだ。

 

ミャンマーでは女性の腰巻き布、もしくは下着が男から法力を奪うと信じられている。

ならば世界の女性が立ち上がり、民衆を弾圧するミャンマー軍=男たちに下着を送りつけるしかないーー。

こんなムーブメントが巻き起こり、各国のミャンマー大使館には下着入りの小包が続々届いた。

 

日本の下着愛好紳士なら、いやはや大歓迎、24時間受け取りOKといったところだろう。

しかしミャンマーは最高権力者が占いで首都移転を決めた、なんていう話が真実味を持って語られるほどファンタジーが息づく国。

その当時は「冗談のようで、実は意外に効くのでは……」などと思いつつ、デモをしたものである。

 

ただ問題は、このデモが下着マニアがメイン読者層の雑誌企画であったことだ。

当時の狂った上司がパンティパワーの一件をニュースで知り、自分に「便乗して企画を作れ」との命令を下した。

デモの届け出とかどうしましょうと聞くと、返ってきた答えは「いらねえだろそんなの」。

問題意識、まるでなし。

それではさすがにミャンマーで闘っている学生さんや、真面目に抗議活動をしている在日ミャンマー人たちに申し訳ない。

 

自分の仕事は、雑誌企画として成り立たせると同時に、ミャンマーの民主化問題について調べ、このお手盛りデモ企画を少しでも意義のあるものにすることだった。

以来、パンツをキッカケにこの国に関心を持ち、

「いつか正月くらいは休めるようになったら、旅しよう」

と思っていた自分。

結局初めてミャンマーの土を踏んだのは失業後、完全に自由人となってからのことだったが、行ってみて驚いた。

 

そこは、アジアの純真が今なお残る桃源郷であり、人々の祈りが国中を覆う仏国土。

まさに最後のフロンティアと呼ぶにふさわしい、素敵すぎる国なのだった。

 

ポン引きの中にすら仏の心がうっすら感じられる国

初めて訪れた異国で、その国を知るには市場を見よなどとしばしば言われる。

だが私の持論では、より手っ取り早く理解を深めるには現地のポン引きと触れ合うのが一番いい。

アジアの歓楽街に欠かせない人々であり、同時にこれほどうっとおしい存在も他にないのだが、ミャンマーでは違う。

ここではポン引きの中にすら、最低限の礼儀がある。

その上ボッタクリ額も、なんだかちょっとお手柔らか目。

君、そんな押しの弱さで裏社会を渡っていけるのかいーーなどと少し心配になってしまうほどだ。

画像:筆者撮影

この礼儀正しさはどうもポン引きだけのものではなく、国民性であると気付かされたのは滞在数日後のこと。

いかにも、もう外見からしていかにもなタクシーの兄ちゃんが、外国人にもお釣りをきちんと渡す。

年長者や両親、先生などを目上の人として敬う文化が、今も根強く残っている。

細かいことを挙げるときりがないが、カオス渦巻く東南アジアの一国とは思えないほど、ミャンマーの人々は誰もが礼儀正しいのだ。

 

でもこんなに大人しい人たちも一皮むくと、というか宗教や民族絡みのことでは一転して鬼になる。

滞在1週間目くらいの頃、家が貧しく学校に行けないため、独学で英語と日本語を学んでいるポン引きと仲良くなり、自宅に招かれた。

妹さんとふたり暮らしという彼の部屋には本当になにもなく、机に日本語の教科書、そしてマットレスがあるのみ。

昼間は家で勉強をし、夜になると妹の学費を稼ぐためミャンマー指折りの売春バーで働く日々を送っているという。

 

そこは、常時100人以上のうら若き、というかあまりにも若すぎる子もちらほら目立つ、地獄の一丁目みたいな場所である。

店内は、営業中であってもほぼ真っ暗闇。

日本人が座るやいなや、女子たちが顔見せのため列を作り、アピールタイムには携帯のライトで自ら顔を照らす。

そして、誰が教えたのかしらないが、

「ワタシカワイイ!」

「オッパイオオキイ!」

「エッチジョウズ!」

と同じ日本語フレーズを壊れたラジオのように延々繰り返す。

 

卑猥というよりほとんどホラーのような光景で、まともな感覚でいられる場所とは思えない。

ところが彼自身はこの環境に染まることなく、話せば話すほどしっかりとした考えを持っているように感じられた。

普通、私たちは男であっても人前で肌を晒すことを嫌うし、こういうお仕事なんて本当はありえない。

ここにいる女の子、私は好きじゃない。

でも、小さい頃に売られて来る子もいるし、ママさんに避妊の薬打たれて仕事している子もいっぱいいる。川向うのスラムから毎日出勤してる子もいるよ。

とてもかわいそうだから、もしお金にうるさい子がいても怒らないで。

こんなことを、何年独学したのか知らないが、実に流暢な日本語で話す。

世界各国いろんな盛り場を回ったが、ミャンマー以外で彼のようなポン引きに出会ったことは一度としてない。

画像:筆者撮影

そんな至って常識人な彼に「お店にはロヒンギャの子もいるの?」と聞いたところ、「ミャンマーにはそんな人いない。あれは勝手に来たベンガル人」とのお答え。

正直、娼婦たちに見せる優しさとのギャップに面食らった。

ただ、これも特別な考えではなくミャンマー、特に仏教徒のビルマ族にとっては共通認識。

実に不思議で奥ゆかしく、滞在すればするほどこの国、そしてこの国の人々のことをもっと知りたくなる。

 

結局その後5〜6回リピート訪問し、海外で働きだしてからもいつかまた来て、もっと深堀りせねばなるまいと思っていたらコロナのパンデミックが発生。

それも今年は落ち着くだろうと思っていたらクーデターが起き、万事休すとなった。

 

ミャンマーの人々を支えるためにひとりひとりができること

ミャンマー関連のニュースが報じられるたび、あの暗闇にいた娘たちは今どうしているだろうかと思いを馳せずにはいられない。

ミャンマー人の嫁さんをもらい、今も現地に残る日本人の友人に聞くと、まあコロナでとっくにクローズしてたからねと前置きしつつ、

「でも、ミャンマーの女は強いよ」

とのお言葉。

 

彼の言う通り、たくましく生き抜いていることをただ願うばかりである。

自分の場合、下品なことをキッカケとしたご縁であり、真面目にこの国を応援している人たちからすれば不謹慎極まりないことは重々承知している。

 

それでもあえて言うなら、ぜひ今までミャンマーと縁がなかった日本のみなさんにも、ぜひ今回の事件をきっかけに関心を持ってもらえたら幸いだ。

クーデター関連のネットニュースが流れて来たら、それを見るだけでも構わない。

アクセスが稼げるとなれば、続報は自然と出てくる。

 

逆にこの話題は受けないと判断されると関連ニュースが徐々に減り、事件が風化する恐れがある。

関心を持ち、できれば連帯の気持ちを示すこと。

それこそが軍政に抗うミャンマーの人々を支える力になると、自分は信じている。


画像:筆者撮影

 


 

【著者】神坂縁

ライター、編集者、翻訳者。

週刊誌記者を経て某中堅出版社に入社。

雑誌の製作に携わっていたが、十数年勤めた会社で内紛が起こったことを機に退職&日本脱出を決意。

現在は国外の通信社に勤務し、アジアの政治・経済に関するライティングを本業としている。

 


【ライフブースターからのお知らせ】
コロナ禍だからこそ!!素敵な女子とのプライベート飲みはいかが?

「最短30分で刺激的な出会いを叶える」マリオンから、ライフブースター読者だけの特典をいただきました!

▼ ▼ ▼

ただいま、こちらのサイトから予約された方だけに、嬉しい特典

なんと!!

『全プラン。1時間無料!!』(最大12,600円OFF)
こちらのサイトからご予約ください。↓

https://mullion.jp/mens/index.html
ご予約時に、1時間無料クーポンコード【GE452D】を入力してください。

※クーポン適用条件:お一人様一度限り。最低ご利用時間2時間から

 

Pocket