元エロ本編集長だからこそ理解できる 風俗嬢の本音と女性の強さとは

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5人、10人の男と寝るのは単なる娼婦、だが千人の男と寝た女は天使になるーー。

典拠は忘れてしまったが、この言葉が事実としたら世の中にいるセックスワーカーのほとんどは聖性を帯びし者ということになる。

 

確かに娼婦とは、たとえどんな男であろうと金さえもらえれば別け隔てなく接し、心やすらぐひと時を与えてくれる聖母の如き人々。

ゆえに自分は、最貧国の場末で春をひさぐストリートガールに対してすら、一抹の敬意を持たずにはいられない。

 

しょせん風俗なんて、むなしいだけで後に何も残らない。

そもそも金で女を買うなんて最低のクズ、みたいなことを言う人がいる。

そういう意見は、まことごもっとも。

一理どころか二理も十理もあることは自分も認める。

しかし、少なくとも自分にとっては、その何も残らないはずの遊びから得た知見が間違いなくある。

もっと言えば、娼婦たちから生きる上で大事なことを学ばせてもらったように感じるのだ。

 

すべての子がそうだとは限らないが、まさに言葉通り身体を張って働く彼女たちは、フツーの女性とは違った角度で男を、そして世の中を見ている。

金で性を売り買いする欲望むき出しの世界で生きる女子たち。

その経験に裏打ちされたの話には、お宝が眠っていると信じ、自分が接してきた娼婦たちのエピソードをシェアしたい。

 

一歩間違えるとエロ本やスポーツ新聞なんかに載ってる体験レポートみたいになりがちなこのテーマ。

そうならぬよう、セックスワーカーの女性たちにあらん限りのリスペクトを込めつつ、以下書き進めていくこととしたい。

 

先に謝ります。

下品過ぎたら、ごめんなさい。

 

業界から足を洗うかズブズブに浸かるか、その分かれ目は目的意識

「有名になりたくて、自分から応募しました」

AV女優の面接をしていると、時折こんな女子に出会うことがある。

 

今やハダカ商売の子でも売れてしまえばテレビの深夜番組に出られる時代。

スカウトの誘いを断れなくて、なんていう子に比べたら動機としては立派で、頭ごなしに否定できるものではない。

それでもつい、目を輝かせて自己アピールに励む子を前にしつつ、こんなことを思うことがあった。

 

「なんでこの子、わざわざ自分から苦海に飛び込んでしまうのか」

 

大学卒業後エロひと筋に生き、男優出演までしている自分が言えた義理ではないのだが、正直な思いだった。

 

もちろん中にはAVデビューがきっかけで、人生が大きく前に進む場合もある。

でも、全ての子がそううまくいくわけではない。

そして世界には、本当にやむにやまれぬ事情があって夜の世界で働く子がごまんといる。

自分の目には、金以外の目的でAV事務所や風俗店の扉を叩く子というのが、どうしても不可思議に映るのだ。

 

例えば、いま私が住んでいる中国。

ここでは「男は国を売るのが恥、女は身体を売るのが恥」なんていう言葉があるほど、夜世界の女性の地位は低い。

というか、人間と見なされないといっても過言ではなく、実際お店では源氏名すらないところも珍しくない。

女の子たちはまるで刑務所のように番号で呼ばれるのが普通で、中国人客も「君、名前なんていうの?」とか聞いたりしない。

そんな業界で働くのなんて、いくら金がよくても絶対嫌。

 

……と思っても、ヒモ男を食わすため、はたまた借金を返すためなど、追い込まれた女子たちがやむにやまれず飛び込んでくる。

それが中国の仁義なきエロ世界である。

 

自分の場合、若い頃にスポーツ新聞で風俗枠を持っていたこともあり、店に行くとどうしても相手の話を聞きたくなる。

そういう客は珍しいのか、はたまた日本人ということでガードが甘くなるのかは知らないが、みんな意外なほど、身の上を語ってくれた。

 

「本当は故郷に彼氏がいる。彼と私、ふたりの夢を叶えるために、今は辛いけど1年頑張る。そう決めて田舎から上がってきた」

 

なんて言いつつ、わざわざ彼氏の写真まで自慢げに見せてくれる。

 

ちなみにその子、マネージャーに聞いたところではヒモ男と店のママさんが結託して、液体コンドームを使った生本番で客をとらせているとのことだった。

知らない方のために補足すると、液体コンドームとは精子を殺すジェル的なものをアソコに仕込むシロモノで、妊娠はしないがそれ以外のリスクが山盛り。

 

”1日10人とか汚いおっさんとゴムなしでやらせておきながら、一緒に夢を叶えようとぬかす男のために、なぜ頑張る必要があるんだい?”

 

当然そう思ったが、言うだけ無駄というもの。

業界歴20年という中国人マネージャーが言うには、この手の子はいずれ気づくが、その頃には身体を売ることに何の抵抗もなくなっていて、大概は青春をすべて夜世界で過ごすことになるとのこと。

 

そういう子には、マネージャーも手厳しい。

「液体コンドーム、今日の分ちゃんと買ってある?」

ってな感じで、やはり人として見ていない感が伝わってくる。

そんな彼でも、相手によっては親身になって支えたくなることがあるらしい。

 

「みんな親が病気でとか言うでしょう。でまかせを言ってる子は休憩室でスマホいじって買い物ばかりしてるからすぐ分かるよ。

でも、本当に何かを背負って来ている子も、たくさんいる。中国でこの仕事は本当に大変。日本みたいにみんな優しくないよ。お金が欲しいとか、自分のためだけじゃ続かない」

 

それに対し、目的がしっかりある子は、無駄金を使うことなく歯を食いしばって仕事を頑張る。

当然、人気が出るからお店としては残って欲しいのだが、そういう子に限って必要なお金が貯まったら絶対に戻ってこない。

 

「でも、それでいいね。私はいつも、頑張ってた子には『もう二度とウチみたいなところに来るな!』って言ってるよ。こういう子はまだ普通の世界に戻れるからね」

 

中国社会の最下層と見なされる世界にも、このように強いモチベーションを持ち、身体を張って働く女性たちがいる。

自堕落な日々を送っている自分にとって、彼女たちの強い意志はまばゆくすら見えるのだった。

 

自分の欲得を超越したモチベーションを持った時、人はもっと頑張れる

ところ変わってフィリピン。

かつて米軍基地が密集していたルソン島中部のとある場所に、とてつもなくガラの悪いアジア随一の歓楽街がある。

この国の貧富の差というものは、日本人の想像の範疇を超えている。

ひとりの稼ぎに一族郎党が寄っかかるなんてことも珍しくなく、若い娘さんが休みなく身体を売って、それでも食えない。

 

自分が出会ったのは、まさに極貧に喘ぎつつも、日本だったら通りすがった男が皆振り向くであろう美しきフィリピーナだった。

彼女が困窮しているのは、幼い息子を育てるため。

しかも、行きずりの韓国男に遊ばれて、妊娠した挙げ句捨てられたというシングルマザーである。

 

普通なら絶望のどん底、というかまず産もうと思わないが、フィリピンはアジア屈指のカトリック教国であり、堕胎は罪という意識が強い。

「貴方に選んでもらえなかったら、明日の食費もなかったの」

なんて話を行為の後に聞かされて、とんでもなく重い気持ちになってしまったのだが、彼女自身はどこまでも明るい。

悲壮感など全くなく、それどころか「ベイビー見る?」と、スマホをいじり出す始末。

画面に映し出されたのは、褐色肌の彼女に抱かれる、東洋人の乳飲み子だった。

 

一体彼女に、何と言葉を返せばいいのか。

いや、言葉より何よりミルク代とかいってチップを渡すべきか、なんて考えていたら、彼女は愛おしそうな目で我が子の写真を見ながら、こう言った。

 

He is my life

 

この子は神様が授けてくれたもの、私の生きがいそのもの。

ベイビーのためなら、私何だってできるーー。

 

むろん、その「何だってできる」の中には、自分みたいなしょうもない男と寝ることも含まれている。

しかし、より印象に残ったのは、女性、そして母というものがいかに強いかということだ。

人は背負うものが大きければ大きいほど、時として自分が本来持つ力以上のことをやり遂げられる。

だから私も遠慮なく中出しした。

 

欲しい物を買いたい、美味しいものを食べたい。

そういうモチベーションとて否定されるものではないが、本当に苦しい状況でも踏み止まれる強い動機とは言えない。

 

もし貴方がいまいち燃えない、頑張れないというのなら、いっそのこと分相応なくらい重たいものを背負い込んでしまえばいい。

それこそ怠惰な心に火を付ける、手っ取り早い方法だ。

 

例えば彼女ができないなら、「今年中に絶対作る!」と公言してしまうのも、ひとつの手だと思っている。

言ったはいいがダメだった時に恥ずかしいから、などと予防線を張る必要は全くない。

全力を尽くし、それでも失敗した者を笑うのは、本気で頑張ったことがない輩。

自分を追い込み、プレッシャーをバネとして、ぜひ切なる願いを叶えていただきたいものである。

 


 

【著者】神坂縁

ライター、編集者、翻訳者。

週刊誌記者を経て某中堅出版社に入社。

雑誌の製作に携わっていたが、十数年勤めた会社で内紛が起こったことを機に退職&日本脱出を決意。

現在は国外の通信社に勤務し、アジアの政治・経済に関するライティングを本業としている。


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