離れて見えるお互いの真意 自分も試される遠距離恋愛

遠距離恋愛と言えば、お見送りの空港でハグして見えなくなるまで手を振って、なんていう典型的な別れを想像する人も多いかも知れません。


しかし遠距離恋愛は必ずしも、そんなドラマのようなスタートではありません。出発の前日に、いつものように食事をして、いつものようにバイバイして・・・。
また明日にでも、来週にでも会えるようなそんな感じで、私たちの遠距離恋愛は始まりました。

1.彼と仕事を天秤にかける

奇遇にも、私がイタリア人の彼と出会ったのは、仕事で1年弱ミラノに行くことが決まって喜びに浮かれていた当日のことでした。
憧れの仕事と彼を同時に得るという、こんな奇跡のような一日が世の中にはあるものなのです。


私はミラノに行き、イタリア人の彼が日本にとどまるというチグハグな遠距離恋愛が始まるまで、残された時間はたった4か月でした。


そんな短期間で何が見えるのか- 彼は「断るべきじゃないよ」という姿勢で応援してくれていましたが、逆に「その程度にしか想われていないのかも」とも感じられ、憧れのミラノ行きは悩みの種にもなり始めました。


「先のことなんて誰にもわからないよね」という彼の何気ない一言も、不安になりました。


その頃までの私は、お互いの仕事のために別れるような恋人たちを、その程度、というような目で見ていたように思います。
そして、本物の恋愛のためなら仕事は捨てられると信じていました。


しかし、彼と仕事を前に、いやむしろ彼とミラノを前にした私は、やはりミラノを捨てることはできなかったのです。


30歳を過ぎて間もない頃、一時のキャリアと一生を左右するかもしれない男性との狭間で揺れるというまさかの展開に、リアリストのような自らの結論。


だって、近くに居続けたからといって、別れない保証もないし。
人との関係は壊れる恐れもあるけれど、仕事上の経験はきっと自分を裏切らないでしょう?
彼に対する後ろめたさよりも、曖昧なことにすがりたくない思いのほうがが勝ったのです。

2.新たな環境の中で寂しさよりも楽しさが

そしていざミラノでの生活を始めてみると、何もかもが新鮮で充実の日々。
イタリアで働くことがかねてからの夢だったのです。


休みの日は友人と出かけたり、小旅行したり。観光にグルメにショッピング。楽しくないわけがありません。


そんな風にして半年以上、彼がすぐそばにはいない状況であれ、寂しさを感じる暇もないほどに楽しんでいました。


但し、彼とのやり取りをできるだけ生活の一部に取り入れるようにもしていました。
日本との時差は7時間。私が起きると「おはよう」、彼が寝る前に「おやすみ」のメッセージ。
どんなに忙しくても、この一言だけでもいいから、毎日の連絡は怠らない- 


それは「あなたを想っている」という照れくさい感じよりは「今日も忘れてないよ」くらいの感覚だったと思います。
自然に出来上がった一種のルールのような。これは離れている10か月の間、最後まで毎日続きました。


また、彼のホームであるイタリアのことは、何でもアドバイスをもらうようにもしていました。
通信会社の選び方や契約といった実用的なことから、オススメの旅行先やレストラン、行きつけのバーなどの娯楽まで。


相手に頼られると嬉しくなるものです。
航空券の予約を誤ったときは本気で焦りましたが、そんな困った事態にこそ助けを乞うことで、真剣に解決策を練り、できる限りのことをやり尽くしてくれた彼に改めて惹かれたものでした。


遠距離恋愛を楽しく続けるためには、いざという時には相手を頼る。
こんな演出とスパイスも、とても大事です。

3.いつも一緒にいるという思いを共有しよう

たとえば、旅先で絶景に出会ったとき、おいしいパスタを食べたとき、庭の花が咲いたとき- ほんのちょっとした感動を見つけたときも、心の距離を縮めるチャンスです。


私はその瞬間を写真に切り取って彼と共有していました。
見せてあげたいというより、一緒に味わいたいひととき。


決して一日中、彼のことを考え続けているわけではないけれど、自分がいいな、と思った瞬間に思い出す人は、大切に想う証だと思うのです。


イタリアといえばのジェラートでも。何十種類もの中から彼の好きなナッツ味を選んで写真を送るのも効果的です。
すると、「うらやましい」とか「いいね!」っていう反応を示してくれます。
鬱陶しくならない程度に惹きつけて、距離を縮めるにはこんな小さな工夫が大事です。


そして彼も同じく、要所を押さえて連絡をくれ、そこに思いやりを感じられました。
決して毎日電話して声を聞いていたわけでもなく、「寂しい」「会いたい」と言って涙していたわけでもありません。
はたから見れば、ドライな関係だったような気もします。


毎日のように「今日は誰とどこで何をした」なんて報告義務があったら、何かを疑われ、監視されているような気分になりかねません。


各々が自由に自分の時間を過ごしながら、ふとした瞬間にお互いのことを考え何気なく日々が過ぎていくことは、そこに目には見えない信頼があったからだと感じさせてもらえました。


遠方に行ってしまう彼女のことを心配に思う気持ちはわからなくもありませんが、男性が余裕を持って大きな心で見守ってくれると、逆に女性は大きな心により惹かれるものなんです。

まとめ

この遠距離恋愛が始まる前の彼の一言、「先のことなんて誰にもわからないよね」の真意に、後になって気づくことができました。


「夢のイタリアに行くんだから、僕のことに執着せず、自由になったほうがいい。でも、その先にまだ一緒にいたいと思える2人がいるなら、そのときは前向きに…」
という、私を最大限に思ってくれた言葉だったと思っています。


一緒にいるために何かを犠牲にすることだけが愛情ではありません。
あのとき、「ずっと一緒にいたいから行かないで」とか「必ず待ってるよ」なんて重い言葉を言われなかったことに改めて感謝しています。


しかし、こんな言葉で大事な彼女を遠くに送り出せる男性は、なかなかいないのではないでしょうか。
当時、「彼が他の女性と出会うかもしれない」なんていう勝手な心配をした自分を恥ずかしくも思います。彼は私のことを解放しつつ信じて待っている、というようなスタンスだったのですから。


遠距離恋愛中は、会うことで埋められるようなごまかしが利かない分、相手の心が見えてきます。
物理的な距離が離れていることによって、今後どうしていきたいのかを自分にも問う良い機会でもあります。


相手に対してばかり求めていないか、自分は相手に何を与えられているのか。
相手に対する不安を募らせ、それにより行動を制限していないか。
そのようなことは逆効果になり、遠距離恋愛を失敗させる大きな原因にもなりかねません。


ぜひ、現在進行系で遠距離恋愛に悩み、楽しんでいる男性の皆様に、参考にしてほしいと願っています。

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真紅ゆきの(しんべに・ゆきの)

立命館大学国際関係学部卒業後、東京でテレビ番組制作や報道記者を経験。2011年に退職して渡伊し、約2年半ヨーロッパで旅するように暮らす。2019年春より夫の故郷、イタリアに移住。フリーライターとして旅の経験をもとにした記事等を執筆している。趣味、登山。

<Photo:Ragnar Vorel>