私が恋愛コンサルタントという職業に就いたワケ

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昨今では相席居酒屋やマッチングアプリなど、男女の出会いに関するサービスが充実しています。
少子化がシャレにならなくなっているからか、ひと昔前と比べて、そういったツールで相手を探すことに対する世間の風当たりも少なくなっている印象です。


しかし、後腐れのないインスタントな出会いであるがゆえ、条件をつき合わせてお互いを査定し合うやり取りに、もうげんなりしている方もおられるのではないでしょうか。


また、女性からロックオンされたら最後、私を食べてとこちらに向かってくる女性や、妙に張り合ってくるトゲのある女性に、あなたは疲れや恐怖を感じたことはありませんか。

平成の女性に本気で惚れ込めなかった男性たち

私は30代後半の女性ですが、恋愛ドキュメンタリーで記憶に残っているテレビ番組は、「ねるとん紅鯨団」と「あいのり」と「テラスハウス」です。
台本が有るか無いかの議論はさておき、「ねるとん」はバブル期の真っ只中ということもあって、男女の欲望が色濃く出ていたように思います。


告白タイムに告白するのは男性からが基本で、好きな女性が被った場合は「ちょっと待った!」と別の男性が割り込む熱い展開もありました。


2000年ごろ始まった「あいのり」になると、男女関係もフラットな傾向に向かい、出演者の裏の顔は知りませんが、男女とも、男女の違いを最大限使って相手から物質的な何かを獲得してやろうというようなバブル期のギラギラは感じられません。


2012年からの「テラスハウス」では、仮に出演者全員の外見や話し言葉の特徴を隠したとしたら、もはや内面だけでは男女の区別がつかないのではないかとさえ思います。


「テラスハウス」のある回で、年下男性が語る未来の夢について年上女性がダメ出しするシーンがありました。
年下男性は年上女性に好意を持っていたようですが、年上女性からすれば彼は可愛いけれど頼り甲斐がなく、恋人としては見ることができないようでした。


最初私は、単純に彼女は彼を「男」として見られなかったのだろうなと思ったのですが、もう少し分析を深めてみると、彼を「男」として見られないというよりは、彼女自身が「女」になりきれなかったのではないかと思いました。


私はこのシーンを見て、胸が痛みました。
これでは、男性は萌えないよな・・・と。
そして彼女の姿が、まるで平成の女性像を象徴していたかのように感じてしまったのです。


突然堅苦しいデータを出しますが、内閣府の報告書を参照しますと、現代の15〜64歳の女性の就業率は、男女雇用機会均等法が施行された1986年ごろと比べて、おおよそ50%→70%へと上昇しているそうです。


今さら言うことでもありませんが、若い世代ほど、女性が仕事をするのが当たり前になっています。
ですが、女性たちが飛び込むフィールドは、男性が男性の価値観で作り上げた社会。
そこで評価されるためには、価値観を寄せていってオス化(同化)してしまうことが手っ取り早い手段なのでしょう。


それで仕事がうまくいってしまったら尚のこと、「これが成功するやり方なんだ」と認識し仕事以外でもオスの部分を使うようになっていきます。


「テラスハウス」に話を戻しますが、もし年下男性がその年上女性と付き合えたとして、最初は男性の方が夢中になっているかもしれませんが、だんだん目の前の女性のオス部分を見るにつれ、冷めていくのではないかなと想像します。


なぜなら、自分は素敵な女性に恋したつもりが、近づいてみたら相手は「自分の恋愛対象外の性別」だということがわかってきてしまうのですから。
そして、「テラスハウス」のひと場面で私がこうも分析を繰り広げてしまうのは、自分の実体験と重なる部分があったからです。

彼氏の男らしさを引き出すどころか破壊し続けた私の体験

入社して数年のある小さな会社で、私は安月給ながら、会社のすべての企画を管理する仕事をしていました。
あるとき社内の後輩男性から好意を持たれ、交際に発展しました。


そして唐突な展開になりますが、社内恋愛が始まった瞬間、会社の倒産危機に直面しました。
社長は名の知れた凄腕職人なのですが、経営についてはからっきしで、ちょっと人に騙されやすいタイプだったのです。


それでよく数十年やってこられたなと内心思いましたが、社長は私に、「なんとか倒産を回避せよ」と丸投げ状態で命じてきました。


お仕事はたくさん頂けていた会社だったので、そこは救いでしたが、これまでやったこともない財務改善や新たな仕組みづくりをひとりで実行せねばならず、恋愛にかまけている暇はありませんでした。


それまで私はどちらかというとのほほんとした計画性のないタイプだったのですが、急に何かのスイッチが入ったのを感じました。
睡眠時間を削って必死で施策を考え、顧客と価格交渉し、入金が遅れてばかりの業者にオラァとヤミ金のような取り立て電話をし、社員を叱り緊張感を持たせました。


鬼のようだった・・・と私を近くで見てきた友は言います。
結論から言いますと、2年かけて会社を立て直すことができました。
もちろん、そのあいだ必死で売上になる仕事をし続けてくれた社長と社員の力が大きいです。
そして、奇しくも会社の立て直しが完了したと同時に、彼との関係が終わりました。


では、その後輩男性との恋愛の実態はどうだったのか、私の視点で少し振り返ってみます。


まず、最初のころ彼に言われた言葉を無理やり思い出してみると、私のことをちょっと天然でかわいらしいと思ってくれていたようでした。
多分、俺がこの子を助けてあげなきゃと感じてくれていたのでしょう(のちにその彼女が鬼と化すことを思うと、震えます)。


倒産危機から、私が完全なオス鬼に仕上がるまで、約1年。
それまでは、「女」と「鬼」のあいだで揺れ動いていました。


職場恋愛の厄介なところはここで、会社を守らねば!と目の色を変えた自分と、彼氏にかわいいと思われたい自分とで、もう分裂しそうでした。
彼氏からみると、それはそれは情緒不安定な女に見えたことでしょう。


プライベートで、彼が仕事に疲れた私を励ましてくれたとき、オス鬼モードが突如覚醒。
「あなたは甘い、あなたもやりたいことがあるなら必死にやれ!」
と言葉を金棒に変え彼を叩く始末。


彼が、「困ったことがあったら俺に頼って」と言ってくれたとき、「頼ったら負け」と思い一切頼らず、むしろ自分だけで乗り越えたことを勲章とし彼に見せつける始末。


当然、彼の気持ちはどんどん冷めていきますが、なぜうまくいかないのか、なぜ私のしてほしいことがしてもらえないのか、なぜ私の言ってほしいことが言ってもらえないのか、当時はさっぱりわからず、全部相手のせいだと思っていました。


私がいい感じで完全なオス鬼に仕上がってからは、彼は私から距離を取るようになっていました。
気を抜くと言葉の金棒が飛んでくるので、今思えば当然でしょう。
それでもまだ付き合いを継続していましたが、彼は疲れきっていたと思います。


私は私で、仕事と恋愛で精神的にボロボロになっていました。
会社経営が安定してきたある日、プライベートで言い争いになって別れることになりました。
その後、お互い復讐し合うという展開が待っていましたが、そこは割愛します。


私はやるべき仕事を終え出世することになりましたが、彼とも別れ、もぬけの殻になりました。
鏡を見ると、乾ききった肌で目つきの鋭い女が映っています。
女性が自由に活躍できる時代と言いますが、青ざめた自分の顔を見て、これが女性の解放であるわけがない、と強く思いました。

恋愛カウンセラーたちとの出会い

何かがおかしいと感じた私は、オス鬼時代に培った俊敏な行動力で、本当のことを言っている感じがする全国の恋愛カウンセラーや心理カウンセラーを探し回りました。
直感により7名が選出され、著書やブログや講演やカウンセリングを通して、彼らの言うことの共通点を抽出していきました。


そこでわかった重要なことは3つで、まずは、男性心理と女性心理の特徴を理解すること。


次に、恋人というのは自分自身の投影であるということ。
自分自身の「表」を投影する場合もあれば「裏」を投影する場合もあるので、単純に相手が自分と似ているように見えるという意味ではありません。


最後に、男女というのは生物学的な違いだけでなく、人間ひとりの内面にも、男女両方の性が存在しているということ。
女性は仕事のとき男性性を使う、と言われるのはこのことです。


真理はこんなにもシンプルで、奥が深いのか、と驚きの日々でした。
特にお世話になった女性カウンセラーさんから、「押すなって!!女は引けっていつもいうてるやろ!!」と厳しく男らしくご指導いただいたことを懐かしく思い出します。


あの優しかった彼が、私に復讐を企むほど怒り、悲しみ、傷ついていた理由も理解することができました。

令和の女性像を変えるために

平成の女性たちにイマイチ夢中になれきれなかった男性は多いと思いますが、つまるところ男性価値観の社会に女性が適応した結果のことであり、女性たちも違和感と苦しみを感じ傷ついていました。


ですが、これは悲観することではないと思います。
確かに、今の女性は内面の女らしさの価値を低く見積もっていることが多いですが、すでに経済的に自立していたりして、内面の男性性は育ってきているわけです。


つまり、その上で女らしさの価値を受け入れることができたら、男性性という土台の上で女性性は大きく花開くことができるはずだと、皆さんも思いませんか。


男性性が育っていなければ、依存的で受け身な女性になってしまうかもしれませんが、男性性が育っていれば、バランスを取ることができます。


つまり、すでにいいところまできているわけで、令和の女性像は、「自立した姫」になれるところまで行けるのではないか、と私は密かに期待しています。


本当はこのような話を学校で教えて欲しいくらいですが、保健体育の授業では生物学的な男女の違いしか教えませんので、私は恋愛コンサルタントになりました。


「自立した姫」は、男性の潜在能力をどんどん引き出しますので、今どんなに「俺には価値がない」と自信の無くしている男性でも、実はすごく魅力的な要素を隠し持っていると私は思っています。


男性の努力だけでももちろん魅力的になれますが、そこに女性のパワーが加わると、予想をはるかに超えて、男性は活き活きしてくださるのです。


自立しているのに、助けたら喜んで受け入れてくれて、謎めいていて柔らかい女がこの世にたくさんいたら、世界がもっと明るくなる気がしています。


佐久間 雪
早稲田大学第一文学部を卒業後、さまざまな職業を経験したのち、フリーのライターとして活動中。

Photo by Haiiimam on Unsplash

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