愛する妻をいつまでも幸せにするための魔法の処方箋とは

認定心理士である筆者にとって、もっとも身近で興味深い観察対象は、実は妻です。

やはり人生の伴侶ですから、仲良く添い遂げたいという想いもあり、その心理状態への関心は尽きません。

そんなある日、ある論文を調べていた時のこと。

人間関係を良好に促進する脳内物質(脳内に放出されるホルモン物質)であるオキシトシンの存在を知りました。

さらにこの物質の効果は女性にとても効果があるというのですから、上手に活用しない手は無さそうです。

そこで今回は、このオキシトシンを上手に使い、愛する妻をどのようにハッピーにできるのか。

新婚当時のように、夫への熱い想いをどうやって取り戻すのか。

その方法について解説したいと思います。

◆夫婦間の絆を深める魔法の物質「オキシトシン」

まずは、このオキシトシンという物質の基礎知識についてです。

オキシトシンには、不安感を取り除き信頼性を促進し、精神の安定をもたらす効果があるとされています。


話は少し専門的になりますが、産業医科大学医学部上田陽一教授は、オキシトシンが別名“恋愛ホルモン” “愛情ホルモン”“癒しホルモン”などの名称で呼ばれていることを紹介しています。

そして論文「“オキシトシン”の多彩な生理作用」の中で、次のように述べています。

「オキシトシンを投与すると人への信頼感が増すとの Nature 誌への報告を契機として、オキシトシンが人間関係に深く関わっていることが注目された。」

そしてオキシトシンには、次のような効果があると続けます。

・信頼、絆の形成
夫婦関係、男女の関係、友人関係、職場の人間関係、顧客との関係などの人間関係をスムーズにする働きがあります。

良い人間関係が成立している時には、オキシトシンが上手に分泌される仕組みができあがっていると言って良いでしょう。

・子育て行動
人が赤ちゃんやペットを見て、抱きしめたり可愛がったりしたいという愛情深い気持ちになる時にも、オキシトシンが分泌されています。

オキシトシンには、人を慈しみ優しい心の持ち主になれる効果もあるのです。

・生殖行動
オキシトシンは恋愛感情やセクシーな気分になった時にも分泌されます。

また、生殖行動の時の気持ちの高まりをもたらすのも、オキシトシンです。

相手を想い、切ないほどに愛おしい気持ちにさせてくれる、なんとも魅力的な物質です。

・ストレス緩和
オキシトシンは不安感を取り除く効果もありますので、ストレスの緩和に役立ちます。


つまり、オキシトシンの分泌が不足している夫婦やカップルには、ストレスが溜まりやすいということです。

これでは人間関係がうまくいきません。

上手にオキシトシンに頼り、ご登場をお願いする必要がありそうです。

その他、自律神経のバランスを保つ効果、食欲制御、自閉症症状改善、痛みの軽減、アルコール摂取抑制効果があることも、同論文では述べられています。

また、女性にはオキシトシンで出産や授乳を促すシステムがあることから、女性の精神の安定に大きく影響する物質でもあります。

やはりオキシトシンは、妻を幸せにする魔法の物質と言って良さそうです。

◆妻の話をしっかり聞くこと

心理学の専門家としては、妻の話を聞くことの重要性を特に、読者の皆さんに強調しなくてはなりません。

なぜなら、女性にとって話を聞いてもらうことには、特別な意味があるからです。

道を歩いていても、スーパーの中でも女性たちの雑談は花盛りです。

昔は井戸端会議と言われましたが、現代ではガールズトークと言われるように、女性にとって噂話をすることは人生のエネルギー源に他なりません。

イタリアのパヴィア大学の研究者Natascia Brondino博士は、22人の女性を被験者として、女性の噂話が脳に及ぼす影響を調べました。

研究のきっかけは実にシンプルで、Brondino博士が、女性の同僚と噂話をした時に親近感が強まったことを発見したことです。

そこで博士は、この親近感は生化学的な原因によるのではないか、という仮説を立てます。

そして調査の結果、天気などの雑談をする時と比較して、女性の脳が噂話の後により多くのオキシトシンを放出することを発見しました。

これらの研究結果は、妻と話をする時にはしっかりと向き合うことが効果的であることを示しています。

つまらない噂話などと切り捨てて、新聞やテレビ、スマホを見ながら話をしてはいけません。

夫のそのような行為が、妻からオキシトシンを奪っているのです。

今日からでも構いません。

しっかり妻の目を見て、妻の言葉に対して感情豊かに反応し、「そうなんだ!」などの合いの手を入れてみましょう。

すると妻は、必ずドンドンと喋り出します。

これが、カウンセリングで言うところの傾聴のスキル(相手の言葉にしっかり耳を傾けること)です。

その時、妻の脳内には多くのオキシトシンが分泌され、貴方に対する信頼が増幅し、心安らかな安心感に包まれていることでしょう。

◆感謝の気持ちを伝えること


また妻には、感謝の言葉、ねぎらいの言葉をかけることも大事です。

スキンシップの専門家である桜美林大学の山口創教授は

「オキシトシンがもっともよく出るのが、好きな人との愛情のこもったコミュニケーション」

と述べています。

一般に女性は饒舌ですが、女性が饒舌なのは、脳機能の違いだと考えられます。

女性の方が、左脳にある言葉を理解するための「神経組織・言語中枢」の細胞密度が男性より高く、しかも、右脳と左脳をつなぐ「脳梁」が男性よりも太いため、右脳と左脳の言語情報の行き来が多くなります。

また、“おしゃべり”に関係する脳の部位である言語野が、男性は左脳のみにあるのに対して、女性は両側にあることも判明しています。

俗に、「女性は、ハッキリと言葉や態度に出す愛情表現に弱い」と言いますが、あながち根拠のない話では無いのかも知れません。

また町田宗鳳・広島大学名誉教授と、クリニック徳の高橋徳院長による共同研究の成果もとても興味深いものです。

この研究では、被験者32人に「感謝する人物」を思い描いてもらいながら、感謝の気持ちと共に瞑想をしてもらいました。

そして1時間の瞑想の前後で唾液を採取して、オキシトシンの量を測定したのです。

すると結果は、オキシトシンの濃度が平均して36%も増加するというものになりました。

この結果に対し、研究者は 「人を想い感謝の気持ちを持つとオキシトシンが分泌されるという、世界初のエビデンスになった」 と述べています。

つまり、感謝の気持ちを伝えることは、実は自分も嬉しいのです。

妻への感謝を述べている時、貴方の脳内にも多くのオキシトシンが放出されています。

もちろん、妻にも多くのオキシトシンが放出されています。

このような夫婦が、いつまでも仲良しでいられるのは当然のことと言えるでしょう。

◆愛を確認すること

また前出の、桜美林大学の山口創教授は

「オキシトシンの分泌には、スキンシップが一番の方法です。5~10分の愛情あるスキンシップですぐに脳からオキシトシンが分泌され、効果が1時間ほど持続します。」

と述べています。

NHKのBSプレミアム「オキシトシンUP!ラブラブ大作戦」の実験では、ラブラブな状況を作り出すとオキシトシンの量が増えることを証明していました。

また、キスもオキシトシンを分泌させるという実験があります。

NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険 第2回あなたを変身させる! 細胞が出す”魔法の薬”」では、スカイダイビングなどの相手に命を預けるような状態になった場合や、男女がキスをした時、オキシトシンの分泌がどのように変化するのか調査をしました。

その結果、スカイダイビングの時は、オキシトシンの増加量は200%以上になりました。

これは、オキシトシンには信頼を促進する効果があるということを示しています。

またキスをした時は、女性は200%以上増加したのに対して、男性は10%程度でした。

キスは、オキシトシンの分泌を促進する効果があるということです。

特に、女性には効果があるということを示唆しています。

妻への愛情深いスキンシップは、夫婦関係を円滑にするための最大の武器と言って良いでしょう。

◆オキシトシンによる2つの反射

セックスの後、女性は機嫌がよくなります。

この効果は反射によるものです。

性行為によりオキシトシンが放出され、気持ちが安定して満足すると考えられます。

その反射の一つに、“ファーガソン反射”があります。

子宮頚部や膣壁への刺激によってオキシトシンが反射的に分泌されるものです。

出産の時に、赤ちゃんが子宮や膣を通過する刺激に対して、反射的にオキシトシンの分泌が高まり、子宮平滑筋の収縮力を高めて分娩を促すのです。

また、乳房への刺激についても同じように、子どもが乳房に刺激を与えると、オキシトシンが分泌され、乳房の平滑筋を収縮させ母乳が出てくるようになります。

この仕組みをオキシトシン反射と言います。

このように、性行為や子育てと言った本能に深く根ざす所にもオキシトシンは深く関与し、女性の心の安定と満足に寄与しています。

◆結論


オキシトシンは、気持ちを通じ合い、また愛情深いスキンシップによって分泌されることがわかりました。

しかし形ばかりのコミュニケーションでは、効果は期待できません。

大事なことは、思いやりの気持ちをもって妻に接することです。

そうすれば、オキシトシンは夫婦関係を円満に維持する、強力な魔法の薬となるでしょう。

またオキシトシンは、職場の人間関係や顧客との人間関係を深める上でも効果のある物質なのです。

ぜひ、恥ずかしがらずに今日からでも、上手に活用してみてはいかがでしょうか。

参考論文等のURL

“オキシトシン”の多彩な生理作用

http://www.yamaguchi-endocrine.org/pdf/ueta201508.pdf

イタリアのパヴィア大学Natascia Brondino博士の論文
Gossiping is GOOD for you: Talking about others releases the ‘love hormone’ and helps friends feel closer

https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4128882/Why-gossiping-GOOD-you.html#ixzz4X0HWGWSe

桜美林大学の山口創教授
親子のスキンシップは愛情ホルモン”オキシトシン”をつくる!

https://family.php.co.jp/2015/05/post8.php

クリニック徳高橋徳院長記事

NHKのBSプレミアム「オキシトシンUP!ラブラブ大作戦」

http://www.nhk.or.jp/beautyscience-blog/2018/136/309238.html

人体 ミクロの大冒険 第2回あなたを変身させる! 細胞が出す”魔法の薬”

http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140405

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