日本では非モテの男が海外に行ったとたん、予想外の恋愛チャンスに遭遇することがある。
腐ってもニッポン、アジアに冠たる経済大国である。
日本のパスポートは世界一強いと言われるが、ジャパンマネーに裏打ちされた日本国籍というステータスもまた、海外恋愛ではまだまだ男たちに恩恵をもたらしてくれるのだ。
もっとも、そこだけを見て寄ってくる女性は地雷多し。
東アジア、東南アジアではよくある話だが、中年オヤジがプロの女性に入れあげた挙げ句、気がついた時には丸裸、なんてことはもはや珍しくもない。
異国でマトモな恋愛をしようと願うなら、まず相手が求めているのは愛情なのかカネであるのか見極めねばならない。
以上の点を踏まえた上で、筆者はなお日本人同胞諸兄に強く訴えたい。
海外には、いいオンナとの出会いの機会がそこかしこに転がっている。
さまざまな国際恋愛を見てきた者として、これはもう疑いようのない事実であると断言できる。

出典:中小企業庁「上手に使おう中小企業税制」
筆者がかつて、上海の大学に語学留学していた時のことだ。
そこは社会人向けのカリキュラムに強いことで知られ、学生の年齢層は比較的高め。
また中国政府の意向で友邦諸国から留学生を受け入れていたため、学内はまさに地球の縮図といった雰囲気だった。
学生寮内には自然発生的にグループが生まれる。
代表的なものを挙げると欧米系、ロシア系、アフリカ系、韓国系。
イメージとしてはアメリカの刑務所で白人や黒人、ヒスパニックが人種別に群れるのと似ている。
日本人は圧倒的に数が少なく、しかも自分も含めて重度のブサメン非モテが多かった。
そんな弱小派閥である我がチームサムライ。
男たちが集まる度に、盛り上がるのは色恋談議である。
誰もが留学生活を送る中で、異性との思わぬ出会いに直面し、恋わずらいを抱えていた。
10代の若者ならいざ知らず、みな分別盛りの大人である。
何も彼女を作りにわざわざ異国に来たわけではない。
ところが現実には勉強が手につかなくなるほど、文字通りジャパニーズサムライはモテまくってしまうのだ。
突然訪れた、もはやモテ期などというレベルではない人生の春に喜びを覚えつつ、
「これは一体どういうことか・・・?」
と議論を重ねずにはいられないというわけだ。
世界各国から学生が集まる大学の寮は、あたかもオリンピック村の如し。
自分が管理人ならコンドームを配りたくなるほど、カップル誕生率は異様に高い。
その空気に感化されたのかとも思ったが、到底それだけでは説明がつかない。
何しろ自分を含む日本勢は、繰り返すが、母国で恋愛と無縁の人生を送ってきたブサメンなのであり、中にはハゲすら混じっているのだ。
その答えを、自分はこう考えている。
恋愛においては、はっきりと相手に気持ちを伝えるのが何より大事。
日本でその勇気を持てない男はやたらと多い。
ところがそんな奥手な者でも、海外では直球ストレート気味な愛の言葉が口から出てくるようになる。
つたない言葉のせいで細かい感情表現ができないことが、外国人彼女との恋愛では時としてプラスに働くのだ。
ストレートかな感情表現が自然と身につく海外という戦場
日本人同士というものは言葉を発さずとも、空気を読んである程度の意思疎通ができてしまう。
また、直接的な表現は礼を欠くという意識もある。
求愛されてキッパリ断るのではなく「気持ちは嬉しい」などと言うのはまさにそれ。
良く言えば相手を傷つけまいとする優しさだが、反面他人に嫌われたくないという保身にも由来する。
日本ならそれでいいだろうが、ひとたび国を出ると、この習慣は通用しないどころかとんでもない誤解を生む。
ゆえに海外生活を始めるやいなや、まず日本人は奥ゆかしい感情表現を改める必要性に迫られる。
女性に思いを寄せているのなら、言うべきことは言わねば伝わらないという当たり前のことを、シャイな男でも自然と学習するわけだ。
意地の悪い考えをする方から、こんなツッコミが入るかもしれない。
「気持ちを言えるようになったところで、恋愛が成就するとはかぎらないのでは?」
その通り。
全ての恋が実るわけではない。
だが、告白とは紛れもなく恋愛のスタートライン。
最初の一歩を踏み出せるかどうかは、とりわけ色恋沙汰に慣れていない非モテ男子にとって決定的な意味を持つ。
もうひとつ付け加えると、日本人同士ならば同じ愛の告白であっても、伝え方はそれこそ無数にある。
どのように言えば女性の心を掴むことができるのか、悩みに悩み抜いた末に発せられるのが求愛の言葉というものだ。
決して軽々しく口にはできず、そのためにチャンスを逃す男も少なくない。
ところが、お互いのコミュニケーション言語が大して流暢でもない外国語であったりすると、そもそも細かなニュアンスを言葉に込めることなど不可能。
会話は否応無しに余分なものが削ぎ落とされ、かえって思いが通じやすくなるのだ。
筆者は留学中に出会った子と、2泊3日の小旅行に出かけたことがある。
といってもふたりの関係は中学生のようにプラトニックで、ドロドロの不倫旅といった様相はまるでなし。
そういう夢のような時間を持てるのもまた、海外ならではのことだ。
旅行中、とあるインスタ映えで有名な書店に立ち寄った時、
「私たちがいま勉強している中国語はどの程度のレベルなのか調べてみよう」
という話になった。
40男である自分と30過ぎの彼女が肩を寄せ合い、教科書コーナーで思案する姿は珍しいのか、店員まで寄ってきて一緒に本を探してくれた。
小一時間ほどあれこれ物色し、導き出された結論。
それは、自分たちが学んでいる中国語は現地の小学4年生と同レベルというものだった。
どうりで私たち、子供みたいな関係なんだと顔を見合わせ、たくさん笑った。
その時の思い出は、自分にとってかけがえのない宝物である。
大人になっても、日本を離れればまるで10代のような恋ができる。
留学だけでなく海外就職や旅行などでもおそらく、いやきっと、このことは当てはまる。
ゆえにサムライは日の丸背負って世界へ羽ばたくべし…と声を大にして言いたいわけだ。
ただし、海外恋愛には落とし穴もある。
外国人彼女を作るのは比較的たやすくとも、結婚となると話は別。
身を固めたとたん、埋めがたい価値観のギャップに直面することになる。
それは長く一緒にいることで相手の嫌な部分が見えてくる、といったレベルの甘いものではない。
文字通り、文化や国民性に根ざす意識の差だ。
乗り越えられるかどうか、ふたりの愛情が真に試されるのだ。
外国人彼女との恋愛は「男の海外武者修行」
このように、外国人女性との恋愛は「入り口」だけに注目すると、決して難易度は高くない。
むしろ問題は相手への理解を深めていく過程で露呈する。
そんな事例を、筆者はこれまで嫌というほど見てきた。
例えばスタイリストを生業とする友人は、白人の奥さんをもらって結婚生活を始めたとたん、ノイローゼに陥った。
ちなみにその嫁とは元ヌードモデル。
漫画のような話だが、筆者は雑誌編集に携わっていた頃に偶然その女性のグラビアを組んだことがあったため、「この人と結婚します」と友人から連絡が来た時には、正直言って驚いた。
祝福の気持ちと同時に、モデルに手を出しやがったという思いが脳裏をよぎったのだ。
それはともかくとして、友人の悩みというのは1日に何十回、それも心の底から「愛してる」と言わねばならないこと。
少しでもおざなりな態度を見せれば、嫁は実家に帰るとブチ切れる。
なまじ双方をよく知っているがゆえ、修羅場の模様がリアルに脳内再生されて大変困った。
ただ、友人をフォローするならば、ちょっと買い物に行く前に「愛してるよ」と言わなかった、貴方はもう私のことを思っていないのね、なんて嫁にキレられたりしたらたまったものではないと思う。
欧米では当たり前なのかもしれないが、日本にそういう文化はない。
また中国や韓国、東南アジアの女性と結婚した多くの友人たちの悩みも深刻だ。
文化の違いはもちろん尊重するが、妻の両親・家族を自分の親以上に大切にせよと、問答無用で強要されている毎日を送っているそうだ。
義理の両親に対する孝行といった認識では到底足りない。
その上、気持ちとはお金が伴ってこそという価値観があり、金銭面でも妻の両親に全てを捧げる覚悟が求められる。
「お母さんが田舎でお店をやりたいと言ってるの」
とせがまれたら最後。全額出資は当たり前である。
これらの国々で一番嫌われるのは親不孝者、そしてケチな男である。
そのことに結婚してから気付かされた友人たちは、すべからく嫁の一族郎党を食わすためだけの働きアリ人生と化している。
これら国際恋愛の成れの果てとも言うべきカップルの姿を見てしまうと、外国人彼女との交際はいくらハードルが低めとはいえ、恋のゴールを見据える冷静さも求められると痛感する。
だからと言って手を出すのは危険、ということではない。
むしろ恋愛下手な男性は、武者修行とばかりに国外へ出て、ストレートな愛情表現であったり、気持ちをしっかり相手に伝えることの大切さを学ぶべきなのだ。
自分だって人のことを言えた義理ではないが、とかく日本人は感情を表に出すのが大の苦手。
その奥ゆかしさは恋愛の場においてプラスに働くとは限らない。
何もラテン男のように女性を見るたび愛の言葉をささやく必要はないけれど、本当に好きな人を前にした時、自分の思いをしっかり伝えられる男でありたい。
外国人彼女との恋愛は、そのような勇気を養うきっかけとなるに違いない。男たちよ、海を渡れ。己を磨くために…!
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【著者】神坂縁
ライター、編集者、翻訳者。
週刊誌記者を経て某中堅出版社に入社。
雑誌の製作に携わっていたが、十数年勤めた会社で内紛が起こったことを機に退職&日本脱出を決意。
現在は国外の通信社に勤務し、アジアの政治・経済に関するライティングを本業としている。