この世には「モテる趣味」と「モテない趣味」というものが存在します。
男女共に、「料理が趣味」というのは聞こえがいいでしょう。
一方で、お金がかかりそうなバイクや車、ギャンブルだと、(同じ趣味の人は別として)異性ウケはあまりよくないかもしれません。
趣味はあくまで自分の嗜好。
本来なら他人に理解してもらう必要はないのですが、恋人や配偶者相手となるとそうは言ってられません。
ある程度趣味を理解してもらわないと行動が制限されますし、
「自分が好きなことを相手に好きになってもらいたい」
と思う人も多いでしょう。
しかし残念ながら、
「好きな人が自分の趣味を受け入れてくれない」
という状況は、往々にして起こります。事実、わたしと夫がそうでした。
そんなとき、どうするのが正解なのでしょうか。

出典:政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報」
「趣味を理解しない」には3つのタイプがある
わたし自身、長いあいだ夫の趣味を理解できずにいました。
それは、卓球とゲームです。
同じ趣味の方には申し訳ないのですが、定期的に卓球クラブに行く夫に対し、わたしはどうにも卓球というものに興味をもてませんでした。
「試合を見に来て!」と言われても正直面倒くさいし、お遊びでやってはみたもののなにがおもしろいのかさっぱり……という感じ。
ゲームにいたっては、夫が何時間もヘッドホンをつけて自分の世界に入り込んでるのがイヤで、
「もう少しふたりの時間を大事にしてよ!」
と何度も抗議したくらいです。
いわばわたしは、「彼の趣味を理解しない妻(彼女)」でした。
しかし、「じゃあ夫に卓球とゲームを辞めてほしいか?」というと、「そういうわけじゃない」んですね。
というのも、「男女が夫(彼氏・彼女)の趣味を嫌う」には、3つの段階があるのです。
1.興味がない
自分自身やるつもりはないけれど、趣味そのものに反対はしない。
2.理解できない
見ていて不快。しょうがない、とは思いつつちょっとうんざり。
3.許せない
そんな趣味は辞めたほうが本人のため。辞めさせるのが自分の使命。
卓球に対し、わたしは1の「興味がない」タイプでした。
わたし自身は卓球をする気はないし、彼の試合にも関心はないけれど、スポーツをすること自体には賛成でしたから。
ただ、ゲームに関しては、2の「理解できない」でした。
せっかく料理を作ったのになかなかゲームを辞めない夫に対して怒ったことは、1度や2度ではありません。
ゲーム自体を辞めてほしい、とまではいいませんが、
「やりすぎはちょっとムカつく」
「自分よりゲームを優先されるとイライラする」
という感じでした。
しかしなかには、3の「許せない」タイプもいます。
3のタイプは、彼氏のガンプラを破壊したりフィギュアを勝手に捨てたり、ゲームを売ったりするような極端な女性のことですね。
趣味と恋愛関係をうまく両立するためには、趣味に対してネガティブな相手がどのタイプなのか見極め、それに応じて行動することが大事です。
相手のタイプを見極めて対応すればうまくやっていける
3つのタイプを見極める方法はかんたんです。
誘っても乗ってこないけど、趣味に口を出してこないなら1の「興味がない」。
たまに怒ったり条件をつけたりしても、無理やりやめさせようとしていなければ2の「理解できない」。
あなたが間違っている、なんでわからないの、と説得しようとするなら3の「許せない」。
1の「興味がない」タイプなら、余計なことを言ったり無理に相手を自分の趣味の世界に引きずりこんだりせず、ちがう場所で楽しんでいればOKです。
わたしは彼の卓球の試合になんども付き合いましたが、正直まったく興味をもてず退屈でしょうがなかったんですね。
そうなると「卓球なんて勘弁してよ」と思ってしまいます。
だから、興味のない相手に興味をもってもらおうとせず、
「勝手にやってるからよろしく」
くらいのスタンスがいいでしょう。
相手が聞いていないのにマニアックな話をしまくったり、遠方まで連日連れ回したり……などはせず、趣味は趣味仲間と楽しめば、平和に過ごせるはずです。
2の「理解できない」タイプに対しても、その趣味の魅力を伝えても意味がありません。
嫌いな食べ物がどんなにおいしそうに見えても、まわりが「おいしいよ」と言っても、嫌いなんだから食べる気にはなりませんよね。
それと同じです。
こういったタイプの相手には、妥協点を見つけて折り合いをつけましょう。
たとえば、時間やお金の上限を決め、
「そのなかで楽しむから許容してほしい」
と取り決めるのです。
わたしたちは、
「今日はゲームはこの時間まで」
「料理が出来上がる時間をあらかじめ伝え、それを言われたらその時間までにゲームをやめる」
「先月お金を使い過ぎたから、今月はほしいゲームを我慢する」
などのやりとりをして、お互いが嫌にならない程度の妥協点を見つけています。
趣味の部屋やスペースをつくってそのなかに収めたり、
「趣味の集まりに行くのは週2回」
といった約束も、妥協の方法のひとつですね。
相手が譲歩してそれを守ってくれるのであれば、
「わたしもあんまりワガママを言わないようにしよう」
と思いますから、結構うまくいきます。
「許せない」タイプの人だけはなにを言ってもムダ
しかし問題は、「許せない」タイプの人。
こういう人は自分が正しいと思っているので、言動が過激になりがちです。
「相手がまちがっていて自分は正義だ」
と思ったとき、人間は驚くほど攻撃的になりますから。
大切にしているフィギュアや本を捨てたり、勝手にイベント参加をキャンセルしたり、趣味仲間の連絡先をこっそりブロックしたり……。
「許せない」タイプの人に対して取れる方法は、残念ながら2つしかありません。
趣味を諦められるなら、相手に従って彼女を選び、趣味をやめましょう。
それが難しい場合は、別れを選ぶかのどちらかです。
相手に理解してもらおう、落としどころを見つけよう、なんて努力はムダ。
その人にとってあなたの趣味は「絶対悪」であり、その悪に魅入られたあなたを救うのは「絶対正義」という価値観で動いているので、説得できる余地もありません。。
もし恋人や配偶者がそういう極端なタイプであれば、残念ながら、どちらかを諦めるしかないのです。
そうならないように、趣味に対してどれだけ許容してくれるかは、付き合いが深くなる前に確認しておいたほうがいいでしょう。
相手に押し付けようとせず、趣味は平和に楽しむのが一番
よく、「自分の趣味を彼女にもわかってもらいたい」「いっしょにやりたい」と言う人がいますが、相手がそれを望まないかぎりあまりおすすめしません。
余計なことをせず、自分の趣味は自分の世界、交友関係のなかで楽しめばいいのです。他人に自分の嗜好を押し付けるのは、トラブルのもとになるだけですから。
好きな人といっしょに好きなことをできるのは幸せなことですが、お互い好きなことを別々に楽しんだほうが平和に過ごせることもあります。
相手が自分の趣味に対してポジティブな感情をもっていないとき、ムリに自分の世界に引きずり込もうとせず、ネガティブな感情が「興味がない」のか「理解できない」のか「許せない」なのかを見極めて、それに対応していきましょう。
趣味は平和に楽しむのが一番ですからね。
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プロフィール:雨宮 紫苑(あまみや しおん)
91年生まれ、ドイツ在住フリーライター。
Yahoo!ニュースや東洋経済オンライン、ハフィントンポストなどに寄稿。
ブログ「雨宮の迷走ニュース」運営。
著書「日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち」(新潮新書)