AVの世界で学んだ「まず身体の関係を持ってから始まる恋愛」

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AV男優の業界からビッグネームが生まれなくなって久しい。

 

駅弁プレイで一世を風靡し、最後は腰を痛めて引退した「殉職者」チョコボール向井。

また、ゴールデンフィンガーを武器に日本はおろかアジアにその名を轟かせた潮吹きの伝道師・加藤鷹。

それらの殿堂入り男優に比べると、現役の人々はいかにも小粒だ。

辛うじて世間的に顔と名前が一致する人といえば、しみけんくらいのものではなかろうか。

 

さて、しみけん氏といえば某タレントと入籍し、一子をもうけたことで話題となった。

ネット上にはさまざまな意見が流れたが、自分が一報を目にして頭に思い浮かべたのは、かつて撮影現場で

「私、しみけんと付き合ってるんだよね」

と言っていたAV女優のことである。

 

はるか昔のことなので細かいことは忘れてしまったが、本人いわく仕事で「ご一緒」した経験はもちろんあると言っていた。

AV女優や男優だって、恋愛もすれば結婚もする。

別に何も不思議なことではないが、当時自分はまだ若かったこともあり、

「身体の関係を持ってから恋愛に発展するのってどういう感じなのか」

「いや、それ以前にそもそも彼氏彼女と言えるのか」

などと思ったものだ。

 

先に結論を言ってしまうと、確かにそういう恋もある。

順序としては全くの掟破り、真逆なことは間違いない。

でもAVに限らずエロ業界では、そういう話が割とあるということを、自分も経験を通じて知ったのだ。

 

セックスは恋愛におけるゴールとは言わずとも、ひとつの区切りであることは事実。

でも、そこから始まる恋というものは、一体どんな展開となるのか?

やや猥談多めになるが、自身の体験を交えつつ論じてみたい。

 

身体の関係を持ってから相手のことを好きになる

恋愛強者はしばしば「セックスはゴールじゃない」なんてことを言う。

また、既婚者の話、というか愚痴を聞いているとしばしば出てくるのが「結婚はゴールじゃない」という言葉。

では男女の終着点は一体どこにあるのかと問いたくなるわけだが、それに答えられる人は多くないし、納得できる答えを聞いたこともない。

しかし一般的には、見初めた相手を口説き落とし、いかにして「合体」に持ち込むかが最重要ポイントであり、それこそが最も達成感を得られる瞬間だろう。

 

ところがアダルトの世界では、相手のことを全く知らない状態で身体を重ね、そのあとに「ところでご趣味は」などと聞くケースがママあるもの。

達成感も何も、すでにコトを終えた状態というわけだ。

 

AVではよく「出会って3秒で合体」なんていうタイトルの作品があるが、撮影現場ではもちろんそんなことはやっていない。

予告なくそんなことしたら、女優さんが二度と出演してくれなくなる。

ただ、3秒とまではいかなくても、はじめましての1時間後に全裸でハメている、なんてことは仕事柄当たり前だった。

つまりエロ業界人の恋愛とは、その状態から相手を好きになるということである。

自分などエロ業界の末席を汚す小物に過ぎなかったが、ご多分に漏れず似たような恋をして、いろいろと学んだ。

 

自分は小心者であり、一応編集長として会社の看板を背負っている身ということもあって、さすがに現役女優と深い仲になることはなかった。

私の相手になった子は、業界を引退した元女優である。

男優として対戦したことはなかったが、その子の丸出し写真でグラビアを組み、モザイク何ミリ、なんて指示を入れまくった経験を持っている。

 

出会ったのはガラの悪い新宿のクラブで、どこかで会ったことあると思い声をかけ、数分もたたずにああ、あそこの事務所いた誰々ちゃんですか、となった。

陥没乳首を本人が気にしているので掲載時にはレタッチで直してもらえますかね、なんてことを強面のマネージャーがいつも言ってくる、あの子か。

そんなの恋愛の始まりには全くいらない情報でしかないが、業界トークで意気投合し、気がつけばなんとなく付き合うことになっていた。

そこで初めて本名や実年齢を知り、交際を続けるにつれてAVのカラミ映像からは推し量れなかった素顔の彼女を知ることとなったわけだ。

 

性的な面では、とりたてて相手に求めるものはない。

全くないと言えば嘘になるが、ホテルに行ってもお互いに行為の最中、思わずカメラアングルを気にしそうとか言って笑い合うような関係である。

そうすると、お互いどっぷりエロに浸かった身でありながら、やたらとプラトニックな付き合いになる。

 

事前に頭に刷り込まれた印象とは異なる彼女。

いいところも嫌なところも含めて、それらを探し出すことが楽しかった。

なるほど恋愛とはゴールに向かって突っ走るのではなく、過程を楽しむものなのだなと分かったのは、この時だ。

 

同時に、ルックスより中身という考え方も、分かった気がした。

この思いを男友達に話すと、たいがいは

「何きれい事を言ってんの、結局見た目っしょ」

などと反感をかうのが常だが、今では本心から言える。

 

下心だけでは、恋愛という長いレースは完走できない。

付き合う過程で、いかに相手の心の奥底まで掘り込んでいくか、そこに潜むものを愛せるかーー恋愛のキモはここにあると自分は信じている。

 

プロセス重視の恋愛観を早いうちから育もう

ただいかんせん、こういう恋は長続きしない。

互いに貞操観念は元よりズタズタであったとしても、やはり人として嫉妬という原罪からは逃れられない。

 

特殊なお風呂屋さんで働く子と付き合ったこともあるが、

「今日は仕事でポリタンク一杯のローションを使った」

とか言われると、いや君どんだけ客ついたのよという思いが湧いてくる。

 

また、相手にとってセックスは「本職」である。

筆者の周囲には

「俺は家にセックスを持ち込まない主義だから」

と豪語して愛人を作りまくっている編集者の先輩がいたが、まさにそんな感じで、エロ仕事に携わる子は時に彼氏であっても指一本触れられたくない時というものがあるらしい。

 

こちらも一応男なので、そんなことから痴話喧嘩に発展することもある。

そうして迎えた破局は、重い。

下手に相手への思いがある分、ダメージを引きずりやすい。

 

これがヤリたい一心で始まった恋愛であれば、次いってみようで済むのだが、そうはいかない。

だが、別れる時に何ら傷つかない恋というのは、それだけ薄い関係でしかなかったという証拠。

思いっきり相手のことを好きになり、破局を迎えたらドン底まで落ち込む。

そういう恋愛こそ生涯記憶に残るものであり、ひいては己の糧になる……と捉えるべきで、傷つくのを恐れて引っ込み思案にならない方がよい。

 

いずれにせよ、男はつい男女の仲で「結果」を重視しがちなものである。

ものすごく乱暴な言葉を使えば、口説いたもん勝ち、ヤったもん勝ちという思考が往々にして強い。

それに対し、女性は身体の関係や結婚に至るまでの過程こそが恋愛と捉える向きが多い。

または恋愛にストーリー性を求めると言ってもいいかもしれない。

 

自分は男だが、恋愛は物語があり、ドラマがあった方が楽しいと感じる。女性的な考え方にもろ手を挙げて賛成ということだ。

ただし、自分がこのような思いに至ったのは、たまたまエロ仕事を生業にして、業界の子と付き合った経験があるだけのことで、女心を理解しているわけでは全くない。

 

見た目もスタイルも抜群だが、相手の女性のことを全く知らない。

でも出会ってその場で合体、なんてことを繰り返していると、それがいかに味気ないものであるか思い知ることになる。

同じことを私生活でやったとしても、それってカメラが回っていないAVか、風俗みたいなものでしかないと感じるわけだ。

 

中にはそれで充分、灰になるまでやり倒せれば本望という方も相当数いるだろう。

しかし、いずれは多くの人生の先輩方同様、セックスなんて恋愛のごく一部分、マラソンでいう給水地点みたいなものでしかないと気づくはず。

若いうちからプロセス重視の恋愛に頭を切り替える準備くらい、しておいて損はない。

その方がゴールに向けて突っ走る男より、女性に好感を持たれる可能性だってある。

 

見た目より中身。結果ではなく過程。

その境地に達した時、貴方は今よりモテる男になっている……かもしれない。

 

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【著者】神坂縁

ライター、編集者、翻訳者。

週刊誌記者を経て某中堅出版社に入社。

雑誌の製作に携わっていたが、十数年勤めた会社で内紛が起こったことを機に退職&日本脱出を決意。

現在は国外の通信社に勤務し、アジアの政治・経済に関するライティングを本業としている。

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