もはや男女の営みになくてはならない必需品、それがローションーーと言うと誇張があるが、このヌルヌルアイテムはひと昔に比べ、ようやく市民権を得てきた感がある。
今やアダルトショップや量販店のアダルトコーナーはおろか、薬局にすら置いてある時代。
ところが、それほど普及していながら、いざローションとは何ぞやという問いとなると、ほとんどの方が知らないのではないだろうか。
どこの国で、何のためにうまれたのか。一体原料は何であり、どんな種類があるのか。
そもそも身体に害はないのか。
はたまたエロ世界のプロフェッショナルたちはいかなる使い方をしているのか。
そんな知識など備えずとも世の中渡っていけるのは確かだが、巧みなローションの使い手になれば、貴方の性愛ライフはきっと豊かなものになる。
筆者は幸か不幸か、社会人になって以降ローションと共に成長してきたと言えるほど、このアイテムに深く携わってきた。
好奇心に駆られて風呂桶いっぱいに自作したこともあれば、雑誌編集長時代にメーカータイアップで商品開発に協力したこともある。
はたまた製造元の依頼でローションユーザーの女子を探してインタビューをしたところ、
「先週30リットル浴びました」
なんて突き抜けた答えが返ってきて、どう原稿をまとめるか悩んだのも今となってはいい思い出。
それらの経験で得られた知見は、みなさまにとって何かしらの気づきとなると信じ、この「愛の潤滑油」にまつわるエトセトラを語りたい。
是非ヨタ話と敬遠せず、しばしご清聴いただければ幸いである。
我々は日常的にローションを食っている!?
「ローションは海藻で出来てるって知ってた?」
こんな話を一体何度、風俗嬢から聞かされたことだろう。
確かにローションのヌルヌル感はめかぶなど海藻に通じるものがあり、しかも毎日仕事で使っている子たちが口を揃えて言っている。
だったら、きっとそうなんでしょうよ……と以前は思っていた自分だが、のちにエロ仕事を生業とし、ローションの真実を知ることとなった。
結論から言うと、ローションの主成分は「ポリアクリル酸ナトリウム」という化学物質である。
名前だけ聞くと何だかさっぱり。
でも実はとっても身近なものであり、吸水性に優れているためおむつや生理用品などに使われている。
さらには食品添加物としても利用されており、うどんやスパゲティなどのシコシコ感を出すのにひと役かっていたりもする。
よく「ローションは人体に害がない」と言われるがそれは実際その通り。
我々はある意味、普段の食事でローションを口にしているんである。
いやいや、それって本当に大丈夫なの? と思われる方もいるだろうが、問題ない。
そもそも日本にローションを広めたレジェンド昭和エロ事師は、まだソープランドがトルコと呼ばれていた時代に歓楽街を回り、自社製品の安全性を証明するためローションを飲んでみせた。
おそらく世界で最も多くローションを飲んだ方と思われるが、食害などなく今もご存命だ。
ちなみに余談だが、以前雑誌の仕事でその御方と一発屋歌手で知られる鼠先輩の対談に立ち会ったことがある。
そこで話題が飲ローションになったところ、鼠先輩がノータイムで「私も是非飲みたい」と言い放った。
当時、小物キャラで売っていた鼠先輩だが、いやはやこれはなかなかの大器であるなと心中密かに思ったものだ。
ローション選びで大事なのはパートナーへの思いやり
さて、この人たちのようにローションをイッキする必要は全くないが、少なくとも口に入ったところで害がないことはお分かりいただけたのではなかろうか。
ところがローションとて万能ではなく、しょっちゅう使っていると身体にダメージがないわけではない。
風俗嬢の本音が語られるサイトに「ホストラブ」というものがあり、客の悪口から借金相談、ハマってるホスト話など夜のお姉さんたちの本音が溢れている。
そこでたびたび出てくる話題が、ローションによる肌荒れのトピック。
その原因は大きく分けてふたつあり、まずはローション自体に害はないが洗い落とす際にゴシゴシやりすぎて肌が傷んでしまうケース。
これはコトが終わった後、まず塩で身体を軽くもみ洗いした後、お湯で流せば解決できる。
ソープもののAV撮影などでは速攻で後片付けを済ますため、赤穂の塩をひと袋ぶちまけることもある。
洗うのが面倒だからとヌルヌル遊びを敬遠している方は、是非ローションと塩をセットで用意してコトに挑むことをオススメしたい。
そしてもうひとつの肌荒れ原因は店がコストを抑えるために業務用の格安ローションを使っている場合だ。
こちらの解決策は簡単で、風俗店はともかくとして自分で使う際には良質なものを選べばよい。
夜の営みのマンネリ打破にローションを勧めたはいいが、肌がカピカピになってどうしてくれると嫁や彼女に文句を言われた……なんて事態を避けるため、できれば有名ブランドをチョイスしよう。
ローションメーカーといってもピンキリで、中には上場企業すらある。
最大手ともなればローション以外に自動車部品なども作っていて、そっちの売上の方が圧倒的に大きかったりする。
当然、名の知れたメーカーのものはお値段もそれなりだが、数百円、千円程度をケチって女子に嫌われては元も子もない。
肌荒れなんてどうでもいいというのが男の本音だろうが、ローションプレイは相手あってのもの。商品セレクトの際はパートナーへの思いやりを忘れないようにしたいものだ。
TPOに合ったローションセレクトでふたりの仲を滑らかに
ローションとひと言でいっても、値段やクオリティ以外にさまざまな違いがある。
どんな場面で、いかなる種類のアイテムを使うか。
そこまで考えが至るようになれば、貴方はもう立派なローションマスターだ。
目的を踏まえたローション選びで注目すべきポイント、それは「粘度」である。
ぶっちゃけ、男が自家発電をするだけなら、何だって構わない。
しかし女の子と一緒にヌルヌルの愉悦を楽しむには、用途に合ったねっとり感のものを使いたいところだ。
例えば、濡れにくい子との行為で潤滑油代わりにするなら、粘度高めのローションが好ましい。
AVの現場ではハードな抜き差しが行われるため、ローションが必須。
カメラの後ろにはローションを手にしたADさんが控えていて、濡れ具合が足りなくなってきたら画角に入らないよう手を伸ばす。
要は女性のアソコが傷まないようにしているわけだが、こういう用途では流れ落ちにくい濃い目のものが適している。
最も粘度が高いローションはゲイのみなさんに使われていて、かつて自分がお付き合いしていたメーカーさんはその名も「ダイバーシティ」なる肛門性交用ローションを開発したこともあった。
それに対し、ソープさながらに密着プレイを楽しみたいなら、普通もしくは粘度低めの方がヌルヌル感が楽しめ、洗い落とすのもそれほど手間ではない。
さらにもう1点気をつけたいのは、ローションボトルのデザインである。
前述のように30リットル浴びてしまうヘビーユーザーの子もいなくはないが、ノーマルな女子にとってはまだまだローション=アダルトグッズという印象が強い。
そんな子に「AV女優の愛液を完全再現したラブラブローション!」などと書かれた品を見せたらどういう反応が返ってくるか、想像するまでもない。
ローションとは、愛し合うふたりの関係をより滑らかにするためのもの。
上手な品定め、使い方を体得し、是非めくるめくヌルヌルのひと時をご堪能いただきたい。
【著者】神坂縁
ライター、編集者、翻訳者。
週刊誌記者を経て某中堅出版社に入社。
雑誌の製作に携わっていたが、十数年勤めた会社で内紛が起こったことを機に退職&日本脱出を決意。
現在は国外の通信社に勤務し、アジアの政治・経済に関するライティングを本業としている。
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