「好みが共通」の彼女より、「嫌いが共通」の恋人がおすすめのワケ

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最近はさまざまなタイプの街コンや婚活パーティー、マッチングアプリが登場しています。

なかには、同じ趣味の人を見つけるためのものもありますよね。

たしかに、同じ趣味をもつ人であれば、最初は話が盛り上がるでしょう。

でも、「交際してうまくいくか」というと、そうとはかぎりません。

恋人として大切なのって、「好きなことが同じ」よりも、「嫌いなことが同じ」じゃないでしょうか。

好きなものが同じだと恋愛しやすい?


趣味や好みが同じの人だと、初対面でもわりと話しやすく感じますよね。

合コンやマッチングアプリでのメッセージ交換であれば、その後「じゃあ一緒に」とデートにも誘いやすくなります。

お付き合いしたあとも、「一緒に趣味を楽しめるのでうまくいくんじゃないか」と思う人も多いでしょう。

好みのタイプとして、「○○をいっしょにできる人」と趣味を挙げる人もいます。

ただ、わたしは「好き」が同じ人より、「嫌い」が同じ人とのほうが、恋愛はうまくいくんじゃないかと思うのです。

好みが似ていると完全一致を望んでがっかりしてしまう


わたし自身、学生のころは「好みが同じ人と付き合えばうまくいく」と思っていました。

食べたいものや休みの日の過ごし方など、お互い同じものを望むのであれば、仲良くしていくのも比較的かんたんだろうと。

でも、ふと思ったんです。

「好みが似ていると完全一致を望んでしまう」と。

「好きなものが同じだ!」と同士認定したあと、自分の好みとズレが出ると、勝手にがっかりしてしまうんですよね。

わたしは、アイドルのハロー!プロジェクトが好きです。

で、ほかの人が同じくハロプロ好きだと知ってくわしく聞いてみたら、推しや応援するスタンスが全然ちがって、逆に微妙な雰囲気になったことがありまして。

アニメ好きでも見ているものが全然ちがい、いざ一緒になにかを見てみてもどちらかが退屈したり、ドライブ好きでも、早起きして遠出したいタイプとお昼から出かけて適当に走りたいタイプがいたり……。

スポーツでも、レベルや本気度がちがうこともありますし。

もちろん、そのあたりをうまく妥協していっしょに楽しんだり、割り切って別々に趣味を楽しんだりする人もいるでしょう。

でも「好きなもの」が一緒だと、「完全一致」を求めてしまう人は、少なくないんじゃないかと思います。

好きなものが同じだからこそ、少しズレると「なんだかなぁ」とがっかりしてしまうというか。

好みが完全一致して一緒に楽しめるのが理想かもしれませんが、それはなかなかむずかしいですよね。

趣味が同じだと交友関係丸かぶりの可能性が高まる


また、これも好みの話なのですが、わたしは恋人とは別の交友関係をもちたい派です。

恋人との付き合いが長くなるにつれ、しぜんと交友関係がかぶっていくことがありますよね。

わたしが住んでいるドイツでは恋人を家族や友人に気軽に紹介するので、「恋人の友だちは友だち」という感じになります。

それはそれでいいのですが、お互いが干渉しない趣味仲間をもつことも、わたしは大事だと思うんです。もうひとつの居場所として。

でも趣味がかぶっていると、必然的に「一緒にやろう」となりますよね。

それがわたしにとっては窮屈に感じます。

一緒に趣味を楽しめること自体は素敵ですが、「趣味は自分がやりたいように、やりたい人と」と思っているので、また別の交友関係をつくっておきたいのです。

そういう理由があって、わたしは「恋愛において好きなものが共通していることはそんなに重要じゃない」と思っています。

人間関係において「好き」より「嫌い」の一致が大事


じゃあなにが重要か? それは、「嫌いなものが共通していること」。

というのも、「同じものを好きになってくれない」ことよりも、「嫌いなことをされた」ほうが、人間関係がうまくいかなくなるのです。

わたしのパートナーはハロプロにとくに興味はありませんが、だからといって関係が悪くなることはありません。

わたしは彼が好きな卓球にまったく興味がありませんが、それでどうこう言われることもない。

好みが完全にちがうわたしたちですが、お互い、「パーティー嫌い」「サプライズ嫌い」といった、嫌いなものの共通点は多いんです。

だからイベントやフェス、クラブに誘われても断りますし、誕生日も記念日もかなり淡白。


それが心地いい。

もし、どちらかが「パーティー好き」「サプライズ好き」だったらたぶん、うまくいかなかったでしょう。

お互い、束縛も嫌いなんですね。

異性とふたりでお酒を飲みに行っても、まったく問題ないタイプです。

もし彼が束縛するタイプだったら、即サヨナラでした。

カップルが別れる理由はさまざまですが、「わたしが好きな○○を彼は好きじゃなかったから」という話はそこまで多く聞きません。

しかし、「わたしが嫌いなことを彼がした」という理由はよく聞きます。

嫌いなことをされると、人間関係はうまくいきません。

だから、恋人関係において、「好きなこと」より「嫌いなこと」が一致するのが大事なんじゃないかと思うわけです。

別れる理由になりうる「嫌いなもの」も確認を


「共通した好きなこと・ものがある相手をさがそう」という考えは否定しません。

ただ、「好きなこと」ばかり注目されるのをみると、「嫌いなこと」の一致のほうが大事なんじゃ?と感じます。

好きなことも嫌いなことも一致すれば、それに越したことはありませんが。

恋人候補と出会うと、「好きなもの」をまず聞きますよね。

それが一緒だと親近感を覚え、仲良くなりやすいでしょう。

でも付き合うのであれば、「嫌いなもの」もちゃんと確認しておいたほうがいいと思うのです。

だって、それが理由で別れる可能性があるんですから。

「好きなこと」が一緒なのは素敵。でも今後のことを考えると、「嫌いなもの」の存在もちゃんと考慮しておくことをおすすめします。


プロフィール:雨宮 紫苑(あめみや しおん)

91年生まれ、ドイツ在住フリーライター。Yahoo!ニュースや東洋経済オンライン、ハフィントンポストなどに寄稿。ブログ「雨宮の迷走ニュース」運営。著書「日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち」(新潮新書)


『不二夫のフレグラン』


ーーーにおいで遠ざかり、匂いが近づけた。一組の家族の物語。


【あらすじ】
気がついたら、離れていた。とある家族の物語。
今日は妻と映画を観よう。急いで帰宅した矢先に、妻とママ友の立ち話を耳にする不二夫。 「うちの夫も最近加齢臭が……」
ショックを受け一人ソファで寝ていると、追い打ちをかけるように娘が家出してしまう。
不二夫は娘を見つけ出し、家族との距離を縮めることができるだろうか……

第1話~7話 絶賛公開中!
第8話 7月26日(金)公開!




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不二夫のフレグラン
気がついたら、離れていた。とある家族の物語。今日は妻と映画を観よう。急いで帰宅した矢先に、妻とママ友の立ち話を耳にする不二夫。「うちの夫も最近加齢臭が……」ショックを受け一人ソファで寝ていると、追い打ちをかけるように娘が家出してしまう。不二夫は娘を見つけ出し、家族との距離を縮めることができるだろうか……




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