復縁ナシ派のわたしが、友人の結婚で考えを改めた話

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あなたは、「復縁」アリ派ですか? ナシ派ですか?


わたしは長いこと、「ナシ派」でした。自分自身、元恋人人とやりなおしたことはありません。
でも友人が復縁から結婚にまで漕ぎ着けた話を聞いて、「復縁もアリなのかもなぁ」なんて考えを改めたわけです。

「破局=終わり」だから、復縁は「ナシ」

わたしが「復縁はナシ」と考えている理由は単純。「別れたならそれまで」だと思っているから。


なにか問題が起こって、それを乗り越えられなかったから別れたわけじゃないですか。
だから「たとえ復縁しても同じ問題が起こったらまた別れるんじゃないの?」と思っちゃうんです。
「今回こそ」と言ってうまくいくなら最初から別れてないでしょ?と。冷たいかもしれませんが。


だからわたしは「元彼とやりなおしたいんだよねー」と言う友人を積極的に後押ししたことはないし、わたし自身も復縁経験はありません。


「別れる」というのはとても重い選択ですから、それを撤回する復縁は、あまりピンとこないのです。
別れたらそれで終わり。好き嫌いの話ではなく、「終わり」なのです。
わたしは破局に対してこういう認識なので、当然、復縁も「ナシ」。

案外うまくいっている復縁カップルたち

でもまわりを見てみると、復縁している人もチラホラいるんですね。


『めちゃコミ』という電子コミック配信サービスのアンケートによると、復縁したことがある人は33%。
復縁までの期間は半年未満が63%と多く、「少し冷却期間を置いた」パターンが多数派のもよう。


わたしのまわりには「数年後に再会、復縁」パターンのほうが多いのですが、それは少数派なんですね。


いずれにせよ、復縁した人の話を聞くと、疑いの眼差しというか、正直「一度別れた人でいいの?」なんて思ってしまうんですよ。「また同じ理由で別れちゃうんじゃないの?」と。


いやまぁ、大きなお世話なのは承知してるんですけどね。どうにも心配というか、気になっちゃって……。


でも復縁したカップルの話を聞いてみると、案外うまくいっていることが判明。
前述したアンケートによると、復縁して交際が継続しているのは3割程度。
しかしそのうちの約75%が、復縁相手と結婚しているそうなのです。


つまり、「復縁してうまくいけば結婚する可能性が高い」ということ。驚きました。


以前別れた理由は千差万別ですが、わたしのまわりの人たちの様子を見ていると、結局のところ「若かったから」のようです。


その人しか見えずワガママばかり言ってしまった、仕事が大変で思いやる余裕がなかった、自分が高望みしすぎていた、他の人に目移りしてしまった……。


しかし別れたあと時間をおいて、もう少し広い視野で考えられるようになった。
離れていたあいだに恋愛経験・社会経験を積み、反省し、同じことを繰り返さない確信がもてるようになった。だからいまは改めて落ち着いて付き合えている。


そんな答えが返ってきました。


ほかにも、「ほかの人と付き合ってみたけどやっぱりこの人が」という出戻り系の人も数人います。
破局した結果「この人が1番」と確信をもてるに至ったのであれば、別れの期間も無駄ではなかったのでしょう。


でもさぁ……やっぱりこう、「でも一度別れたじゃん」って思っちゃうんです。思いません?

破局→復縁→結婚にまでいきついた人も

そんな考えを改めることにしたのは、ちょうど今月、とある友人が結婚したことを聞いたからです。
お相手は大学生時代に付き合っていて、一度別れた人。つまり復縁です。


社会人になってから生活リズムが合わず別れたものの、数年後、彼が近くに引っ越してきたことをきっかけにふたたび会うように。
そこから復縁、結婚へと至ったとのこと。


「また忙しくなったらうまくいかないかも……なんて心配はないの?」
と、余計なお世話とは知りつつ聞いてみました。


すると、
「あのときはお互い余裕がなかったからしょうがなかったけど、いまは仕事にも慣れたし、気持ちに余裕もあるし、大丈夫。結局、いっしょにいて一番楽しかったのは彼だしね」
と満面の笑み。ごちそうさまです。


「恋愛はタイミング」だなんてよく言われますが、タイミングが合わずに別れることもあれば、タイミングよく復縁し、そこからゴールインすることもある。
むしろ、一度うまくいかなかったぶん、相手のことも理解しているし、反省を活かせる場面もあるのかもしれません。


あれ、もしかして復縁って意外と「アリ」なのか……?

同じ理由でもう一度別れるカップルも……

しかしその一方で、復縁してもうまくいかなかった人がいるのも事実。


復縁したものの続かなかったカップルの話を聞くと、「嫌なところはなおすからもう一度やりなおそう」という話になったのに、実際は変わっていなかった……というパターンが多いです。


ありがちなのが、嫉妬&束縛。


彼の嫉妬と束縛が激しすぎて彼女が別れを切り出したとあるカップルは、彼が諦めきれず半年後に再度告白。彼女はかなりためらったようですが、彼からの猛アタックに心動かされて承諾。
しかし彼の嫉妬心と束縛は相変わらずで、結局同じ理由、しかも以前よりも短期間で別れてしまいました。


これがまさに、わたしが「復縁はナシ」と考えている理由を体現したパターンです。「そうですよね、そうなりますよね」という……。


では、復縁してうまくいく人たちとそうではない人、どこがちがうんでしょう?

別れた理由を解消すれば復縁してうまくいくかもしれない

それは、「別れた理由」によると思います。


生活環境の変化、たとえば遠距離恋愛や転職が理由であれば、「落ち着いてからやりなおす」のはアリなのかもしれません。
性格的なことだとしても、「自分が悪かった」と反省していれば、同じ過ちを繰り返すことはないでしょう。束縛しすぎた、金遣いが荒かった、連絡を全然返さなかった、などなど。


「自分が悪い」と思っていれば、人は変われます。そうすれば、やりなおしてもうまくいきそうですよね。


一方で、「なにが悪いかよくわかってないけど相手に好かれるためになおす」というのは、うまくいかない気がします。だって、なにが悪いかわかっていないんですから。性格の不一致。
そういう理由でやりなおす場合、元の木阿弥になる可能性が高そうです。
自覚症状がない場合、人間はかんたんに変われませんからね。


復縁したいのであれば、以前別れた理由を解決して、取り除いておかなくてはいけません。
それが生活環境やタイミングであれば比較的ハードルは低いでしょうし、内省していれば同じ問題が起こる可能性も低い。しかし、そうでなければ、やはり同じ結末になってしまう。


一概に「復縁」とは言っても、別れた理由、別れている期間にどう考え方が変わったかで、その後の結果は変わるのでしょう。


「以前付き合っていた人とよりを戻したい」と思うのであればまず、「なぜ別れたのか」を改めて考えることをおすすめします。そして、その理由を取り除き、相手に信用してもらうこと。
そうすれば、一度は惹かれあった者どうし、ふたたび思いを交わすことができる可能性も高まります。


お互い冷静になる期間をつくり、人間的に成長した結果の復縁なら、「アリ」なのかもしれませんね。


プロフィール:雨宮 紫苑(あまみや しおん)

91年生まれ、ドイツ在住フリーライター。Yahoo!ニュースや東洋経済オンライン、ハフィントンポストなどに寄稿。ブログ「雨宮の迷走ニュース」運営。著書「日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち」(新潮新書)

<Photo: Kelly Sikkema>


『不二夫のフレグラン』


ーーーにおいで遠ざかり、匂いが近づけた。一組の家族の物語。


【あらすじ】
気がついたら、離れていた。とある家族の物語。
今日は妻と映画を観よう。急いで帰宅した矢先に、妻とママ友の立ち話を耳にする不二夫。 「うちの夫も最近加齢臭が……」
ショックを受け一人ソファで寝ていると、追い打ちをかけるように娘が家出してしまう。
不二夫は娘を見つけ出し、家族との距離を縮めることができるだろうか……

第1話~7話 絶賛公開中!
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不二夫のフレグラン
気がついたら、離れていた。とある家族の物語。今日は妻と映画を観よう。急いで帰宅した矢先に、妻とママ友の立ち話を耳にする不二夫。「うちの夫も最近加齢臭が……」ショックを受け一人ソファで寝ていると、追い打ちをかけるように娘が家出してしまう。不二夫は娘を見つけ出し、家族との距離を縮めることができるだろうか……




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