できるビジネスパーソンが英語学習を長続きさせるコツ

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ビジネスパーソンに英語力が必須と言われるようになって久しい昨今。


しかし、一念発起して英語学習を始めても長続きしない人は少なくありませんが、一体何がその明暗を分けるのでしょうか。


今回のお話はそんな迷えるビジネスパーソンに向けた、「趣味」として英語学習を長続きさせるためのヒントです。

英語がビジネスパーソンの必須スキルになりつつある

少子化の中で、海外に進出する企業が増えています。


例えば、外務省が実施した調査では、海外に進出した日系企業は平成29年時点に7万5531拠点で、前年より約5.2パーセント増加。過去最多を更新しています。(*1)


少子化による国内需要減を見据え、海外進出を、と準備を始める企業が増えているのでしょう。
国内でもインバウンドの外国人が増え、外国人を顧客としたビジネスも盛況です。
そして2020年からは、いよいよ日本の小学校で英語が必須科目になります。


そんななかで、ビジネスパーソンに求められる英語力は上がる一方です。


社内の公用語を英語に切り替えた企業もあります。
ユニクロや楽天が先鞭をつけましたが、ここに続く企業も多く、シャープやアサヒビールなどが英語公用語化をはじめました。


英語の重要性が強まる中、「仕事ができる人」の重要条件に英語が入ってくる時代が近づいているというわけです。英語ができれば転職に有利になることはいうまでもありません。


ではそのような世相が進む中、できるビジネスマンになるために、どうやって英語を身につければいいのでしょうか。

趣味と英語を合わせてしまおう

英語が伸びる人と伸びない人の差は、実は「モチベーション管理」にあります。


英語学習は何年かやればおしまいではなく、どんな忙しい中でも、長く続けていくものです。
特に多聴多読は必須と言われます。大量にインプットしなくてはならないのです。


しかし大量のインプット、これが第一の難関です。
実はインプットって、興味のない教材だと続きにくいのです。


多くの人は書店で見つけた市販の英会話教材に頼りますが、市販の英会話教材はそもそも面白くは作られていません。
「TIME」だって「Newsweek」だって面白いと思う人は一握りでしょう。


万人受けに作られていないため、たまたま、英会話教材に「はまれた」人は良いですが、面白さには限界があります。
結局、「楽しくない方法」では三日坊主になるのが見えていす。そこに罠があるのです。


外国人だらけの中に一人で入ると、英語を話さざるを得なくなる、という話を聞いたことがある人も多いでしょう。
「悔しさ」という感情を原動力にするのはよくあるのですが、一方で、趣味と結びつけて「楽しく」学ぶ方法もあります。


ではどうするか。


東大入試をテーマにした「ドラゴン桜」という漫画では、英語の先生が英語を教えるために、ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」を歌わせて、単語や文法を覚えさせるシーンが出てきます。(*2)


実はこの方法は大人にも応用可能です。
「楽しい」「知りたい」と思うものだけをインプットするのです。


「そうは言っても、洋楽にも洋画にも興味ないよ」と思われるかもしれません。
その通りで、繰り返しますが、興味がないものは続きません。


だからこそ、「面白いものが出てきたとき」に学習を開始するという手が取れるのです。
「ちょっといいな」と思ったものがあったまさにそのときに、その瞬間を、普段から注意していて見逃さないことです。

単純接触効果で自分を「ファン」にする

私も実はそうで、特にリスニングの素材については、長年「面白いもの」「ちょっといいもの」が見つからずに、インプットができずに困っていました。何にも興味が持てなかったのです。


ところが、2018年の暮れに、大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見て珍しく、ちょっと面白いな、と思ったのですね。これがきっかけになりました。


そのときに「そう言えば、これが英語の大量インプットに利用できるのかな?」と試してみることにしたのです。


ちょうど、映画を見て、史実と映画はどう違うのだろう? と興味を持っていました。
特に「フレディ・マーキュリーは本当に最初から歌がうまかったのかな」という疑問がありました。


そこで、この疑問を解決するために、英語の動画をYoutubeで見始めたのです。
探してみると、ちゃんとギタリストのブライアン・メイがフレディの初期の歌について語ったインタビューが出てきました。Youtubeは本当に宝の山です。


こうして、少しずつ、毎日動画を見るようになりました。
するとどんどん興味が湧いてきて、英語のファンサイトや書籍も読むようになりました。すっかり「ファン化」したわけです。


何かを継続的に見ていると、いつの間にかその対象が好きになってしまうということがあります。これを心理学では「単純接触効果」(*3)と呼びます。


ファン化すると、脳はただ「面白いな」「知りたいな」と思ってくれるので、趣味になるわけです。


私のマレーシア人の友人はAKB48と日本のお笑いにハマり、Youtubeだけで日本語がペラペラになってしまいました。
別の友人は、韓国ドラマにはまり、この方法で韓国語を覚えました。
二人とも、必要がないのに、趣味で外国語を覚えてしまったのです。


この手で、無理やり自分を「ファン化」してみるという方法です。

面白いな、と思ったら習慣にする

こうして、脳が快感を感じ、夢中になるきっかけができたら、あとはこれを日常の習慣に取り入れてみます。


私の場合、寝る前にYoutubeを見ると決めて、英語で見続けました。
そのうち、音楽のディクテーションやPodcastに興味が移りましたが、楽しみになっています。


こうして、趣味を楽しんでいるような感じなのに、いつの間にか、目標だった大量のインプットができてしまう状態が作り出せるわけです。


つまりいかに自分をごまかして「ハマらせるか」が勝負なのです。

まとめ

この方法は英語だけでなく、他のことにも応用可能です。
何かを習慣づけたいなと思ったら、脳が面白いと思うことを考えて、実行し、習慣づけする、この繰り返しで、学びの多くが楽になります。


英語だけでなく、できるビジネスマンになるために「自分がおもしろいと思えること」にアンテナを張り、感性を磨いてみましょう。


のもときょうこ プロフィル

早稲田大学法学部卒業。損保会社を経て95年アスキー入社。その後フリー。著書に「日本人には「やめる練習」が足りていない」(集英社)「いいね!フェイスブック」(朝日新聞出版)ほか。編集に松井博氏「僕がアップルで学んだこと」ほか。マレーシアマガジン編集長。

(*1)出典 外務省 海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006071.html

外務省が在外公館などを通じて実施した「海外進出日系企業実態調査」の結果,平成29年10月1日時点で海外に進出している日系企業の総数(拠点数)は,7万5,531拠点で,前年より3,711拠点(約5.2%)の増加となり,過去最多を更新しました。

(*2) 出典 「ドラゴン桜」第3巻 三田紀房 27限目より

(*3) 出典 JSTAGE「認知心理学研究」より
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcogpsy/3/1/3_1_113/_article/-char/ja/

<Photo:Roman Kraft>


『不二夫のフレグラン』


ーーーにおいで遠ざかり、匂いが近づけた。一組の家族の物語。


【あらすじ】
気がついたら、離れていた。とある家族の物語。
今日は妻と映画を観よう。急いで帰宅した矢先に、妻とママ友の立ち話を耳にする不二夫。 「うちの夫も最近加齢臭が……」
ショックを受け一人ソファで寝ていると、追い打ちをかけるように娘が家出してしまう。
不二夫は娘を見つけ出し、家族との距離を縮めることができるだろうか……

第1話~7話 絶賛公開中!
第8話 7月26日(金)公開!




特設サイト
不二夫のフレグラン
気がついたら、離れていた。とある家族の物語。今日は妻と映画を観よう。急いで帰宅した矢先に、妻とママ友の立ち話を耳にする不二夫。「うちの夫も最近加齢臭が……」ショックを受け一人ソファで寝ていると、追い打ちをかけるように娘が家出してしまう。不二夫は娘を見つけ出し、家族との距離を縮めることができるだろうか……




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