コロナ不況で苦しむ風俗業界。
三流風俗嬢が次々に脱落していく中で、今回は不況をモノともせずに荒稼ぎをしている一流風俗嬢・みさきちゃん(21歳)の取材に出かけてきました。
彼女が所属するのは、都内の「オナクラA」、つまりオナニークラブですね。
もともとはキャストの女の子の前で男性がオナニーするだけの、マニアックなサービスがウリの店です。
しかし現在では、手コキにさまざまなオプションを追加することで、より気持ちよく射精できるサービスに成長しています。
お口でのご奉仕ナシで、キャストにもハードルが低い。
料金もリーズナブルなため、男性にもハードルが低い。
このご時世に何かと怒られる”濃厚接触”も三密もありません。
つまり、需要と供給が一致した優良サービスで、幅広い年齢・所得層から人気なのです。
ちなみに今回も、M女気質の私はドS編集長の命令でこのミッションを与えられました。
あの編集長、私が退職する時にはセクハラで訴えて、ブタ箱に放り込もうと思っています。
サービスの舞台は格安レンタルルーム
某日某所、筆者は一人では心細いため、オナクラマスターS氏(45歳)とともに「オナクラA」へ向かいます。
しかし店舗へ向かうと思いきや、最寄り駅から電話を掛けると、そのまま指定のレンタルルームへ直行となりました。
コロナの感染拡大防止策として、「少しでも三密を回避する方法」なのでしょう。
通常は、
「店舗で受付し、キャストと一緒にホテルやレンタルルームへ移動、サービスを受ける」
という流れのお店です。
アフターコロナを考えると、この業界も現地集合・現地解散が主流となりそうですね。
さてレンタルルームに到着すると、すでにキャストの女の子が待っていました。
サイトのプロフィールに「志田未来似の爆乳(Hカップ)」とありましたが、見事に一致するみさきさんが本日のお相手です。
パネマジ、つまりパネルマジック詐欺が無いだけでも、優良店であるとわかります。
今どき、パネマジのない風俗店など、五反田の格安デリヘル店とここぐらいでしょう。
もっとも、五反田のお店は全く別の意味でですが。
みさきさんは、その童顔からは想像できない豊満なバスト。
巨乳なのに細いウエストから小ぶりなお尻へ続くラインが美しい、エロティックな体の持ち主です。
基本的にチェンジはNGのオナクラが多いので、こんな女の子を引き当てたら間違いなく大当たりです。
料金は前払いで、事前にネットで選んだオプションをキャストが持参します。
本日、オナクラマスターS氏が選択したのは、
「乳首なめ」
「顔面騎乗」
「生乳揉み&吸い」
の45分コースです。
手元のオプション表を見ると、ほかにも
「つばローション(無料)」
「ビンタ(有料)」
「急所踏み攻撃(有料)」
「女の子のオナニー観賞(有料)」
などがあります。
筆者が驚いたのは「おしっこぶっかけ(わりと高額)」でしたが、男性はこれの何が嬉しいのでしょうか・・・。
トータルで50種類くらいありそうです。
なぜこの仕事をしてるの?
プレイ前、S氏がシャワーを浴びている間、私は興味本位でみさきさんへいろいろと質問をしてみました。
「みさきさん、このバイトを選んだ理由を教えて下さい」
「お金が欲しかったからかな。全身脱毛にプチ整形とか、色々お金掛かるし。」
「風俗のお仕事は慣れてるんですか?」
「このお店が初めてで、ここだけ。」
「仕事をして良かったと思うことはありますか?」
「出勤日数を自分で調整できるからすごい楽。それでも多い日には日給5万円稼げるし。」
「5万円!本当ですか!?」
オナクラと言えばソフト風俗の代名詞で、本番はしないお店のはずです。
それなのに私の10日分の稼ぎを日給で稼ぐとは、私にもできそうな気がしてきました。
興味がわき、次々に質問を重ねます。
「見知らぬ男性と裸で触れ合うことに抵抗はありませんか?」
「最初はあったけど、今は慣れたかな。アソコ舐めなくていいし、手でオナニー手伝うくらいならいいかな、ってノリで始めたんだけど。」
「ハードな対応を要求する男性客はいませんか?」
「いるけど、服脱いでいろいろするとオプション付いて稼ぎになるし、今は積極的にやるようになった(笑)」
そういえば筆者の友人で、男性専用のエステサロンでマッサージをしている女性がいます。
ある日お客さんから、
「3万円払うから、ハンドサービス(手コキ)してくれ」
と、いきなりお札を突き出されたことがあったそうです。
もちろん性的サービスのお店ではないのですが、彼女は3万円を返す勇気がなく、しかたなくお客さんのモノを握りました。
が、なんと、わずか1分で果ててしまったそうです。
その時、
「・・・これはコスパのいい仕事かもしれない」
と感じたのだとか。
そして彼女もオナクラで副業を始めてしまったのですが、そんなことを思い出しました。
最後に、筆者がもっとも気になる質問をぶつけてみました。
「実際に本番までヤったことは?」
「ある笑。カッコよければヤる。あと、おっぱい揉むのうまかったり、キスうまいと、ま、いっか…ってなる笑」
・・・やはりそうですよね。イケメンは、どんなときでも得をすると再確認。
イケメンでなくても、ムード作りが上手だったり、テクのある男性だと、気づくとベッドインしてることってありますし。
さて、シャワーから出てきたS氏。
意気揚々とマットに横たわり、45分間のガチバトルのスタートです。
気をきかせた筆者は、部屋のすみっこへ移動し、静かに2人の行為を見守ることにしました。
他人のセックスを見て興奮するとか、そういった趣味嗜好をあいにく持ち合わせていないため、とにかく「無になる」45分間でした。
できる風俗嬢はオプションで勝負
部屋のすみっこで静かに行為を見守りながら、筆者はみさきさんから、とあるテクニックを学びました。
それは、商売はなにかと「オプション勝負」ということ。
PCや車もカスタマイズが人気ですが、風俗に関しても、プレイ時間やオプションを細かく設定することでより多くの利用客を獲得できるのです。
基本料金が安いオナクラでは、キャストのランクにもよりますが30分コースの場合、3,000~5,000円程度です。
もはや、五反田の格安デリヘル店を利用する理由が見当たりません。
この日、みさきさんもパンツの中に手を入れさせ、
「動かしちゃだめだよ」とお客さんを焦らしています。
そこで我慢できず、指を動かしたら最後です。
彼女はにっこりと笑い、
「追加する?」
と、オプションを誘っていました。
――M女として、快感のリミッターを弾き飛ばす、寸止めテクニックの修得に励もうと誓ったのでした。

出典:厚生労働省「だらしない夫ではなく依存症でした」
【著者】炭汁稲門子
学生時代は麻雀で稼ぎ、卒業後はスポーツ新聞記者として三競オートも手掛ける。
今は風俗に詳しい士業者。
その筆致とは裏腹に、内田有紀似の美人。