人の性癖や男女の夜の営みは人それぞれ。
他人のセックスを笑うもんじゃない。
でも、女子たちは案外・・・どんな夜を過ごしているのか語り合っているもの。
あなたの性癖、お相手のお友達に筒抜けかも?
セナとフレッツ
もちろん、全ての女子がそういう話が好きなんじゃないけれど、割と好きな子は多くて、情報交換みたいな感じでお互いのパートナーの話をしてしまう。
そっちの描写が詳細な子もいる。
今回のお話は、今は絶賛婚活中のYちゃん。
彼女、会社の中で上司とそのまた上司2人と同時不倫しているツワモノである。
部長と課長、としよう。
本命は部長。この部長ズルいのだが、離婚するから待ってて、と言って何年経つやら。
でもYちゃんは健気に待っていた時期があった。
時々愚痴りながらも。
そんな折、寂しさを埋めるかのように現れたのが課長である。
一緒に旅行とか連れてってくれる優しい存在。
Yちゃんがわたしの家に遊びにきた時には、自分の仕事が終わってから迎えにきてくれててちょっと羨ましかった。
素敵じゃないの。
で、ある時、何がきっかけか知らないけど、なんかそんな話になった。
Yちゃんが
「わたし、細い人じゃないとダメなんだよねー。」
とか言い出したのが最初だったかしら。
曰く、課長はオーバーサイズらしい。
処女でもなんでもないYちゃんが、
「実はいつも痛いんだよね」
っていうくらい。
「それ、キツくない?」
「でもね、めちゃくちゃ早いの。セナだよ、アイルトン・セナ」。
それ以降わたしたちの間で、課長のあだ名は「セナ」になった。
もちろん、当のセナは、そんなことは知らない。
会ったこともないYちゃんの友達に早漏であることを知られている上、「セナ」とまで名付けられているのである。
そもそも私たち、セナの顔も名前も知らないし。
でも、
「すごく元気なでっかいセナ」。
友達の彼氏がどんな人かは気になるけれど、もうそれ以上の情報はいらないといった感じ。
次のお話は、最近彼氏ができたKちゃん。
お相手はデザイナーさんらしい。
芸術関係の人の生態をよく知らないわたしたちに色々話してくれた。
「Yちゃんの課長さんがセナなら、うちはフレッツかもしれない!」
「まじで?それ、やばくない?」
「そうなんだよねー。こんな早いの初めてだもん!
フレッツ光。光の速さである。
流石のセナも光速には敵わない。
もちろん、当のフレッツは、こんなことは知らない。
そもそもわたしたち、フレッツの顔も名前も知らないし。
でも、
「普通サイズで回数の多いフレッツ」。
友達の彼氏がどんな人かは気になるけれど、もうそれ以上の情報はいらないといった感じ。
あと、フレッツは、やたらと彼女の体をキツくかじるらしい。
アザになるくらい。
でも、さりげなくオシャレな会話だなあと思う。
「早漏」とか「みこすり半」とかダイレクトに言わないあたり。
フレッツ光がかっこいいかどうかは知らないけど、セナはかっこいいでしょ?
スーパースターだよ?
知らない女子から「早漏」って呼ばれるより、こっちの方がいいでしょ?
もちろん、そういう問題じゃない、と男性陣から言われるであろうことは100も承知だけど。
ガチ実名報道、会社行ったら笑ってまうやん!
社内恋愛。社内不倫。秘密の関係。そう思うかもしれない。
でも、全然秘密になってないこともある。
会社員時代の同期生だったSちゃんは、わたしの一番仲の良い友達でもあった。
同期入社だから気が合うのもそうだけど、お互いどうしようもない酒飲みなのがたまらない。
とってもスタイルの良い、かわいい女子。
ミニスカが似合いすぎる美脚の持ち主。
外見は真反対なんだけど、ものの考え方とかもすごく似てて本当に一緒にいて楽なお友達って感じで。
現地集合、現地解散の地方での研修の帰りは2人で新幹線居酒屋。
飲み出したら止まらないのはお互い様。
新幹線だろうがなんだろうがきっちり酔っ払う。
で、当時、わたしは社内に「○兄弟」を作ってしまっていた。
なんかセフレ感覚で。
その片方の話をしてしまった。
まあいいや、と思って。
「えー!全然気づかなかった!」
って言われて、ちょっと安心した。
そしたら。
「実はわたしはねー、Tさんとそんなことしてたんだよね。Tさん、わたしの脚がすごく好きなの!」
「え、知らんかった!Tさんって婚約中でしょ?」
「そうなんだけど、まあ、ね」
ここは魑魅魍魎の跋扈する職場か。
でもまあ、世の中そんなもんよね。
なんぼでもある話なのよきっと。
ちなみにこのTさん、その後婚約破棄になってしまった。
理由は知らない。
で、Sちゃんは社内の別の男性と結婚した。
わたしでもオススメしてたであろうナイスガイなので、心の底からよかったなあって思ってる。
悪気はないのよ
こうやって、まあ相手は選ぶし必ず女子同士だけど、喋っちゃうのって悪気はないのよ。
というのは、こういうごくごく個人的なことを話したくなるのは、
「わたしはこの人の、誰も知らないところを知ってるの」
っていうことが嬉しくて話してしまう、というのが共通点。
自慢の相手が自分だけに見せる部分というのが本当に嬉しいし幸せなのである。
もう一つは情報交換と品評。
「いや、それは流石にないよ!」
と思うような癖の持ち主が時々いる。
というか、そんなことするって、それ、遊ばれてるよ!と思うケースもしばしば。
で、だいたいそういう時は、本人も
「わたし遊ばれてるかも?」
って疑ってるから親しい友達に相談する、と言った感じ。
品評会はね、「えーそれいいなあ」って、それ以上のことはないんだけど妄想好きの女子はそういうのを純粋に楽しんでる、と言ったところ。
恋愛ドラマに感情移入するみたいな感じよね。
ニワトリタマゴ
ところで。時々ある議論。
「体が先?『お付き合いしましょ』っていう言葉が先?」
というもの。
ここは大きく分かれる。
後者はともかく、体が先女子の考えてることとしては、
・付き合い始めて、いざヤッてみたら最悪だったという事態を避けたい
・「この人、普段はこうやって澄ましてるけど、ソノトキってどんな顔するんだろ?」という好奇心
まあどっちにしろ、興味のない相手とはヤらない。
当然か。
わたしの大好きな友人のひとり、だいぶ年下のAちゃん。
美人なのにサバサバ加減がすごい。
ある時こう言い放って、わたしはすごく感動した。
「いや、とりあえず寝てみて、ダメならダメって早く判断した方がいいですよね」
彼女のスゴいところは、彼氏がいながら勢いで他の男子とうっかり夜を過ごしちゃて、それを彼氏に報告しちゃうところである。
そして別れて、夜を過ごしちゃった方にスムーズにお乗り換え。
潔すぎて惚れる肉食女子である。
それはともかく、女子はおしゃべり好きだよねーっていうのは当たっている。
陰でなんて呼ばれてるかは気にしなくていい。
会話の内容はどうあれ、彼女はあなたのことが自慢に思っているからこそ友達に話すのである。

画像提供:消費者庁「毒キノコによる食中毒に注意!」
<うさぎ66号>
京都大学理学部在学中から夜の世界を渡り歩く、超高学歴のGカップ痴的災女。
「京大生のバニーがいる!」と話題になり、お店を満員にしたことも。
就活では面接担当者に口説かれ、カラダを知り尽くす主治医にも言い寄られるなど、経験人数は両手両足を超える。
いろんな男性のシモの事情、知り尽くしてます。
今日もご指名お待ちしてます。
