Googleが提唱した心理的安全性は、恋愛でも有効

恋愛
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恋愛でもっとも大切な部分が、コミュニケーションだと考えられます。そのコミュニケーションにおいて、重要なポイントは何でしょうか。巷にはさまざまなコミュニケーション理論がありますが、どれも表層的なものですよね。では、表層ではない、本質的な意味でのコミュニケーションの極意をみていきましょう。

Googleが提唱した心理的安全性とは?

インターネットの検索を司るGoogle。

彼らは、検索アルゴリズムという世界でももっとも重要な技術を持っています。よって、そこで働く技術者も世界最高クラスのソフトウェアエンジニアばかり。優れた知能を持つ彼らが、できる限り気持ちよく、自由闊達に意見を交わしてもらえるよう、さまざまな仕組み・仕掛けが施されています。

そのひとつに、「心理的安全性」があります。心理的安全性とは、サイコロジカル・セーフティと呼ばれるもので、すべてのクリエイティブ(創造性)の土台になるものです。つまり、仮に何を言ったとしても、批判されず、受け入れられ、あなたは間違っていないと保証してもらえる安全な心理的空間を指します。

参考文献:The five keys to a successful Google team

re:Work - The five keys to a successful Google team
Pod. Work group. Committee. Autonomous collective. Whatever you call it, you’re part of one at Google and probably wherever you work: a team. So if we know what...

上記の表を順番に解説すると、

  1. 心理的安全性
  2. 信頼性
  3. 構造と明瞭さ
  4. 仕事の意味付け
  5. 仕事の影響力・インパクト

そして、①の部分が心理的安全性です。

すべての土台になっていることがわかると思います。

実はあらゆるコミュニケーションにおいて、これほど大切なことはありません。仕事でも恋愛でも同様なのです。

Googleが心理的安全性を重んじるわけ

では、なぜGoogleは心理的安全性を重んじるのでしょうか。それは、意見の否定=人格の否定だと解釈する人が、(それが仮にGoogleであっても)非常に多いからです。Googleという世界最高峰の職場でありながらも、自分の言ったことに反対意見が来たら、それは自分の存在を脅かされる脅威だとみなす人が多いということを意味しています。

意見の否定は決して相手の人格を否定したわけではありません。しかし、なぜこのような「認知のゆがみ」が生じてしまうのでしょうか。それはひとえに、Googleクラスの職場になると、仕事=自分の存在意義をかけた取り組み、と解釈する人が多く、それだけ仕事に人生を賭けているからではないでしょうか。

仕事に人生のロマンを載せているからこそ、意見を否定されたら、それまでの人生をすべて否定されたかのように感じてしまうと、そういう理屈なら、理解できますね。

しかし、意見の否定は決して人格の否定ではありませんと、Googleが高らかに掲げることで自由闊達な意見と萎縮を防ぎ、創造性の高い職場が実現できているということです。

恋愛でも必要な、心理的安全性

この心理的安全性は、恋愛のコミュニケーションにおいても有効です。

特に、恋愛がスタートした初期と、慣れてきたころ。パートナーとのコミュニケーションにおいて、

○最後まで聞く姿勢

○相手を否定しない相槌

○受け入れているという態度

といったものは非常に重要だと考えられます。

おそらく、Googleが心理的安全性の上に信頼性や仕事の意味を載せているように、恋愛でも心理的安全性の上に、お互いの信頼や生きる意味といった、人生に大切な部分が載ってくることでしょう。

このように、恋愛においてはあまり「科学」が持ち込まれることはありません。あるとしても、パートナーをひとりの人間としてみなさず、性の対象としてしかみていない謎理論が多くなっています。

しかし、ビジネス世界の科学やコミュニケーション術は、恋愛でも多いに応用できます。仕事ができるあなたなら、その有効性は理解できるのではないでしょうか。

距離を縮めるのに大切な、聞く姿勢

ところで、コミュニケーションは「何をいうか」に注目が置かれがちですが、実際は「何を聞くか」「何を話してもらうか」の方が大切です。もちろん、誰しも自分の話を聞いてもらいたく、話したいものです。自分を語りたいという欲求は、この先行き不透明な時代に、自分の存在や愛を確認する意味でも、強い衝動なのです。

好きな相手には、思う存分語ってもらいましょう。

これは片思いといいますか恋愛の前段階でも有効です。

人は、親しい相手に打ち明け話をするのではなく、打ち明け話をした相手を親しいと思う傾向があります。

よって、心理的安全性を築いて、なんでも聞く姿勢、最後まで聞いてから、こちらの意見をいう態度を貫けば、心の距離がより深まることでしょう。

相手の「話したい欲」を刺激するマジックワード

先程、恋愛の「謎理論」が多いと書きましたが、それでも謎理論の中にも有効なコミュニケーション術はあります。相手の「話したい欲」を刺激するマジックワードです。

それが、

「大変じゃない?」

という言葉です。『「美女と野獣」の野獣になる方法』(水野敬也 著)では、これが女性の愚痴とお酒を引き出す会話術として紹介されています。

「大変じゃない?」と聞くことで、パートナー、とくに女性はどんどんお酒が進んで、心を許してくれるというわけです。確かに女性から見ても、このワードは魅力的です。とっても話したくなってしまいます。

さらに、この本では、「大変じゃない?」の前に「意外と」をつけ、

「意外と大変じゃない?」

と聞くことで、まったく大変ではないことでも、どんどん喋らせてしまうマジックワードとして紹介されています。「意外と大変じゃない?」というワード。面白いのではないでしょうか。

Googleの心理的安全性と、恋愛の関係

このように、心理的安全性を築いてどんどん相手に打ち明け話をしてもらい、同時に心の距離を縮める。非常に魅力的なコミュニケーションです。

一般的に、女性の話は「オチがない」といわれます。仲の良い男友達相手のときのように、シビアに「会話のネタの質」を求めると、女性には嫌がられてしまいます。また、こちらも一般論ですが、男性は会話や愚痴に「アドバイス」をしがちで、ただウンウンと共感を持って聞いて欲しがる女性との間に、コミュニケーションギャップがあるといわれています。

しかし、アドバイスしてもいいのです。ただし、タイミングを見極めましょう。まだ相手が話している最中にアドバイスすると、心理的安全性が構築されておらず、「自分を否定された」と受け取られかねません。

アドバイスしたくなり、仮に相手へ「それは違うんじゃないかな」と意見するとしても、最後まで聞いてから。心理的安全性を築いてからのほうが、何倍もコミュニケーションの質が高まります。

まとめ

恋愛のパートナーシップにおいても、心理的安全性が構築されているならば、その上に良質なコミュニケーションと有意義な議論を交わせます。「女性とは話が弾まない」「女性はこちらの意見をすると嫌がる」など、相手の責任にするのではなく、ビジネスと同じように自責思考で考えてみてはいかがでしょうか。

もしかしたら、コミュニケーションがうまく成立しないのは、この心理的安全性が構築されていないからかもしれません。反対にいえば、心理的安全性が築かれていれば、良質な会話を楽しめるのです。

ぜひ、心理的安全性を構築し、「意外と大変だったんじゃない?」という言葉で話を促し、聞き上手になってください。ビジネスコミュニケーションと同様、きっと実り多い会話になるはずです。


参考文献:『「美女と野獣」の野獣になる方法』(水野敬也 著)


書き手:名もなきライター(S.Watanabe)

プロフィール:ライター歴5年。恋愛経験は乏しいが、なぜか無職になってから最高の男性とマッチングし(たつもり)、毎日幸せに暮らしている(はず)

ツイッター:https://twitter.com/writer_noname
ブログ:https://www.kazinc.org/


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【あらすじ】
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不二夫のフレグラン
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